
みっつー
@32CH_books
2026年1月28日

本当にためになる ゲームの歴史
岩崎啓眞
読み終わった
おかしい、お金が足りない。
朝起きて、寝るまでの間に、しかもそれを数日続けているだけでも、「さすがにお外に出ないとこのまま布団と同化しちゃうなぁ〜むにゃむにゃ」と堕落していたとしても、気づけばお金がなくなっている。
生きているだけで、お金がかかる。
もちろん、実際に“何もしていない”のにお金がなくなるなんてことは基本的にない。
NetflixやApple Musicなどの課金、僕はゲーム実況という活動をしているので、オンラインサービス(PS5やNintendo Switch内で通信プレイをする人には加入必須のサービス、ちなみに僕は通信プレイという意味ではほぼほぼ使っていないそんな友達が僕にはいない)に加入していたり、配信したり、ゲームソフトをダウンロードするためにWi-Fiの料金も支払っていたりする。
ここまで書いてもうすでに吐きそうである。
どんだけ金使ってんだ生きることに。払っても死ぬし、払わなくても死ぬのかこの世の中は。
自転車操業みたいな人生である。
そこからもちろん、食費や、ゲームソフトを買うお金、本を買うお金、なんか諸々かかる。実家暮らしなので、甘えさせてもらっている部分も多いじゃないかという意見もあると思うが、黙れ、マジで本当にお金がない。
どうして神様は『どうぶつの森』のように岩を叩くだけでお金が出てくるような世界にしなかったのだろうか。
『龍が如く』のように拾って売れるアイテムがキラキラと光っていたりしないのだろうか。たまたま拾ったロッカーキーでロッカーを開けて、中に入っていた金色の皿を質屋に持って行くことができる世界にしてくれなかったのだろうか。
まぁそんな都合のいい世界で成り立つわけないのだけれども、そんなことを思うほどに僕の心は荒んでしまっている。
岩を叩いて出てくるお金って正直怖いし、見知らぬ人のロッカーキーを使ってロッカーを開けて、もしも液体に浸かったお肉とか出てきたら『水曜日のダウンタウン』のひょうろくさんみたいにオドオドしちゃうと思う。
何もしなくてもお金が吸われていく。
それすなわち、何もしなくてもお金が徴収できるシステムが、この世の中には蔓延しているということでもある。
そう、それがビジネスだ。
我々はビジネスによって飼い慣らされている。
今の僕からU-NEXTを取り上げれば発狂し、川へと頭から突っ込み、そのまま海に流れ着き、色々あってマグロ漁師になると思う。
Wi-Fiがなくなればもっとやばい。
多分、解約したその日に体が爆散する。
賭けてもいい。
幸せで、楽な生活を送ることはタダではない。
それらを享受したければ、システムに金銭を支払う必要が出てくる。
そして、現在のビジネスが生まれてくる以前から、あらゆる試行錯誤があったことを、我々は知らなくてはならない。
今回は岩崎啓眞さんの『本当にためになるゲームの歴史』という本を紹介したい。
この本は帯にも書いてある通り、アーケードゲームやソシャゲがプレイヤーからどうやってお金を稼いでいくかということにどんなアイデアが使われていたのかということを、なんと50年分の歴史を通して書いてくれている一冊である。
ちなみにアーケードゲームというのは、ゲームセンターに置かれているでっかいゲーム機とかのことを言います、マリオカート、太鼓の達人、鉄拳、ストリートファイター、あとUFOキャッチャーもそうですね。
ソシャゲは、ソーシャルゲームのことで、ウマ娘、原神、パズドラ、モンストとかのスマホやPCで遊ぶインターネットを介して遊ぶゲームのことです。僕はポケポケが好きです。
アーケードゲームの歴史なんかも非常に面白い。
ゲームセンターのゲームといえば、硬貨(最近は交通系やペイ払いも可)を入れて遊ぶというイメージがあると思う思うけれど、回転率などを考えた時に一人のプレイヤーにずっと同じゲームをワンプレイ100円のみで遊ばせるわけにはいかないため、ステージが進むにつれて難易度を爆上がりさせたり、制限時間をつけたりといった工夫をしていたり、太鼓の達人などの音ゲーに関しては確実に一曲、二曲でプレイを終わらせることができる。
比較的、最近めのゲームであれば、ガチャでゲットしたレアアイテムは、手に入れてしまえばそれ以上ガチャを引く必要がなくなるため、その対策として合成・強化のシステムを導入した。
これによってレアアイテムを強化させるためにまたガチャを引く必要性が出てくるので、プレイヤーを課金させたりできるということである。
こういったビジネスの発想を知ることができる本というのを初めて読んだのでとてもとても新鮮だった。
もちろん、これらの発想は素晴らしいものの数々だけれども、こういったビジネス方法を知ることってもしかすると節約にも繋がるのかもしれないという風に感じた。
ビジネスを知るということは、「今本当に必要としていること」なのか「本当は必要としていない」ものなのかを把握することができるのでは?と感じる。
ビジネスの本を読んで、ビジネスを否定するみたいな書き方になってしまっている気がするけれど、色んな人たちのアイデアの上で私たちは生活し、娯楽を享受している。
しかし、その中には確実に自分たちを金儲けの相手としか思っていないビジネスも確実に存在している。
そういう意味合いで、ビジネスを知るということは、簡単に言えば節約につながるのではないか、という発見に至ったのである。
自分が興味のある“ゲーム”という視点からビジネスを知ることができて、とても楽しい経験になりました。
普通の儲けるためのビジネス書だととっつきづらい、でもゲームは好き!という人にもおすすめです。



