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@bookuma
2025年3月11日

アルジャーノンに花束を新版
ダニエル・キイス,
小尾芙佐
読み始めた
「読んだふり」をしてきた本だ。
手に入れた当時、冒頭と最後だけを読んで何が書かれているのか分かったつもりになっていた。あまりに有名な本なので、他の人が読んだ記憶をまるで自分のもののように勘違いしていたふしもある。
最近、とある人の話でこの作品の名前が出てきて、頭の中にパッと表紙が思い浮かんだ。そしていくつかの出来事が重なって、本棚の奥から埃まみれのこの本を取り出した。
見つけるのには15分ほどかかった。なぜか単行本で持っていると思っていたから。我が家にあったのは文庫本だった。どうやら記憶違いをしていたようだ。
本にはインクが薄れたレシートが挟まってきた。2008年5月29日。誰が与えてくれた本なのか、今ではもう思い出せない。

