橘海月 "天龍院亜希子の日記" 2026年1月31日

橘海月
橘海月
@amaretto319
2026年1月31日
天龍院亜希子の日記
主人公の譲は27歳、転職した人材派遣会社は忙しく、産休明けから時短で復帰した岡崎の分まで負担がのしかかる。同期のふみかは岡崎を露骨に嫌い、他の女性陣と悪口ばかりだ。 恋人とは別れ損ねているうちに相手の親が倒れて、なんとなく結婚する流れになって…と、途中まで物語の流れが掴めず、優柔不断な譲にいらいらした。でも徐々に譲がらしくない行動をとるにつれ、彼とその不器用さが嫌じゃなくなってきた。 すごく仕事ができるのに、産休明けの時短も子供に振り回されうまくいかず、二人目の妊娠をきっかけに辞めざるを得ない岡崎や、負担を引き受けては攻撃的になるふみかなど、登場人物は個性的な女性が多い。 その中で恋人の父親が主人公に放った「それが巡り巡って、君のためにもなる気がする」はよかった。先生として長年生きてきた父親の、口調やその表情まで浮かぶようだった。
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