W7Ed "しごとをみつけたサンタさん" 2026年2月1日

W7Ed
@4nTeG00N
2026年2月1日
しごとをみつけたサンタさん
しごとをみつけたサンタさん
こみやゆう,
スティーヴン・クレンスキー,
S.D.シンドラー
今までにない新鮮な視点の絵本だった。サンタさんの話といえば、子どもたちが寝てる間のサンタさんの活動とか、サンタさんの家の秘密とか、起源とかだろう。  ところが、ここで語られるのはサンタさんの知られざる過去、つまり「サンタクロースZERO」。小学校高学年や、中学生にぜひぜひ読んで笑ってほしい。  1人の若者だったサンタ氏、まさかの失業者でスタート。ここから様々な職業を経てサンタクロースになってゆくのだけど、とってもユニークな展開でなるほど〜!とうならされる。こども達のサンタさんへの疑問はほぼカバー。  面白いのが、こどもたちのためにサンタさんがいたのではないところ。ある不器用な男が失敗しながら仕事を転々とするうちにアイディアと役割が生まれ、こどもたちへの幸福に繋がる。  自分の幸福から利他に繋がる。人生遠回りや無駄は無価値ではない。普遍的なテーマを含んだ楽しくも味わい深い物語だった。  徹底して楽しく読めて、教育的、啓発的でない物語を見つけるのは案外難しい。そこに含蓄のある物語を見つけるのはさらに難しい。  全く季節外れだけど、大当たり絵本だった。
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