逢田ぞろん "戦場体験者 沈黙の記録" 2022年2月14日

戦場体験者 沈黙の記録
抑留経験など、被害者の立場からは声高に戦場体験者の悲惨さを語られることはありますが、加害者としての体験が語られることはほとんどありません。戦後70年目の世の中を見ているとまさに「史実は政治の道具と化す宿命」。各証言内容も衝撃的ですが、本書の白眉は証言そのものではなく、記憶と記録を巡る人間の態度かも。筆者の、記憶へのアプローチの技術や史観に、我々は大いに学ぶべき。読んで「戦争は人を変える」ということを「自分のこととして」考えてみて欲しい。『帰還兵はなぜ自殺するのか』と併せて読んでも理解が深まるかと。
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