
瑞
@ml65k
2026年2月4日

雪のうた
左右社編集部
読み終わった
雪に音階あるものならばいま高いシのあたり 熱い紅茶を淹れる
外に降る雪の様子はみてるからあなたは鍋の様子をみてて
六面のうち三面を吾にみせバスは過ぎたり粉雪のなか
東京の人は知らないだろうけれど雪はときどきひかるよ、青く
さようならが機能をしなくなりました あなたが雪であったばかりに
会えないことが雪みたいできれいだった 夜の住宅街を歩いた
暗やみにふればしばらく明るみて雪の最期は溺死か焼死
白ければ雪、透明なら雨と呼ぶ わからなければそれは涙だ
君とした雪合戦のあの雪の白さを超えるものはまだない
そのなかに自分が入っているようなギターケースの黒革に雪
選びきれなかった