
ルイス
@lou2s
2026年2月4日

人生写真館の奇跡
柊サナカ
読み終わった
「たった一日ではありますが、過去に戻って、一枚だけ写真を撮り直すことができます」
天国までの道の途中に佇む写真館と、その案内人平坂。そこに訪れた九十二歳の老婆、四十七歳のヤクザ、そして七歳の子どもが、自分の走馬燈の写真を撮り直すため、過去に戻って人生を振り返るファンタジー。
どの話もほっこりと心温まるものばかりだが、第一章が実話を元にしていると知り、余韻がより深く、園長先生の生き様に感銘を受けた。
ねずみくんの第二章も印象的で、特に鰐口さんが自らの命をもって、「命」そのものの意味をねずみくんに示すところが心に残った。『直したかった』って泣ける。
ミステリー要素もあり、伏線や謎もしっかりと回収されていて読み応えがあった。作者初読。他の作品もぜひ読んでみたい。
『人生に、「たら」も、「もしも」もない。今は、自分の選び続けてきた分かれ道の結果でできている。』




