コスギ "なぜ人は自分を責めてしまうの..." 2025年3月17日

コスギ
コスギ
@mekemoke
2025年3月17日
なぜ人は自分を責めてしまうのか (ちくま新書)
とんでもない本を読んでしまった。なんとなく手をつけづらくて置いていたけど、一気に読了してから、天を仰いで頭を抱えた。 コーチやコーチを目指したい、「ケア」をする側の人は全員読むべき。 あと、女性にもオススメしたいけれど、これまでの違和感を言語化されて「しまう」ので、認めたくない感情や認めてほしかった感情や新しい価値観が怒涛のように入ってくるので、人とタイミングを選ぶんじゃないかなと、個人的には思います。良くも悪くも力が抜ける。 自分の感覚は間違っていなかったという思いと、自分の解釈が間違っていたんだなという思いと、過去のことがフラッシュバックしそうになって、私はやっぱりサバイバーだったのかという納得感と、子どもらへの対応と、成長した彼らの行動と、共通敵のようになっている姑の存在と、夫の存在と、そして、自分の仕事の仕方と、クライアントさんへの対応と、成功体験と失敗体験と……いろんな、本当にいろんなものがブワーーーーーーーーーーーーッと竜巻のように頭の中を駆け巡っています。涙が出そうになるのに、怒りや悲しみや喜びや恐れがしっちゃかめっちゃかになってしまって。 で、ここまで書いてようやく、呼吸が浅くなっていたことに気づいて深呼吸しています。 ケアの持つ支配性は「〜してあげたい、を理由に行動するのって危ういな」「起業を目指す人のネガティブミッションはやばいだろうな」と、うすうす勘づいていたけれど、見て見ぬふりをしていたかもしれない。ここまで丁寧に論理的に説明されて、納得せざるを得なくて知ってしまったら、もう戻れない。戻りたくない。 今日からお彼岸だ。再出発しよう。 ああ、ちょっと泣けてきた。私は私で生きていいんだ。
読書のSNS&記録アプリ
hero-image
詳しく見る
©fuzkue 2025, All rights reserved