なぜ人は自分を責めてしまうのか (ちくま新書)

88件の記録
うーえの🐧@tosarino2026年4月6日読み終わった⭐️⭐️⭐️ 【「自分が悪い」は心を守る盾だった――『なぜ人は自分を責めてしまうのか』が解き明かす自責の正体】 あなたは今、何かにつけて「結局、自分が悪いのではないか」と自分を責めてしまっていませんか? 仕事でのトラブル、人間関係の摩擦、あるいは何もない平穏な日々にさえ、ふと胸の奥から湧き上がってくる「申し訳なさ」や「自分なんて」という感情。もし、その見えない重たい荷物に心当たりがあるなら、信田さよ子氏の『なぜ人は自分を責めてしまうのか』(ちくま新書)は、まさに今、あなたが読むべき一冊です。 本書が提示する最も衝撃的で、そして深い救いとなる事実は、「自責感とは、決してあなたの性格がネガティブだからでも、心が弱いから生じるものでもない」ということです。長年、家族問題などの過酷な臨床現場に立ち続けてきた著者は、自責感を「理不尽な環境を生き延びるために生み出された、究極のサバイバル戦略」であると看破します。 理由もなく否定されたり、気分次第で理不尽に怒られたりする環境下では、世界は文脈(理由)のない「カオス」です。その恐怖と苦痛に耐えるため、人は「自分がダメだから怒られるのだ」という強引な“因果関係”を自ら作り出します。そうすることでしか、精神の崩壊を防げなかったのです。つまり、あなたが抱える「自分が悪い」という苦しい思い込みは、かつてのあなたが、あなた自身の心を守るために必死に作り上げた「盾」だったのです。 世の中には「自己肯定感を高めよう」「もっとポジティブになろう」と説く本が溢れています。しかし、本書はそうした安易な自己啓発とは一線を画します。「愛」や「あなたのため」という言葉の裏に潜む支配の構造を鋭く解体し、なぜ私たちが「自分を責めるように仕向けられてきたのか」を論理的に解きほぐしていくプロセスは、知的な発見に満ちています。 「自分を責める」という行為の背後にある構造を理解したとき、長年背負ってきた呪縛からふっと解放されるような感覚を味わうはずです。 本書は、ただ心を慰めるだけのものではありません。理不尽な世界を生き延びてきたタフさを肯定し、これからを生きるための「新しい視点(パラダイム)」を手渡してくれる、力強い連帯の書です。自分を責めることに疲れてしまった時、ぜひこの本のページをめくってみてください。きっと、思いがけない視座から、心がふっと軽くなる光が差し込んでくるはずです。

Fumi@shimfum2026年4月2日読み終わった自分を責めることの多い私を見て、夫が買ってくれた。自分のことを考えるきっかけだけでなく、子にどう接するかを改めて考える機会になった。 親という強い立場は、子供を支配し得る。純粋な心で愛情を受け取ってくれる子供に、親が依存し得る(「共依存」)。親子って、人間関係として危うさを伴うものだと改めて思う。安易な言葉選びでは、気が付かないうちに子供に偏見などを与える可能性もあると思った。言葉をもっと大事にしよう。

ようちゃん@styosuke2025年12月29日読み終わった共依存という言葉を知った。ケアをしている、それが支配につながる。自責は全てを自分のせいにしてしまえば解決するというロジックから成立する。 子供にも文脈がある。特別視は不要だが、生まれさせられた存在として丁寧に接するべき。
れおぴん@leopin08012025年12月26日気になる読みたい河出書房新社 Xより 『本の虫の巣窟な小社スタッフが2025のベストバイ…否「なぜこの傑作がうちの本じゃない?!」と絶叫した本を告白する年末企画』で紹介

解毒梨@iscdki2025年12月3日読み始めた自分の柔い部分に触れるためちょっとこわいので終末章より読み始めた。愛着障害や、母娘関係、虐待、DVなどへのずいぶん赤裸々に、尖った言葉で書かれているなと思った。きつい印象を受けたが、著者の言葉のように、明日生きるか死ぬかという経験の言語化を生半可にされたほうがきつかった。これは著者の一意見としてふ〜んとよめそうだ。文体から信田さよ子さんはきっと早口なんだろうなあと想像した。
- もふもふ毛布@mofu-mofu2025年10月21日買った読み終わった第2章の「権力は状況の定義権である」ということ。家父長制の嫌なところは、そういうことなのだと思う。 第5章の自助グループについての記述で「言ったことがそのまま、乾いた地面が雨を吸い取るように消えていくというのが、グループの理想です。」とあった。日常の対話でも、そういうことがあるのかもしれない。共感でも、コメントでもなく、ただただ受け止めてほしいときもある気がする。 女性はコメントではなく共感を求めているという画一的な言説には疑問を持っているので、年齢性別を問わず、相手がどうしてほしいのか、自分がどうしてほしいのかを考えていきたい。


- さみ@futatabi2025年4月30日読み終わったこの本では母と娘が主に取り上げられているけれど、それだけでなく、教師と生徒とか、「人権は対等にあるけど」けして関係性としては対等でない人たちの構造を捉えながら見守れるようになろう


シクロ@sicrobei2025年4月7日読み終わったフーコー「権力は状況の決定権である」 この前、病院で選択肢が一つしか示されなくてモヤっとしたことがあった。一つに決められることへの反発感がある。昔はむしろ決められることに従っていて、そうでない選択をしないように先回りしていた。自分の自責感はこういうところからなのだろうか。




- さみ@futatabi2025年4月6日読んでる3章まで 「愛という言葉を使わなくても、十分に私は人は人を大切にできると思う」 ここ3年くらいふわっと考えていることのひとつ。松浦理英子さんの『ヒカリ文集』のヒカリのふるまいや年森瑛さんの『N/A』でうみちゃんがナプキンを差し出すシーン、映画『覇王別姫』で中毒になった蝶衣を菊仙がみるシーンなど、一挙に思い出した。愛に結びつけられないケアがもっと普通のこととして、世に溢れることはあるのかな。




- さみ@futatabi2025年3月25日読んでる信田さよ子さんの本をちゃんと読むのははじめて。傷つけるために現実を突きつけるのではなくただ真摯に原因を探る姿勢や、考えることそのものを肯定するような語り口に、これが……みたいに、思わずかしこまってしまった! 読んでいて気になったこと ・同じ悩みを持つ仲間のグループを探すこと……『マイノリティのつながらない権利』、読むの再開したい。自分で自分を肯定しきるのはむずかしいこととしながら、近しい状況の他者を自分で探すっていうのも色々なハードルがあるなあと感じたので。こうして本を読んで手がかりを探して自分にできることを実践して、その分でゆとりができたらつながりに取り掛かる、という流れがうまくできたらいいのだけど。書きながら、自分の場合であればまずは自分で掘り下げられるところをひたすらやってみてからだな、と思ってきた。 ・オープンダイアローグ 横道誠さんの『もしもこの世に対話がなかったら。』気になっていたから読もう〜 ・カウンセリングに来談する母の9割は娘との関係性の「悪化」の原因を娘か外部に求めていて自分を可能性に入れていない、自責思考をしがちな人はこうしてカウンセリングにも来ないのだとしたら、あげられていない声はどうしたら聞けるのか


コスギ@mekemoke2025年3月17日読み終わったとんでもない本を読んでしまった。なんとなく手をつけづらくて置いていたけど、一気に読了してから、天を仰いで頭を抱えた。 コーチやコーチを目指したい、「ケア」をする側の人は全員読むべき。 あと、女性にもオススメしたいけれど、これまでの違和感を言語化されて「しまう」ので、認めたくない感情や認めてほしかった感情や新しい価値観が怒涛のように入ってくるので、人とタイミングを選ぶんじゃないかなと、個人的には思います。良くも悪くも力が抜ける。 自分の感覚は間違っていなかったという思いと、自分の解釈が間違っていたんだなという思いと、過去のことがフラッシュバックしそうになって、私はやっぱりサバイバーだったのかという納得感と、子どもらへの対応と、成長した彼らの行動と、共通敵のようになっている姑の存在と、夫の存在と、そして、自分の仕事の仕方と、クライアントさんへの対応と、成功体験と失敗体験と……いろんな、本当にいろんなものがブワーーーーーーーーーーーーッと竜巻のように頭の中を駆け巡っています。涙が出そうになるのに、怒りや悲しみや喜びや恐れがしっちゃかめっちゃかになってしまって。 で、ここまで書いてようやく、呼吸が浅くなっていたことに気づいて深呼吸しています。 ケアの持つ支配性は「〜してあげたい、を理由に行動するのって危ういな」「起業を目指す人のネガティブミッションはやばいだろうな」と、うすうす勘づいていたけれど、見て見ぬふりをしていたかもしれない。ここまで丁寧に論理的に説明されて、納得せざるを得なくて知ってしまったら、もう戻れない。戻りたくない。 今日からお彼岸だ。再出発しよう。 ああ、ちょっと泣けてきた。私は私で生きていいんだ。








































































