なぜ人は自分を責めてしまうのか (ちくま新書)

57件の記録
- さみ@futatabi2025年4月30日読み終わったこの本では母と娘が主に取り上げられているけれど、それだけでなく、教師と生徒とか、「人権は対等にあるけど」けして関係性としては対等でない人たちの構造を捉えながら見守れるようになろう
- シクロ@sicrobei2025年4月7日読み終わったフーコー「権力は状況の決定権である」 この前、病院で選択肢が一つしか示されなくてモヤっとしたことがあった。一つに決められることへの反発感がある。昔はむしろ決められることに従っていて、そうでない選択をしないように先回りしていた。自分の自責感はこういうところからなのだろうか。
- さみ@futatabi2025年4月6日読んでる3章まで 「愛という言葉を使わなくても、十分に私は人は人を大切にできると思う」 ここ3年くらいふわっと考えていることのひとつ。松浦理英子さんの『ヒカリ文集』のヒカリのふるまいや年森瑛さんの『N/A』でうみちゃんがナプキンを差し出すシーン、映画『覇王別姫』で中毒になった蝶衣を菊仙がみるシーンなど、一挙に思い出した。愛に結びつけられないケアがもっと普通のこととして、世に溢れることはあるのかな。
- さみ@futatabi2025年3月25日読んでる信田さよ子さんの本をちゃんと読むのははじめて。傷つけるために現実を突きつけるのではなくただ真摯に原因を探る姿勢や、考えることそのものを肯定するような語り口に、これが……みたいに、思わずかしこまってしまった! 読んでいて気になったこと ・同じ悩みを持つ仲間のグループを探すこと……『マイノリティのつながらない権利』、読むの再開したい。自分で自分を肯定しきるのはむずかしいこととしながら、近しい状況の他者を自分で探すっていうのも色々なハードルがあるなあと感じたので。こうして本を読んで手がかりを探して自分にできることを実践して、その分でゆとりができたらつながりに取り掛かる、という流れがうまくできたらいいのだけど。書きながら、自分の場合であればまずは自分で掘り下げられるところをひたすらやってみてからだな、と思ってきた。 ・オープンダイアローグ 横道誠さんの『もしもこの世に対話がなかったら。』気になっていたから読もう〜 ・カウンセリングに来談する母の9割は娘との関係性の「悪化」の原因を娘か外部に求めていて自分を可能性に入れていない、自責思考をしがちな人はこうしてカウンセリングにも来ないのだとしたら、あげられていない声はどうしたら聞けるのか
- コスギ@mekemoke2025年3月17日読み終わったとんでもない本を読んでしまった。なんとなく手をつけづらくて置いていたけど、一気に読了してから、天を仰いで頭を抱えた。 コーチやコーチを目指したい、「ケア」をする側の人は全員読むべき。 あと、女性にもオススメしたいけれど、これまでの違和感を言語化されて「しまう」ので、認めたくない感情や認めてほしかった感情や新しい価値観が怒涛のように入ってくるので、人とタイミングを選ぶんじゃないかなと、個人的には思います。良くも悪くも力が抜ける。 自分の感覚は間違っていなかったという思いと、自分の解釈が間違っていたんだなという思いと、過去のことがフラッシュバックしそうになって、私はやっぱりサバイバーだったのかという納得感と、子どもらへの対応と、成長した彼らの行動と、共通敵のようになっている姑の存在と、夫の存在と、そして、自分の仕事の仕方と、クライアントさんへの対応と、成功体験と失敗体験と……いろんな、本当にいろんなものがブワーーーーーーーーーーーーッと竜巻のように頭の中を駆け巡っています。涙が出そうになるのに、怒りや悲しみや喜びや恐れがしっちゃかめっちゃかになってしまって。 で、ここまで書いてようやく、呼吸が浅くなっていたことに気づいて深呼吸しています。 ケアの持つ支配性は「〜してあげたい、を理由に行動するのって危ういな」「起業を目指す人のネガティブミッションはやばいだろうな」と、うすうす勘づいていたけれど、見て見ぬふりをしていたかもしれない。ここまで丁寧に論理的に説明されて、納得せざるを得なくて知ってしまったら、もう戻れない。戻りたくない。 今日からお彼岸だ。再出発しよう。 ああ、ちょっと泣けてきた。私は私で生きていいんだ。