"かわいそうだね?" 2026年2月8日

栞
@sor_o0
2026年2月8日
かわいそうだね?
面白かった。綿矢りささんの書籍はこれで2冊目だけどやっぱり好きだな、こういう人が本を書くんだろうなという感じ。 自分は正しい事を言っているという感覚があるはずなのに、どこか本当にそうかな?と不安になる自分がいる。そんな自分の姿と「かわいそうだね?」の主人公樹理恵とを重ねながら読み進めた。たくさんの思考の上に葛藤しながらも結論を見つけようとする樹理恵の姿が自分みたいで少し痛々しくも感じたけど、最後には樹理恵が救われた気がして私もスッキリした。 2作目の「亜美ちゃんは美人」の亜美ちゃんには地元に残って早くに結婚した可愛くて人気のあった友人を重ねながら読んだ。私はやっぱり小説を自分と重ねながら読む節があるっぽい。 その地元の友達以外にも亜美ちゃんのような友達は私の周りに後何人かいるけど、その子たちの事をこの小説を読んで少しわかった気になってしまった。こういう風に書くのはそれがいい事なのかどうか自分でも曖昧だから。でもとにかく確かに言えるのはその子たちと自分とで線引きをしてしまっている自分がいるという事。この本を読んで改めてそう思った。 そんな発見も含めて、綿矢りささんの思考の深さと観察眼の鋭さが窺えて読んでてすごいなと思った。
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