鈴かすてら "生贄探し 暴走する脳" 2026年2月10日

生贄探し 暴走する脳
生贄探し 暴走する脳
ヤマザキマリ,
ヤマザキ・マリ,
中野信子
自分の安心のため、他者に己の価値観(正義)を押し付けてはいないだろうか。正義側に立つことに快感を覚え、無意識にストレスを発散できる生け贄を探しているのではないか。 大学生の時、教授が大学内の環境を「無菌室」と表現したことがあった。無菌室のような場所で育ってきた君たちは外の理不尽に耐えられるのか?と。この本にも同じような話が出てきた。確かに、世の中的にも清廉潔白さやクリーンさが求められすぎている気もする。芸能人など人前に立つことを生業としている人は特にそうだなと感じる。その現状に対して気持ちが悪いなと思う自分もいれば、傷つく機会が減るならそっちの方が安心できると考えてしまう自分もいる。多様性などと口にしていても、それを許容できる範囲はどんどん狭くなっていっている気がする。「寛容さ」や「自信」が持てないことが人々を正義に駆り立ててしまうのではないだろうか。
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