
もぐもぐ羊
@sleep_sheep
2026年2月11日

もうひとつのエデン
ポール・ハーディング,
小竹由美子
読み終わった
アップル島の住民は百年に渡って世俗とは切り離された暮らしを営んでいて、それは貧しいけれどみんなそれぞれ楽しそうで、とても精神的にはとても豊かな日々を送っていたように感じた。
そこに外部から入ってきた宣教師が「良かれと思って」子どもたちに教育の機会を与え、それで絵の才能がある子、ラテン語をすぐに習得して詩を諳んじる子、大人顔負けの数学の才能がある子などを見出し、その才能を伸ばすために遠くの地に出されたイーサンが結局どうなってしまったのか。
さまざまな人種が移り住み、肌の色はバラバラでたま近親同士でもうけた子が多く、外部から来た医師は住民たちを「汚れた血」と表現していて、とても差別的だったし検査の手法は非人道的だった。
長年暮らしてきた住人を追い出し、島はリゾート開発のようなことをするつもりだったようで、権力者の考えはいつの時代も似たような者だと思った。
この物語は実際にマラガ島であったことに着想を得て書かれているので、マラガ島ではどんなことが起きたのか知りたくなった。









