もものき
@ymst_85
2026年2月12日
暁星
湊かなえ
読み終わった
本屋大賞ノミネート作ということから軽い気持ちで手に取ったものの、読後の余韻から抜け出せず次の本に進めない。
とんでもない物語に触れてしまったという確信はあるのに、この溢れんばかりの感情をうまく言葉にできない。本を閉じたはずなのに、ずっとあの二人に思いを馳せてしまう。
どれだけ残酷な現実に即した話であっても、フィクションであるならばこんなにも美しく昇華できる。それでも、もしも自分がこの話の主人公だったならと、思い巡らせずにはいられない。その思考の循環から得たものが、現実を生きる自分に返ってくるとき、苦しみからすくいあげてくれる道標になるのだと思う。
彼が守ろうとした、あの星のように。
