
tomo015123
@asayou
2026年2月14日
ループ・オブ・ザ・コード
荻堂顕
読み終わった
かつて行われた最悪の戦争犯罪に蓋をし新たな国としてリスタートするべく過去の記録が完全に抹消された国で発生した、謎の奇病と民族大虐殺のため開発された兵器を用いたテロリズムに巻き込まれた国連職員の話。
下敷きには反出生主義があり同性愛者かつ家族のつながりひいては自身が子を育てるということに肯定的になれない主人公が子を成すとはどのようなことか、自身のつながりを未来に残すとはどういったことかというテーマに向き合う。
SF要素も謎解き要素もありながらアクションシーンやカウンセリング知識なんかもふんだんに盛り込まれており、長文だが飽きずに読めた。
お気に入りの一文は「人間の想像力には限界があります。常に期待よりも貧しく、自分ひとりの力では未来を想像することができないんです。子供達だけが、それを連れてきてくれる。」

