ほせ "101個目のレモン" 2026年2月15日

ほせ
ほせ
@coffee_dog
2026年2月15日
101個目のレモン
個人的な話ではあるけれど、エッセイというものが苦手でほとんど読んだことがなかった。本を読むなら架空の話である方が気が楽な感じがして。これなら読めるかもと手に取った過去の私の目利きの優秀さよ。無事(?)新しく本の世界にエッセイと短歌の扉が開かれました。 俵万智という名知っていても実際に彼女が書く言葉を読んだことが無かったのだけど、この本を通して短歌を格式高いと距離を取っていたことに少し負い目を感じた。思っていたより愉快な人だとも分かった。 短歌を詠むということは些細なことに気づくことができることかもしれない。日常に起こる全てのことに何かを見つけて、覗いてみること。あらゆるものに対して少しの好奇心を持って見てみたら、案外知らない世界の見方ができる。なにも突飛で劇的なことだけが人生の面白さじゃないことを教えてもらった気がする。 この本を読んだことで、今の世の中では言葉が道具になっていると感じた。きちんと伝わる正しい言葉を選んだり、誤解を与えないように言葉を尽くしたりする。でも、言葉自体と向き合うことも面白いと思った。言葉を使ったその先の面白さもあるけど、どう伝えるかの面白さというか…うまく言語化できないけれど。現代の価値観を持って、この年代の本を読むことがとても新鮮な感じがした。 日常の話だけで無くて、好きな本や画家、舞台の話、短歌という存在についての話など色々あって、またまた、新たに読みたい本や興味のある分野が増えてしまった。嬉しい悲鳴の限りだわ。ともかく、まずサラダ記念を読もうと思った。
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