
Michika
@0610shun
2026年2月16日

日暮れのあと (文春e-book)
小池真理子
読んでる
借りてきた
死と老いが主軸になっているような短編集。
人が皆抱える未来。それをどう捉えるか。
誰かの人生を辿ることの尊さを受け取った気がする。
誰かに欲を向けることも描かれていて、
希望よりも諦観、
悲しみよりも忘却、
執着より離脱を選んだ中高年の様と
若者の純粋さや分別のなさの書き分けがすごかった。
ノスタルジー要素、ホラー要素
どの編も秘密が隠し刀のように作用していて
引き込まれるように読んでしまった。
ふわっとした結末も余剰を味わえる。
「身震い」じゃなくて「胴震い」
「薄暗い」じゃなくて「小暗い」。
言葉選びの繊細さが今にも崩れそうな不安を掻き立てられた!
こういうところで世界観というのは固まっていくんだなぁと実感できる大人の文芸を堪能。








