こたつ
@okota-nukunuku
2026年2月17日
カラマーゾフの兄弟 4
ドストエフスキー,
江川卓
読み終わった
イワンはもっとシニカルな虚無主義者かと思っていましたが、イワンも正義と体面の間で悩む(一般人的な?)一面や、ミーチャのことを嫌悪しつつも助けようとしたり情にあつい一面もあるのだなと思いました。悩みの中で神の存在を前提にしているような悩みもあり、彼の中でも思想は完璧に固まっていないかもしれません。
兄弟の中ではイワンが一番好きです。
ミーチャはミーチャで事件の前後でキャラ変わりまくってますが、まるで若き日のゾシマ長老の変わりようです。
三兄弟の中ではアリョーシャが一番変化に乏しい気がしました。外形的には僧院の外へ出て一番変化してそうですが、内面は最初の頃からあまり変わってなさそうという意味で。
というか、これだけの大長編でありながらせいぜい数日の話なんですね。むしろ内面の変化など無い方が当たり前なのかも。
そういえばTwitterのハンドルネームをスメルジャコフにしている友人がいました。最初の頃は単なる私生児という設定を与えられた脇役かと思いきや、超重要人物です。なるほど、本書はたしかに「カラマーゾフの兄弟」の物語でした。