
しまりす
@alice_soror
2025年3月12日

読んでる
お金とはなにか
「価値尺度・交換手段・保存手段・ゲーム宗教ーーーどれも正しい。が、どれも外している。的を外されたお金の隠された核心がある。それは『過去の記憶』としてのお金」p.106
「人類10万年の歴史の中でお金が広く当たり前に使われるようになったのは、せいぜい最後の5%くらい」p.107
「1次元化され匿名化されたお金、いま私たちが何の疑いもなく受け入れているお金がささえる『一物一価的な全員共通価格システム』の衰退」p.119
↓
「その一歩先に訪れるのはあらゆる価格がそれぞれに変わる世界」
「サービスの価格が、個人ごとの記録に基づき個別最適化され、価格が人により、時間や場所や状況により異なる一物多価の世界が現れる」p122-123
「来るべきグローバルでアナーキーな人間IDは22世紀の資本主義と民主主義の基礎になる」p.137
「資本主義と一体だった古い物理国家から資本主義が離婚し、新しい情報国家と再婚する」p.138
「お金から解放されるにはまずお金が必要だという世界観の中に住むかぎり、私たちがお金から解放されることはない」
「稼げない人間、働けない人間、値段の低い人間でも何の引け目も感じずに生きられるような経済観と人生観への転換」
つまり、
「測ることを止めなければならない」p.156-157
