ぱぴぷぺぽん "岸辺露伴は倒れない 短編小説..." 2026年2月18日

岸辺露伴は倒れない 短編小説集
岸辺露伴は倒れない 短編小説集
北國ばらっど,
荒木飛呂彦
3編が収録されていますが、後ろ2編のみネタバレと感想です。 ・原作者 岸辺露伴 岸辺露伴は倒れない収録の「原作者 岸辺露伴」は、作品をないがしろにしてはならないということの本質を描いた物語だと感じた。作中で岸辺露伴は、「主人公の足に引っかかったはずみで電気椅子に座ってしまい、倒される」という本来の筋書きを、「感電して倒される」という結果だけで捉えてしまう。そして、その結末に合わせて物語を進めようとした結果、作品を端折る行為だと判断されてしまう。このエピソードを通して、作品を「分かっている」ことと「理解している」ことはまったく別であると感じた。露伴は原作者であるため、物語の結末を知っており、倒れ方を先に決めてしまった。しかしそれは、主人公がどのような経緯を経て倒されるのかという過程を無視することでもあった。作品とは結果だけで成り立つものではなく、その過程や必然性の積み重ねによって意味を持つものである。この物語は、たとえ原作者であっても、その過程を軽視すれば作品を本当に理解したことにはならないのだということを示していると感じた。 ・5LDK〇〇つき 序盤から伏線がたくさんはられていて、それを後半で一気に回収していく展開が爽快。綺麗にオチはあるけど、敵はスタンドだったのか妖怪だったのか、、なぜ光という属性をもっていたのかなどの謎は謎のままになっているところも深みがあって良い。それからこの話が密猟海岸に行く前の話という設定みたいで、やっぱ原作ファンをフフっとさせる仕掛けがあって楽しい。最初は5LDKいわくつきと考えられてた家が、5LDK天国つきとなったが、最後まで読んだうえであえて入れるとしたら5LDK悪意つきかな?
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