高卒派遣社員 "学校の「当たり前」をやめた。" 2026年2月19日

学校の「当たり前」をやめた。
2014年から千代田区立麹町中学校で校長を務めた工藤勇一氏が、2018年12月に刊行した一冊。ある意味で彼の教育哲学が世に広まるきっかけになった書籍と言えるだろう。 文科省が定めた学習指導要領とこれまでの慣習で縛られた公立学校を、どのように生徒主体の学びの場に変えていけるのか。「当たり前」をやめるためにはおそらく強い抵抗や異論が存在するだろうが、「これからの社会を生き抜くために必要なスキルやマインドセットを教えるためには、これまでと同じ教育ではいけないんだ」という著者の主張には誰もが賛同するだろう。 生徒・教師・保護者が「主体性」、つまり自己決定とは何か?という問いを持ち続け、実際に行動し、失敗から学んでいくことで、著者の目指す学校が形作られていくのだろう。 学校が子どもたちにとって「成人前に過ごす閉鎖的な環境」ではなく、「シームレスに社会とつながっている学び の場」としての役割を果たせるようになると、今度は成人した大人がシームレスに学びの場に戻れるようになるのだろう。 経産省が声高にリスキリングを国民に呼びかけている時代だからこそ、まずは大人たちが「当たり前」を続けるべきなのか問い直すことが必要だと思った。
学校の「当たり前」をやめた。
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