
自宅警備員
@riron
2026年2月19日
南無阿弥陀仏
柳宗悦
読み終わった
仏教のことを何も知らないため、挑戦。
法然、親鸞、一遍という、3人の上人が紡いだ仏の道が丁寧に、柳の言葉で説明される
特に一遍に関しては、彼がことさらに重要視していることも覚えておきたい。
南無阿弥陀仏という言葉に全てが凝縮されているという一遍の思想に触れることができる
読了までに1ヶ月半分と、とても時間がかかってしまった上に、読んでいる時は柳が一体何を言いたいのかよく分からず、もやもやしている時もあった。
そんな時は躊躇わずあとがきを見てほしい。
本書の今井雅晴氏によるあとがきは優秀であり、私の読了への橋渡しとなってくれた。感謝。
柳の病床での歌を載せておきたい
カヲルヤ 梅ケ香
雪ヲユニシニ
「ユニシ」は縁である。冷たい雪を縁として、梅ヶ香は恥るのだという意味である。何もか因縁であると見るのは、仏法の見方である。この縁を時としては悪縁とも考え、つらく想うこともあろうが、考え直せば、それが直ちに良縁の泉ともなろう。妙好人は他人から打たれて、どうしてそれに感謝が出来るに至るのか。打たれることを「えにし」に、自分のふつつかさを省みさせて貰ったその恩を謝したのである。梅は多くの花にさきがけて、春未だ浅い頃から香りを放つ。それは雪の季節を縁にして咲くのである。夏でもなく、秋でもなく、そこが梅の存心在の意味ではないのか。