
風邪ひき
@damdamdan
2026年2月19日

いねむり先生
伊集院静
読み終わった
若くして妻を病気で亡くし、精神疾患に陥って作家を諦めた男と、突然眠ったり幻覚を見る病気を抱えながらも、売れっ子作家であり、ギャンブルの神様と呼ばれた『先生』との心の交流を描いた、伊集院静の自伝小説。
先生とは阿佐田哲也と色川武大の二つの名前で活躍する小説家。巨漢でどこかカタギじゃない雰囲気を纏いながらも、常に他人に気を配り、おどけたりして場を和ませることの達人である先生。
伊集院は時に心をささくれ立たせ、周囲に乱暴な言葉を吐く。しかし先生には絶対にそんな事は言わない。お互いの病気を労りながら、人生の先生として色川を慕う。
そんな二人のギャンブル旅行などを通した年の離れた友情の物語。
とにかく色川武大が魅力的な人物で、彼のことが好きになる。
あとKさん(黒鉄ヒロシ)、Iさん(井上陽水)の素顔も活き活きと描写されている。
すごく温かい気持ちになれた。(ちなみに僕はもともと色川ファン)



