
森野進
@morinossm
2026年2月20日

静かな終末
まめふく,
日下三蔵,
眉村卓
読み終わった
ジャケ買いして読み終わったところです。表紙のイラストや雰囲気はあまり内容を表してないかもしれません。
あっさりした味わいのショートショート集です。3部構成で、最初の方は星新一の作品を彷彿とさせる、皮肉っぽいお話。ただ星新一よりもっと軽く仕上げる感じであまりひねったり風刺の効いたオチを付ける感じじゃないです。エンタメ作品に慣れてしまうともう一段階欲しい物足りなさがありますが…時代的なものかもしれないですね。この著者恥ずかしながら存じ上げなかったのですが星さんの少しあとに活躍されてたようです。
2部目からはちょっと長くなって、著者の思想や価値観が少し強めに出てくるようになります。
現代目線だと驚くようなオチとかはないですが、「終末」をテーマに?しているだけに死にゆくことがわかっている者の物悲しさや淋しさ、無力感が全編に霧のようにかかっている感覚はゆったりした読書にちょうどいいです。
個人的には『よくある話』と『すれ違い』が好きです。