灰
@graytescape
2026年2月21日
大地の子 二
山崎豊子
読み終わった
陸一心だけでなく色んな登場人物の視点で物語を追う構成が秀逸だなと改めて思ったりしたし、実の父親と仕事の現場で再会するなんてあまりにも劇的。松本耕次は実の息子と再会しても、幼少期の面影もなければ名乗る名前も違うしでこんなにも気づかないものなのか、これも戦争が残した瑕なのだなと。再会した陸一心と趙丹青が互いに「思い知らせてやる」という敵対感情を抱くのが妙に人間らしくて、骨太の小説に恋の愛憎が絡む描写として面白かった。