
コウ
@_mns_vent_
2026年2月22日
青瓜不動 三島屋変調百物語九之続(9)
宮部みゆき
読了
単行本で早々に読了していた作品の文庫版。当時、グッズ購入特典で付いた書き下ろし作品が収録されているのでこちらも購入しました。
書き下ろし作品は購入後すぐに読んだけれど、今回改めて全篇再読。三島屋シリーズは初期から大好きですが、こちらの表題作の青瓜不動に出てくるうりんぼたちの愛らしいこと。あんじゅうに負けず劣らずの可愛らしさでは。
怖くて切なくて胸が苦しくなる物語にも一筋の暖かさや救いが記されているのが宮部先生の作風だと思っているけど、近年は時代物に特に顕著で、それがもう本当に大好きです。
すっかりとシリーズの重要キャラとして居着いたお勝の過去が垣間見える特別収録作品も、短篇ながら読み応えがあるので単行本のみご覧の方がいらしたら全力で文庫版もオススメします。
老練していて常に俯瞰で物事を見つめる三島屋の奥の大番頭、禍払いのお勝にもちゃんと小娘だった時代がある、それを知れるだけでも一読の価値があります^^
解説は三島屋シリーズコミカライズを手掛けられた宮本福助さん、加えて過去作の収録作品+簡単なあらすじが全て載っている点もオススメする理由です。
単行本で読んだ時は富次郎が決めた覚悟に動揺したし、悲しく思ったりもしたけど、次作品である猫の刻参りを既に読んでいて彼のその後を知っている身としては初めて読んだ時よりは動揺も悲しみも少なくて済みました。
ので、続けて猫の刻参りを読もうと思います(笑)(丁度猫の日ですし)