
さとお
@satoo_0105
2026年2月23日

自分を好きになる方法 (講談社文庫)
本谷有希子
読み終わった
リンダという女性の16歳、28歳、34歳、47歳、3歳、63歳の日常を切り取って描いた作品。彼女は「お互い心から一緒にいたいと思える相手」を求めるが、気を遣い過ぎて空回りしたり、時には悪気は無いのに人から疎まれてしまったりしてしまう。
特に28歳のリンダの、当時交際していた恋人と海外リゾートを訪れたエピソードが読んでいてムカムカした。お互いに善意と思っていたものが、実はちりつもで苛立ちを募らせていたというすれ違いが苦しかった。
と言ってもリンダも全編通して善人という訳ではなく、配達員の来訪に居留守しておきながら、暫く経って嫌味ったらしく再配達の催促をする老害1歩手前みたいなこともしてしまう。自分も将来、そうなってしまうかもしれないという警告に思えた。
