

さとお
@satoo_0105
気ままに
本はずっと紙派です♑️
- 2026年5月20日
軽薄金原ひとみ読み終わった「デクリネゾン」読了以来の歳の差恋愛小説。違うのは、相手が主人公と歳の離れた姉の一人息子である甥、つまり血の繋がった同士の恋愛であること。 「姉だけは、私と弘斗が寝る事を想像したことがあるかもしれない。姉は、昨日今日ではなく弘斗が生まれた頃からずっと、そんな想像をしてきたかもしれない。男の子の女親として、考えることは想像がつく。女親は息子が生まれてからずっと、彼が将来どんな女たちと寝るのか、想像せずにはいられないのだ。」 相変わらず金原先生の書く主人公は1ミリも感情移入できやしない。だから自分の気持ちが揺さぶられることがないからスッと読める。インモラルとエロスの欲張りセット。 - 2026年5月18日
お隣さんの置き配がヤバすぎる有手窓,有手窓他読み終わった帯に「王谷晶推薦!」と書かれていたので、良質なシスターフッドなのだろうと気になって購読。 最初の方は割とありきたりな、言ってしまえば展開が読めてしまうようなサスペンス要素も含んだストーリーだったけれど、後半に進んでいくにつれてスケールが大きくなっていって、壮大なエンタメ小説のように楽しめた。登場する男が主人公の担当編集以外クソ過ぎて途中イライラしてくるけどスカッとできるので良かった。 - 2026年5月17日
読み終わった久々のエッセイ。SNSで推しの名前が出てくるとのことで購入&読了。 「ドーパミンを出すことだけが人生なら、闘牛にでもなればいい。欲望という名の赤い布に翻弄されながら突進し続ける牛になればいい。僕は牧場にいる乳牛でいい。広大な自然が広がり、草木が生い茂る匂いを感じ、毛が靡いた刹那の風に季節の移ろいを思い、気ままに乳を搾られる牛でいい。(『つまらなくて詰まらない』より)」 「生活を観察し、自分を観察して、この思考は世間の指標に翻弄されていないか、人としての自分はどう在りたいのか、を考えてみる。そうすることで、おのずと他社に対する観点が変わり、枠組みを超えた人間として初めて他者と向き合うことができると思うのだ。(『ジジイ発酵計画』より)」 名言がいっぱいで飽きない。良いエッセイだった。 - 2026年5月10日
白い薔薇の淵まで中山可穂読み終わったここまで情熱的で激しい女×女小説は初めてかもしれない。 平凡なOLの主人公が、新人女性小説家と運命的な出会いをし、激しく恋に落ちる。求め合っては別れて、そして恋しくなって復縁したかと思えばまた別れて…と何度も繰り返す。主人公と結婚した幼馴染の夫とのシーンは切なかった。 - 2026年5月10日
白鳥とコウモリ(下)東野圭吾読み終わった下巻読了。 東野圭吾先生の作品は何年も読んでいなかったので、本格的なミステリーに久々に触れられた。読み進めていく毎に新たな真実が紐解かれ、最後の最後で点と点が見事に結びついた──と見せかけて、実際はそんな単純なオチじゃなかった。復讐の連鎖はまた新たな悲劇を引き起こす、と思わされた。 主要人物である容疑者の息子役を推しが演じることになり、つらい描写もあるけれど最後まで見届けたい。 - 2026年5月8日
- 2026年5月8日
粉瘤息子都落ち択更地郊読み終わった帯に「金原ひとみ」「岸本佐知子」と並んでいたので即購読。 失業中の主人公が、ある日自販機に貼られた意味不明な文字列が綴られたテプラを見つけ、呪物としてメルカリに出品するとすぐに買い手が現れる── ストレスなく読めて、本当に“面白い”小説だった。ストリートファイターの知識があったらもっと楽しめたと思う。 - 2026年5月5日
オートフィクション金原ひとみ読み終わった主人公である作家・リンの自伝的創作(オートフィクション)という舞台設定で、22歳→18歳→16歳→15歳と過去に遡っていく。 前回読んだ『アッシュベイビー』宜しく金原ひとみ先生らしい、リンの起伏が激しく混沌とした心情が描かれていて、読んでいて疲れた(面白い意味で)。 - 2026年5月4日
教育遠野遥読み終わった『改良』『破局』に続けて3冊目の遠野遥先生作品。 成績向上の為1日3回以上のオーガズムを推奨する全寮制の学校で…という成人向け同人みたいなあらすじ。ディストピア系かと思いきやそんなこと無くて、「一体何を読まされているんだ?」と思えてしまう作品。解説ページでも1行目にそう書かれていて少し笑えた。 前回読んだ『破局』の陽介よろしく、今回も主人公の勇人は人間味が感じられなくて機械みたいで不気味。学校が推奨する1日3回以上のオーガズムを忠実に守る模範生のようで、勿論わたしたちから見たらぶっ飛んでるし狂ってる。けれど舞台設定がおかしいだけで、内容は友人が危機に直面した時に手を差し伸べるか、厳しい規律のある校内で生き延びることを選ぶかの二択を迫られた時にどうする、というもの。全然ディストピアものじゃない。でもホントに「何を読まされているんだ?」という感想でいっぱい。 - 2026年5月4日
ファースト クラッシュ山田詠美読み終わった高見澤家に暮らす三姉妹の、彼女たちの父親の愛人の息子である新堂力への“初恋(ファーストクラッシュ)”を描いた本作。愛人である母親を亡くした力に対して、意地悪する次女の咲也、憐れむ長女の麗子、犬仲間として懐く末っ子の薫子。 初恋と聞くと、初々しくて甘酸っぱいものを想像するけれど、実際はそんなに可愛げのあるものじゃない。人の、人へ対する気持ちは、もっと複雑で簡単に表せないと思えた。 - 2026年5月2日
破局遠野遥読み終わった『改良』読了後、2冊目の遠野遥先生。しかも芥川賞受賞作。 主人公の陽介は、後輩の高校ラグビー部の指導をしながら就職活動をする公務員志望の大学4年生。筋トレと勉強という規則正しい生活を送る一見正常なように見えるが、人間味があまり感じられないまるで機械のような不穏さを感じた。幼馴染で政治家志望の麻衣子と別れ、友人のお笑いライブで出会った新入生の灯に惹かれていくが、それがタイトルの“破局”かと思いきや、また違う形で回収される。とにかく陽介から人間っぽさを全然感じなくて不気味だった。 - 2026年5月1日
- 2026年4月29日
理不尽仕事論 「クソが!!」と思った時に読む本ぐんぴぃ,坂井風太読み終わった現代社会を生きる上で生じる理不尽を乗り切るコツが対談形式で綴られている本書。バキ童チャンネルに最近ハマっているので購読。 個人的にグッときたのは「ブリコラージュ」という考え。「〇〇がない」じゃなくて「〇〇がある」で勝負する、という考え方。自分では大したことない才能かもしれなくとも、その才能を見つけてくれそうな人を傍に置いたり、もしくは才能を潰してくる人との距離を置く。自身を伸ばしてくれる社会的支援の存在によって、努力に対するモチベーションはグンと上がる。『どうしても頑張れない人たち(宮口幸治)』の内容に通じるものがあった。 - 2026年4月29日
アッシュベイビー金原ひとみ読み終わったキャバ嬢のアヤが村野という冷淡な男に惹かれていき、やがて殺されたいとまで懇願するようになる狂った恋愛小説。アヤとルームシェアしてるホクトという男はもっと狂ってるけど。 全編アヤの視点を通して描かれていて、ぐちゃぐちゃに混ざり合った複雑な感情とは裏腹に、性交の描写はあっさり淡白。でも村野に対してはこれでもかってくらい激重感情。そして異常性癖を持つホクトの為に、ここでは書けない心底エグいこともする。 狂ってる。狂ってるけど最後まで読むのが止まらなかった。そしてそこで終わるんだ…という虚無感。「金原ひとみの作品で何が好き?」って訊かれてこの作品答えてたらドン引きするレベル。 - 2026年4月28日
- 2026年4月27日
改良遠野遥読み終わったジェンダーとか性の多様性とはまた違う、ただ“美しくなる”ことを求めた主人公の男が味わう世の理不尽を描いた作品。 平気で他人の容姿を比べるルッキズムに囚われた感性を持つ主人公は、ただ美しくありたい。もしかしてよくSNSで見かけるルッキズム主義の人ってこういうタイプなのかな、とすら思う。 - 2026年4月26日
キスに煙織守きょうや読み終わったあらすじを読んでミステリーサスペンスか? と思いきや、中身はほぼミステリー要素ゼロ。解説に「これは恋と才能の物語」と書かれていたので腑に落ちた。 かつてフィギュアスケートの世界で競っていた塩澤と志藤。お互い種類の違う感情を向けていて、ストーリー的にはバイセクシャルの塩澤が志藤に長年恋をしていると描かれている筈なのに、時折志藤の方が塩澤に対して強く想っているように描かれていたのが尊かった。 - 2026年4月26日
- 2026年4月21日
- 2026年4月20日
君のクイズ小川哲読み終わった映画の予告を観て気になって購読。 主人公・三島がクイズ番組の決勝戦にて、対戦相手である本庄が問題文を一文字も読まれずに正解した。この「ゼロ文字正答」の謎を解くべく、三島は本庄の過去出演番組や生い立ちを調査をすることになる── ミステリーというよりは、クイズ番組出演者のドキュメンタリーみたいに思えた。というのも、実際著者の小川哲先生はクイズ王・伊沢拓司氏の著作やQuizKnockの動画を観られて参考にしたとのこと。クイズ番組の見方が変わってくるかもしれないし、どう映像化するのかも楽しみ。
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