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さとお
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@satoo_0105
気ままに 本はずっと紙派です♑️
  • 2026年3月6日
    猫が屋根から降ってくる確率 世の中の出来事は猫と科学で解明できる
    10年くらい前に購入し積読したままだったので消化。学術系新書かと思いきや中身はエッセイだった。 タイトルは「シュレディンガーの猫」実験から発想を広げた表現なのだが、これがまた量子学という学問分野で、文系の自分にはてんで難解過ぎた。図解があったらもう少し理解できた、かな…?
  • 2026年3月4日
    すべて真夜中の恋人たち (講談社文庫)
    究極の恋愛小説って、お互い最終的に結ばれてハッピーエンドとかじゃないんだ…と、読後ずんっと重たい余韻が残る感じがした。 カルチャーセンターで冬子は三束と出会う。自分の意思を上手く伝えられない冬子は、(お酒が入った状態だが)三束と喫茶店で交流を深めていく中で、次第に三束へ強く激しい感情を抱くようになる。 作中に冬子の友人である聖という女性が出てくるが、彼女がまた癖が強く、呆れるくらい自分の中の常識を突きつけてくるので笑えてくる。冬子みたいなタイプともまた一周回って相性が良いのかも。 初めての川上未映子先生作品だったが、他の作品も読んでみたくなった。
  • 2026年3月3日
    日本ホラー小説史(1093)
    日本のホラー小説が戦後〜令和にかけてどのように発展したか、時代背景と共に内容の特徴が解説されたホラー入門書。個人的にホラーブームがきているので、『ホラー映画の科学』『Jホラーの核心』に次いで購読。聞き馴染みのある小説家の名前が多数出てきて、そして意外な作家までホラー小説を手掛けていた過去があったのを知れて面白かった。 今でこそ書店へ行けば様々なホラー小説が並んでいるが、ホラー小説がここまで市民権を獲得できたのも知られざる苦労があったとのこと。スプラッター映画が流行っていた故に血生臭いコンテンツとして勘違いされていたこと、当時社会を震撼させた連続殺人事件の犯人の部屋に大量のスプラッター映画のビデオテープを所有していたことから、「ホラーは危険」というマスコミの扇動で遠ざけられた過去があった。フィクションだからこそ楽しめるものでありたいと強く思えた。
  • 2026年3月1日
    ギリシャ語の時間
    ギリシャ語の時間
    ポッドキャスト『文学ラジオ空飛び猫たち』第1回で紹介されていたので購読。どんな人に読んで欲しいか、という問いに、暗い人に読んで欲しいと答えていたので。 言葉を話せなくなった女性と、少しずつ視力を失っていく男性。彼はカルチャースクールでギリシャ語の講師を務めていて、彼女はその生徒である。 ギリシャ語には能動態と受動態の他に第三の態「中動態」という態があるが、すぐに理解するのは難しく感じた。が、女性が言葉を失っていき、男性が視力を失っていくこの状態は中動態であるとラジオで聞いたので納得。 文体は詩的で美しかったが、個人的に難解な部分もあったので、ラジオを聴いて読んだ方がいい気がした。
  • 2026年2月28日
    致死量の幸福(1)
    なんか既視感あるなと思っていたら、以前読んだことあったのを思い出した。多分売っちゃった気がする。 改めて読んでみると、個人的に3話目の『目には目を』という話が好きだった。こういうクソ重い百合展開も良い。
  • 2026年2月27日
    纏足探偵 天使は右肩で躍る
    サマルカンド生まれの少女・瑠瑠と、北京の名門家の娘・月華。価値観も思想も違うふたりの少女が互いにぶつかり合い、友情を育みながら事件を解決していく青春中華ミステリー。 舞台は中国・清で、纏足という奇習がまだ存在していた時代。始めは纏足で自由の効かない月華が瑠瑠を足として使用人のように振り回すことが多く、不満を募らせた瑠瑠と衝突することも多かったけれど、話数が進むごとに友情が生まれていく感じが尊かった…シスターフッドっていいなぁ。
  • 2026年2月26日
    アイヌ文化で読み解く「ゴールデンカムイ」
    続編の実写映画化が話題になっているので購読。『ゴールデンカムイ』についてもアイヌ文化についてもほぼ無知な自分でも楽しめた。 タイトルが『アイヌ文化で読み解く「ゴールデンカムイ」』となっているが、逆でも解釈できる。つまり、「ゴールデンカムイ」で読み解くアイヌ文化。アイヌ文化、つまり言語や信仰、生活を、ゴールデンカムイの漫画から抜粋して解説してくれて分かりやすかった。
  • 2026年2月25日
    ファザーファッカー (文春文庫)
    私は、よく娼婦の顔をしているといわれる。さまざまな仕事を経験したが、それだけは絶対にしなかったのに。ところが私は思い出した。十五歳のとき、私は娼婦だったのだ。売春宿のおかみは私の実母で、ただ一人のお客は彼女の情夫で、私の育ての父だった… ↑胸糞を約束されているようなショッキングなあらすじだが、なんと作者・内田春菊先生の自伝的小説らしくて横転。作中の舞台が70年代頃なのもあってか、家庭内暴力もセクハラも痴漢も当たり前で途中吐きそうになった。特にキツかったのは静子(作中での内田先生の名前)が××する為に入院するシーン。そしてあとがきにて、実の娘は二の次で養父の顔色ばかり窺う猛毒親の母(作中一殴りたくなった)目線の小説もあるらしいので読んでみようと思う。
  • 2026年2月24日
    メメントラブドール
    メメントラブドール
    主人公は裏垢男子、男の娘コンカフェ店員、院卒の若手SE会社員といういくつもの顔を持っている。ペルソナ達がハレーションする、とあらすじに書かれていたのでもしや社内で身バレとかあるんじゃ…という事件は起きない。一種のジェンダー小説、なのかな…?
  • 2026年2月23日
    カンザキさん
    カンザキさん
    理不尽な暴力・暴言が飛び交う超絶ブラック企業の配送会社に精神を蝕まれていく主人公・ノミ。誰にでも優しい社内の聖域的存在ミドリカワと、掃溜めの中で生まれた蠱毒の結晶みたいなカンザキに振り回されながら今日も家電製品を配送する。 カンザキに苦しめられたノミは、優しいミドリカワとペアを組むことを切望するが、有能な新人・コンドウが現れたことでまた更に追い詰められていく。 最初から最後まで救いが無い不条理小説なので、嫌いな人へ読ませるのにおすすめ。
  • 2026年2月23日
    自分を好きになる方法 (講談社文庫)
    リンダという女性の16歳、28歳、34歳、47歳、3歳、63歳の日常を切り取って描いた作品。彼女は「お互い心から一緒にいたいと思える相手」を求めるが、気を遣い過ぎて空回りしたり、時には悪気は無いのに人から疎まれてしまったりしてしまう。 特に28歳のリンダの、当時交際していた恋人と海外リゾートを訪れたエピソードが読んでいてムカムカした。お互いに善意と思っていたものが、実はちりつもで苛立ちを募らせていたというすれ違いが苦しかった。 と言ってもリンダも全編通して善人という訳ではなく、配達員の来訪に居留守しておきながら、暫く経って嫌味ったらしく再配達の催促をする老害1歩手前みたいなこともしてしまう。自分も将来、そうなってしまうかもしれないという警告に思えた。
  • 2026年2月22日
    Jホラーの核心
    つい先ほど読了した『ホラー映画の科学』の日本版。 J(ジャパニーズ)ホラーについて分析した本書。Jホラーで定番である“ビデオ”“女性”“都市伝説”など、テーマごとに作品を例に挙げながら恐怖の構造を紐解いていく。 ひとつ引っ掛かったのは、最後の章での最近ブームを起こしている“フェイクドキュメンタリー”について。『フェイクドキュメンタリー「Q」』で読者から様々な考察が飛び交っていることについて、YouTubeチャンネル『ゾゾゾ』ディレクター・皆口氏を始めとする制作チームが「真相や答えは明かさない。全ての解釈についてどれも否定したくない。作品は見られることで完成するから(超要約)」と答えていた。いや、そういうのいいからちゃんと答えをくれよと思ってしまい、わたしがフェイクドキュメンタリーを好きになれない理由が詰まっているなと思った。他のジャンルを楽しむことにしよう。 また、本書の中に多くのホラー映画作品が出てくるが、どれもネタバレが書かれている。巻末に綴られた作品一覧の索引をいくつか観てから読むことをおすすめする。
  • 2026年2月22日
    ホラー映画の科学
    ホラー映画の科学
    ホラー映画の変遷や、恐怖を感じた時に脳内で起こっていること、暴力描写が社会に与えた影響、ホラー映画に対する嗜好のジェンダー差分など、ホラー映画を歴史的・科学的・社会的に分析した本書。 ひとこと「ホラー映画」と一括りにしてもジャンルは様々で、中には他ジャンルと混合させて真新しいジャンルを広げている。確かに、『13日の金曜日』と『ミッドサマー』は同じホラー映画という括りでも全く違う。 おもしろいと思ったのは、ホラー映画を好む理由として『パラドックス的快楽(または『良性のマゾヒズム』)』と呼んだことだ。恐怖や嫌悪感を乗り越えることで限界に挑戦する喜びを得て、それまで閉ざされていた恐怖心や警戒心が開放されて有益な領域が広がっていく。激辛料理を好んで食べる心理と似ているということだった。まだ慣れていないジャンルのホラー映画も視聴して、未開の領域を広げていきたい。
  • 2026年2月21日
    持続可能な魂の利用 (単行本)
    読み進めていく内に主人公・敬子の推し“××”が登場するが、出版年と作中の描写から、つい最近結婚した某アイドルグループのセンターがモデルなのだろうと思った。 「おじさん」に苦しめられる社会へ抗う為にデモを行う架空の現代社会。けれど、わたしたちが今生きる現代社会でも「おじさん」に苦しめられている。わたしもピンクのスタンガンを持って、微力ながら戦っていきたい。
  • 2026年2月20日
    ファスト教養 10分で答えが欲しい人たち
    効率化やタイパを追求する現代人の心理ではなく、その本質と背景について書かれた本書。そこにあるのは、ビジネスやお金儲けに関わること以外は全て無駄なものと位置付けてしまうという何とももの悲しい姿勢があった。そういう無駄なことを、これからも消費していきたい。 (余談だが、本書にはホリエモンや中田敦彦、ひろゆきといった、個人的に嫌悪している人物がやたらと出てくるので、「はじめに」と「おわりに」を読めばそれこそ“10分で”本書についてそこそこ理解できたかもしれない。)
  • 2026年2月19日
    けんちゃん
    デビュー作『夫のちんぽが入らない』というショッキングなタイトルが目を惹き、一気読みしたのが懐かしく感じた。著者こだま先生の初創作小説は、支援学校に通う障害を抱えた“けんちゃん”と、彼を取り巻く4人の人物視点で描かれている。読み進めていく内に、点と点が結ばれていく展開が気持ち良よかった。同時に、読んでいる自分もどんどんけんちゃんに惹かれていった。わたしもけんちゃんに会いたい。
  • 2026年2月19日
    発達障害「グレーゾーン」 その正しい理解と克服法
    ここ数年で劇的に広く知れ渡るようになった発達障害という言葉。現代社会へ生き辛さを感じている者が専門医療機関へ受診する数が急増している中、近しい徴候であっても発達障害と診断されないのがグレーゾーンと呼ばれる人たちだ。 本書は様々な発達障害について、著名人や患者の症例を挙げながら分かりやすく説明してくれている。が、ひとこと発達障害(例えばADHDやASD)といっても確信たる診断基準がある訳ではない。中には過剰診断もあれば、グレーゾーンたからといって無問題ということでもない。なら、この生き辛さとどう向き合うのか、それは診断よりも「特性」を理解することである。識字障害で悩んでいた幼い頃のトム・クルーズも、母親に演劇に誘われてその面白さに目覚めた。診療や意識の改善よりも、周囲の理解が生き辛さを和らげるのだ。
  • 2026年2月17日
    傷痕
    傷痕
    偉大なるスター、キング・オブ・ポップが急逝し、残された彼の娘“傷痕(きずあと)”。“偉大なる変人”とも“世界の友人”とも呼ばれ、大金をはたいて名門小学校の廃校を買い取り、楽園と名付けたその敷地でひとり娘の傷痕と棲んでいた彼の素顔が、彼らに関わる各々の人物視点で物語が進んでいく。同時に、彼の死と向き合いながら残りの人生を歩んでいく。 参考文献としてまさにキング・オブ・ポップと呼ばれていたマイケル・ジャクソンの文献を用いていたので、モデルは間違いなく彼のことだ。作中の楽園もマイケルが実際に所有していた『ネバーランド・ランチ』が元ネタで、彼から搾取されていたと告発する人物も登場する。 ところで、タイトルにもなっている娘の傷痕だが、その出生は不明で最後まで明かされない。けれど桜庭一樹先生なので恐らく…というあくまでの予想はつく。
  • 2026年2月16日
    恐怖の正体
    恐怖の正体
    様々な「恐怖」について書かれた本書。 恐怖の定義から日常に潜む恐怖、フィクションや娯楽での恐怖など、著者が様々な作品を引用しながら説明してくれる(内容は少し難しいかもしれない…)。 最終章で書かれている『死と恐怖』は、何人にいずれ訪れる“死”について生々しく書かれていて、数年前に読んだトルストイ『イワンイリッチの死』を読んだ時みたいな悍ましさを覚えた。 また、著者が最後に彼の父親と映画『人間魚雷回天』を観たエピソードを綴っているが、戦争を体験した父親の過去が切なかった。個人的に本書の中で、ある意味これが1番の「恐怖」だった。
  • 2026年2月15日
    あの子のかわり
    「違うよ。有里奈には幸せになってほしいんだよ。でも私と同じところで幸せであってほしかっただけなんだよ…!」 親友の妊娠に対して相反する複雑な感情を抱いてしまう主人公が痛ましくて生々しくて、ラストにかけて胸が締め付けられそうになった。
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