ぷかぷかナミ太郎 "古典文学にとって会話文とは何..." 2026年2月23日

古典文学にとって会話文とは何か
日本の主要な古典文学作品の会話文を横断的に分析するというスケールの大きな試みで、面白かった。 本書は基本的に作者側の表現意図の分析や定量調査に軸足が置かれていたように思うが、読んでいるうちに各作品の読者の側から会話文がどう見えていたかという点も知りたくなった。 作品内での会話文の引用方法(引用符の有無、発話者の表示位置など)は、受け手への情報量を大きく左右するものだと思うので、そのあたりの時代的な違いが何かしら古代〜現代の受け手側の感覚のズレを生んでいてもおかしくないのではないかという気がする。
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