
やん
@grilledyangyang
2026年2月22日
閃光のハサウェイ(上) 機動戦士ガンダム
富野由悠季
読み終わった
映画二作目まで鑑賞後に原作上巻を読んだ。富野御大の序文が“まさに!”という内容で、ハサウェイとUC社会を読み解く上で必見。特にベルトーチカ・チルドレンの序文と対比して読むと、なお良い。
『逆襲のシャア』は序文は、人は理性や本能に縛られ、善も悪も内包しながら、他者とのぶつかり合いを通してフレキシブルに生きて、前に進む存在だ、とポジティブな面を描いたように思う。しかし、『閃光のハサウェイ』の序文が訴えるのは、社会的動物である人間の悲哀。幸せを求めているだけなのに、対立してしまうことの悲しみ。構築され複雑化し、肥大化した社会への無常観に溢れてて、ガンダムって、面白っ!
しかし、映画は本当に上手く作ってるなと思った。シーンの再編集やビジュアルでの訴え方が上手い。
対して、原作を読むことでケネスの人物像がハッキリ見えたと思う。MSに魅了され好きなことをして生きる情熱を持ちながら、根深い社会制度の歯車にならざるを得ない大人の部分の葛藤が、キャラを活き活きとさせていると感じた。
また、MSの市街戦の悲惨さをめちゃくちゃしっかり描いていた。ビーム怖っ...あと、重力下で飛べないMS戦に対する飛行できるアドバンテージは原作の方が分かりやすい。
映画オリジナル要素としては、ハサウェイの心に焼き付いたアムロとシャア、スイートウォーターのフラッシュバックがめっちゃ良い改変だと思う。
中編も楽しみに読みます!

