𝕥𝕦𝕞𝕦𝕘𝕦 "M・R・ジェイムズ怪談全集 ..." 2025年12月30日

M・R・ジェイムズ怪談全集 1
M・R・ジェイムズ怪談全集 1
Montague Rhodes James,
M・R・ジェイムズ,
紀田順一郎
一気に読んでしまうのがもったいないのでデザート的にちょこちょこ読んでいる。 (以下ネタバレあり) ◾️十三号室 デンマークのある街に古い文献を読みにきて(ジェイムズ自身が古代研究専門の教授だったのでこのシチュエーションが非常に多い)、街の古い宿屋の部屋で怪異に遭遇する。 十二号室に泊まっている主人公と十四号室に泊まっていて隣室の騒音(勿論主人公の立てた音ではない)に苦情を言いにきた男性と宿屋のおじさんとで存在するはずのない十三号室の扉が存在しているのを目撃し、三人でヤーッ!と中に突撃しようとするシーンが脳内で完全にち…かわの絵柄で再現された。 たまたま泊まった宿屋でこんなヤバめの怪異に遭遇する主人公もたいがい運がなさすぎてかわいそうだが、一番かわいそうなのは知らんうちに自分とこの宿がいつまにかそうなっちゃってた宿屋のおじさんだと思う。 ジェイムズの描く怪異は割と姿がはっきりしていることが多い。怪異譚の恐ろしさは「根本的に解決していない、怪異は野放しのまま」であることで怖さも倍増すると個人的に思っているのだけれど、ジェイムズの怪異も遭遇した当人にはなす術がないことが多々あり、それもまた怖さにブーストがかかっている気がする。
M・R・ジェイムズ怪談全集 1
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