ほんの 読みサプリ "うそ" 2026年2月26日

うそ
うそ
中山信一,
谷川俊太郎
男の子が犬の散歩に出かけるー。 日常の一コマだろう犬の散歩の最中、男の子の頭の中では「うそ」と「うそをつくこと」について考えが巡らされているのです。 一度も「うそ」をついたことがない人って、いるでしょうか? 「うそ」の正体と、「うそをつくこと」への男の子の覚悟のようなものに、胸がえぐられます。 そんな男の子の心を描写した詩には、本当に心が揺さぶられます。 「嘘をついたこと」は、自分が一番よく知っているはず…。その嘘は、何ためについた嘘? 誰のためについた嘘? 男の子にそう聞かれている気がするのではないでしょうか。 また、谷川俊太郎さんのあとがきの中に「うそほんと」の詩が載っているのですが、この詩もまたかみしめるように読んでしまいます。 谷川俊太郎さんの詩が素敵な絵本という形になったのは、中山信一さんのイラストが素晴らしくて、男の子の心の中を場面にして切り取っているからだと思います。
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