

ほんの 読みサプリ
@hanana
子どもに読み聞かせしていたら、いつのまにか自分が絵本沼にハマっていました
- 2025年10月10日2ひきのカエル そのぼうきれ、どうすんだ?クリス・ウォーメル絵本親子で読んでほしい絵本大賞入賞読み聞かせネスレ・スマ―ティーズ賞銅賞@ 図書館大きな池の真ん中、スイレンの葉っぱの上で休むカエルが2ひき。 1ぴきのカエルは、なぜか”ぼうきれ”をかかえているのです。 そのわけは…? 2ひきのカエルの会話で、そのわけが明かされていくのですが、表情と体を使いながらの会話が面白すぎて、ページをめくるたびに引き込まれていきます。最後のオチの締めも、抜かりありません笑。 カエルの絵は、いかにもかわいらしいというものではなく、大変リアルに描かれているのですが、このお話にはぴったりです。楽しく読み聞かせができる絵本です。
- 2025年10月9日ざしきわらし京極夏彦,柳田国男絵本読み聞かせ@ 図書館柳田邦男作「遠野物語」の中の「座敷わらし」を描いた絵本です。 京極夏彦さんの文と町田尚子さんの絵で練り上げられており、とても魅せられます。 ページを見開くたびに変わる様々な遠近感の絵は、京極夏彦さんの語りの文とパズルのように見事にピタリとはまっており、伝承で伝わる座敷わらしの話にゾクッとしたり、なんとも身の置き所のない不思議な空間に迷い込んだような気分になる絵本です。
- 2025年10月5日ひみつのはなびMICAO絵本読み聞かせ@ 図書館正方形サイズのかわいい刺繍絵本です。 女の子がお布団に入った時に、音と光りに気がついて飛び起きると…? 初めて見る、打ち上げ花火-。 その打ち上げ花火を、刺繍で表しているのです。刺繍の花火は、素敵で綺麗で、じい~っと見入ってしまいます。 女の子はまだ小さくて、きっと「打ち上げ花火」という言葉を知らないと思います。女の子が打ち上げ花火のことを表現した「言葉」が、とてもかわいくて、笑みがこぼれると思います。
- 2025年9月29日一年一組せんせいあのね2 こどものつぶやきセレクションヨシタケシンスケ,鹿島和夫C8092読み聞かせ@ 図書館「一年一組せんせいあのね」につづき、今回の「2」も子どもたちのストレートなつぶやきにクスクスしたり、じーんとしたり…。ヨシタケシンスケさんのすばらしい絵から、子どもたちの感性の豊かさ、発想の豊かさが溢れ出ています。大人の目線、子どもだった時の目線で、楽しめる本です。
- 2025年9月20日ねこのピート ふしぎなマジックサングラスキムバリー&ジェームス・ディーン,大友剛絵本読み聞かせ@ 図書館「ねこのピート」シリーズ、7年ぶりの新作です♪ ねこのピートは、とてもブルーな気分。元気が出ずにいたピートは、ヒキガエルくんから、いやな気分が吹き飛ぶ”青いマジックサングラス”をもらいます。 いいねえ! かなりサイコー♪な気分になったピートは、ブルーな気分でいたリスやカメ、ワニたちにもマジックサングラスを試させるのです。 ところが、マジックサングラスが壊れてしまい… ピートの気分はどうなる!? ねこのピートの繰り返し歌は子どももすぐに覚えることができ、読み聞かせにもぴったりな絵本です。 生きていれば、気持ちが沈んでしまう時だってある。大人にもそんな時は、この絵本がおすすめ! 今回のお話も、”かなりサイコー♪” ポジティブになれると思います。
- 2025年9月18日月収原田ひ香C0093小説@ 図書館いくら月収が欲しい? いくら月収があれば幸せ? 月収4万の女から月収3百万の女まで、それぞれの月収の6人の女性が登場し、チャプターで分かれた構成になっているので、さくさくと読み進められます。また年齢も様々ですが、6人の女性には小さな接点があり、バトンのように繋がれていったり、伏線が回収されたりと、とてもおもしろいです。 6人の女性の生い立ちや背景、お金を通して考え方や生き方に触れると、考えさせられることが多くあると思います。 そして、お金と向き合うこと、お金を生かした使い方を考えること、「三千円の使いかた」に続き、学びもある本です。
- 2025年9月11日こうして、ともに いきている多屋光孫絵本読み聞かせ@ 図書館同じ川で同じ餌を食べるヤマメとイワナは、温かいところと冷たいところで、ヒメウとカワウは浅いところと深いところで餌を獲る。 森に暮らす生き物たちも、草原に生きる生き物たちも同様に、それぞれの生態系で互いに工夫して、絶妙なバランスで暮らしているのです。 では、ヒトという生き物は…? 4ページを1ブロックという構成でテンポよく進んでいった先の最後のページ。待っていたものは…胸に迫ってくる”問いかけ”でした。大人こそ読むべき絵本です。
- 2025年9月9日ヤクーバとライオン (2) 信頼ティエリー・デデュー,柳田邦男絵本読み聞かせ@ 図書館「ヤクーバとライオン1 勇気」に続くお話。 ひどい飢饉で、人間も獣たちも飢えてつぎつぎと死んでいった。 ライオンの王者キブウェは、ヤクーバに命を助けられて以来、ヤクーバの村を襲うことはしなかった。だが…群れのリーダーとして仲間の命を守る任務があった。ヤクーバもまた、仲間のために牛たちを守る任務があった。 再びヤクーバとキブウェは対峙する。お互い譲ることが出来ない戦いを、「勇気」結ばれていたヤクーバとギブウェはどう戦う…? そして、その結末は…? 信頼する、信頼に応える…その重みが胸に響く絵本です。
- 2025年9月7日ヤクーバとライオン (1) 勇気ティエリー・デデュー,柳田邦男絵本読み聞かせ@ 図書館アフリカの奥地の小さな村。成長した少年が戦士になるには、独りでライオンと戦って倒し、勇気があることを示さなければならない。 少年ヤクーバが見つけたのは、傷ついた一頭のライオンだった。ライオンの目は、ヤクーバに二つの道を語りかけてくる…。 仕留めて帰れば、立派な男だと認められる。だが、手負いのライオンを仕留めて村に帰ることは本当の名誉なのか? 殺さなければ、気高い心を持った人間になれる。だが、村の仲間たちからは仲間はずれになるだろう。 はたしてヤクーバは、どちらの道を選ぶのか…。 そして、もし自分がヤクーバだったら…。「勇気」について、考えさせられる絵本です。
- 2025年9月4日まきさんのソフトクリームくどうれいん,柴田ケイコ絵本読み聞かせ@ 図書館あたらしくオープンしたソフトクリーム屋さん。店主は まきさん。 一番最初のお客さんは小さな男の子、それから山登りしてきたおばあさん3人グループ、そしておすもうさん、それぞれのお客さんの状況や気持ちに合わせて、サービス精神旺盛な まきさんはソフトクリームを巻いていくよ。お客さんは大喜び。 そうして人気になった まきさんのソフトクリーム。まきさんは、大勢の人に、どんなふうにソフトクリームをふるまった? 「ぐるんぐるん、ちょん!」のリズムの繰り返しにハマリます。 最後のページに登場人物の紹介があります。まきさん以外にもちゃんとお名前があったのです! やられた笑。 大人も子どもも大好きなソフトクリームの楽しい絵本です。夏の読み聞かせにピッタリです。ソフトクリームが食べたくなりますね。
- 2025年9月4日海でつばさを手に入れる中村玄絵本読み聞かせ@ 図書館生きものには、それぞれ祖先がいるのです。 地球上で最大の生きものシロナガスクジラ。そのクジラたちの祖先は、いまから5300万前は、まだ陸にいたのです。 その頃は大型犬ほどのサイズしかなく、空など飛べずはずもなく、走ることも、木登りも得意ではなかったクジラの祖先が、いかにして海の王者になっていったのか? どんな特技を活かしたのか? 出来ないことに目を向けるのではなく、得意なことを伸ばすことも素晴らしいことなのだというメッセージが隠されているかもしれません。。 悠久の時をかけて進化をとげていく壮大なクジラの物語と、生きものの進化の神秘に触れられる絵本です。
- 2025年9月4日児童書戦争絵本読み聞かせ@ 図書館太平洋戦争の戦時下に子どもだった人たちの「日常」とは、どんなものだった? 北海道から沖縄まで、ひとり10時間~32時間かけ、当時子どもだった17人から聞き取りをした「日常」が丁寧に描かれています。 見開き1ページ、絵と文で場面ごとの完結になっているので、絵本のように読めると思います。 65のエピソードは「特別」なことではなく、どれも当時の「日常」だということ。実話の持つ力は大きく、胸に響きます。インタビュー時は78歳~94歳、本の完成を待たずに亡くなった方もおられるそうです。戦争のない時代を次の世代へと繋げていくためにも、大人も子ども読んでおくべき本だと思います。
- 2025年9月4日うさぎのしまたてのひろし,近藤えり戦争絵本読み聞かせ@ 図書館瀬戸内海に浮かぶ小さな島…大久野島。たくさんのうさぎが棲息し、観光客でにぎわう「うさぎの島」は、かつて「地図から消されてた島」だった。 それはなぜか? 観光客の親子がご飯をあげていると、茶系や灰色系のうさぎたちに混ざり、白いうさぎが目に入ってくる。白いうさぎのおかあさんも白い ?… 子どもの問いから、絵本の世界は過去へと遡っていく…。 うさぎの島の記憶の物語、第二次世界大戦で、この「うさぎの島」で行われていたとことは? その当時の白いうさぎたちに起きていたこととは? 「うさぎの島」の過去、知らない人も多いのではないでしょうか。戦後80年を迎えた今年、読み聞かせによい絵本だと思います。
- 2025年8月27日ビーバーのギイコははこびたい出口かずみ絵本読み聞かせ@ 図書館ビーバーのギイコは、遊ぶことよりも「運ぶ」ことが大好きな女の子。 ある日、おとうさんのお弁当を届けることになり、お気に入りの引き車も持って出かけます。 途中、足をくじいたねずみの先生と子どもたちや、歩き疲れたあひるのおじいさん、それからも…次々と動物たちを引き車に乗せてあげます。 たくさん運べてご機嫌のギイコは、どんどん進んでいくのですが…その先には…!? ギイコは、無事におとうさんにお弁当を届けられるでしょうか? マイペースなギイコちゃんの楽しいお話で、とにかく可愛いギイコちゃんの虜になると思います。
- 2025年8月25日おひげピンピンしもかわらゆみ絵本読み聞かせ動物のおひげにフォーカスした、絵がとても素敵な本です。 かわいい猫の表紙が目をひきます。裏表紙の、ちょうちょを目で追っているであろう後姿の猫もかわいいです。 おひげがあるのは、猫だけではありません。おひげ繋がりで、おなじみのいろいろな動物がおひげ自慢。みんな笑ってる。でも、おひげがない動物は…? 読んでも見ているだけでも、大人も子どももニコニコしてくると絵本だと思います。
- 2025年8月24日ちょっとだけ ともだちなかがわちひろお気に入りの絵本絵童話読み聞かせ@ 図書館「すてきなひとりぼっち」「ぼくは、ういている。」に続く、一平くんシリーズの3作目。 今回の一平くんは、「ともだち」について考えます。 保育園に行くようになった妹の友達、お母さんの友達、お父さんやおばあちゃんの友達、たくさんいそうだ…いやいる。なんと、いつも家で本を読むかテレビを見るおじいちゃんにも、友達がいたなんて。なんとか友達を作らなきゃと、友達作りに励む一平くんでしたが…。 気が合う人は友達? 気が合わない人とは友達になれない? 一平くんが見つけた答えは…? 表紙の一平くんや周りの人が持っているジグソーパズルのピース、なるほど!なんです。 この一平くんシリーズは、どのお話もとても素敵な絵童話です。
- 2025年8月23日すてきなひとりぼっちなかがわちひろお気に入りの絵本絵童話読み聞かせ@ 図書館一平くんシリーズの一作目の絵童話。 絵が上手な一平くん。クラスメイトからリクエストされた絵を描き終わる頃には、クラスメイトたちは、もう違う話に夢中になりいなくなっていた…。 いつもは、そんなひとりぼっちには慣れている一平くん。 でも、その日は…。始まりは雨、不運なことは不運なことを呼び…、いつもとは違う、ちょっとつらいひとりぼっち。 そんな一平くんに、どんな素敵なことが起こるでしょう? そして一平君くんが思った、きもちがいい ひとりぼっちとは? ラスト4ページに、一平くんのすてきなひとりぼっちの世界が描かれています。 心の芯がぽかぽかしてくる絵本です。
- 2025年8月23日クスノキの女神東野圭吾C0093小説@ 図書館クスノキの番人に続くシリーズ2作目の作品。 玲斗は、すっかりクスノキの番人の仕事に向き合うようになっていた。。 月郷神社に手づくりの詩集を置かせてほしいと、やってきた女子高校生・早川佑紀奈。 叔母の千舟に連れられて行った、認知症カフェで出会った少年・元哉。 二人には、それぞれに抱えているある事情があった。 繋がるはずのなかった二人は玲斗を介して出会い、物語は佑紀奈が、絵は元哉の担当し、絵本を作ることになり、変化していく二人の心が切なく温かいです。 元哉、佑紀奈の事情とは何なのか? クスノキが持つ不思議な力は、二人にどう作用するのか? その作用は周りの人間にも及んでいき…。そして玲斗は、佑紀奈と元哉にどのように関わる? 幸せとは何か、誰が決めることなのか、そう問いかけられているような気持ちになると思います。 佑紀奈と元哉の絵本は、「クスノキと少年」に繋がっていきます。
- 2025年8月22日にゅーっ でたよでたよ荒井良二,長新太絵本読み聞かせ@ 図書館長新太さん×荒井良二さんの夢のようなコラボ作品。 絵本の表紙のパンから、にゅーっと出てくる動物は? かばから、にゅーっと出てくるものは? 花から、にゅーっと何が出てくる? 頭を空っぽにして、ただただ楽しいナンセンスが最高な絵本です。
- 2025年8月21日きまぐれレストランの おかし宮野聡子絵本読み聞かせ@ 図書館「きまくれレストラン」の第二弾。 キッチンカーのレストランがやってきたのは、ジャングル。 ネコ店長さんと、ウエイターのハシビコロウくんは、予約のお客様の動物たちに次々とおいしいお菓子のおもてなし。どのお菓子もおいしそうです。 ところが、いばりんぼワニさんに用意した魚のパイを、ハシビコロウくんってば、いい匂いにつられて食べちゃった…。困ったネコ店長さん、どうする!? 無事におもてなしをして、店じまいすることができるでしょうか? ページをめくる度に、どんな動物がどんなお菓子を注文したのか、ワクワクしながら子どもと一緒に楽しめる絵本です。
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