

ほんの 読みサプリ
@hanana
子どもに読み聞かせしていたら、いつのまにか自分が絵本沼にハマっていました
- 2026年2月25日
100年の旅ハイケ・フォーラ,ヴァレリオ・ヴィダリ,前田まゆみエッセイ絵本@ 図書館ドイツのベストセラーで、14カ国で翻訳されている本。邦訳は、前田まゆみさんです。 人は、どんな人生を送るのでしょう? コーヒーが美味しいと思い、好きになったのは何歳でしたか? この本は、0歳…生まれてから99歳まで…人生100年を旅になぞらえ、ページをめくる度に様々な経験をし、見て感じて考えることをし、他者と関わり色々な感情を知り、1ページで1歳ずつ重ねていきます。 本を読みながら、自分の現年齢までは実際に歩いてきた道に思いを馳せ、先の年齢は、これからの自分の人生を想像し…。 若い人は未来への期待と輝きを、歳を重ねた方は人生の深みを…この本は読む年齢によって感じ方が違うのではないでしょうか。 そして、99歳のページには問いが…。次のページはおそらく100歳…問いの答え、私なら、そこになんと記す? 一冊に山あり谷ありの人生と喜怒哀楽と感動が詰まった本です。 それから、「あとがき」もまた心に沁みるんです。子どもから大人まですべての人におすすめの本です。 - 2026年2月25日
わたしとわたし五味太郎かがくのとも絵本読み聞かせ@ 図書館「かがくのとも」2018年1月号で発表された作品のハードカバー版です。 子どもが、"哲学の世界"に触れられる絵本ではないでしょうか。 心って、とっても複雑。大人だって、自分の気持ちなのに時々わからなくなるもの。子どもだって、いろいろな気持ちを抱いているんです。 自分の心の中にある相反する気持ちが、とても分かりやすく描かれています。時にはクスッと、共感もしたり…。 どのページにも「わたし」と「わたし」の気持ちが描かれているのですが、一人の方の「わたし」は影に包まれていて、違う気持ちの「わたし」を表しているのだと思います。でも、影の気持ちというわけではなくて…どちらの「わたし」の気持ちも、「わたし」の気持ち。そして、「他人」の中の気持ちも同じだと気づくのです。 老若男女問わず、誰もが自分の心と向き合える秀逸な五味太郎絵本です。 - 2026年2月25日
くっつきました内田麟太郎絵本読み聞かせ@ 図書館絵本の内容はタイトル通り…なのですが、シュールな展開がとても楽しいんです。 一番初めは"タコ"と"だるま"が出会って、くっつくところから。 なぜ、くっついたのか? それは、「とってもすきでしたから」 くっついて"タコ・だるまちゃん"になった二人は、その後も、出会う者たちと次々にくっついていきます。「だって とっても すきでしたから」 くっつく度に名前もどんどん長くなっていき…そうして、「すき」な者たちとくっつきまくった最終形は…? 決まったパターンの繰り返しと決まり文句でリズムよく読め、聞く方は次は何とくっつく?とワクワクするに違いないので、とても読み聞かせに向いている絵本です。 そしてシンプルに「すき」という気持ち、その温かさも感じとれると思います。 - 2026年2月10日
かえるのおうさまいもとようこグリム童話絵本読み聞かせ@ 図書館グリム童話だということも、タイトルも知っているのに、どんなお話だったっけ? 「かえるのおうさま」は、そう思う人も少なくないお話のひとつなのでは…? いざ読んでみると…心優しいお姫様のキスで魔法が解けるパターンではなく、蛙なんて気持ち悪いし、嫌なものは嫌!と、お姫様に似つかない行為をした結果からのハッピーエンド!になるお話なのです。勧善懲悪の気持ち良さを考えていたら、肩透かしをくらわされます。 ただ、お姫様はまだ未熟な少女であり、王様は「約束したなら、守らなければならない」と諭せる大人なのです。 そもそも、困っている人に先にごほうびを要求して、承諾してくれるなら助けるという蛙の方も褒められたものじゃないような…。 どの年齢で読むかによって見える景色が違うだろうし、大人は読み返すたびに、このお話の深さにはまっていく絵本だと思います。 - 2026年2月8日
もぐらけんせつ絵本読み聞かせ@ 図書館「もぐらけんせつ」シリーズの3作目! 今回の依頼主は、あなぐま三姉妹。遠くの山の向こうから売りに来るあなぐま三姉妹のドーナツは、町で大人気! お店がもっと近ければ…ということで、もぐらけんせつは、トンネルの工事を請け負うことに。 どんな働く車で、どんなふうに工事をしてトンネルが貫通するのでしょう? あなぐま三姉妹も町の人たちも大喜び。登場するキャラクターたちは個性いっぱい、工事が進んでいく様子も、どのページも見開きいっぱい臨場感があるんです。そして裏表紙の見開きには、もぐらけんせつの親方"ほりぐちもぐざえもん"さんの「工事報告書」まであって楽しいです。 働く車好きの子どもの心をくすぐる絵本になっていると思います。 - 2026年2月8日
なぞなぞ安野光雅絵本読み聞かせ@ 図書館安野さんの生誕100年を迎えることを記念して、「こどものとも」として刊行されていた作品が、ハードカバー版で刊行されました! "うらしまたろう"をはじめ、誰もが知っているお話に登場する人物を、「だれでしょう」のリズムと共に3つの選択肢から選んでいく形で進んでいきます。 そんなの簡単!と思うかもしれませんが、慌てて答えようとすると、うっかりひっかかりそうになったり、3択と思ったら…変化球が飛び込んできたりと遊び心があって、飽きることなく読み聞かせも盛り上がると思います。 お話のキャラクターたちが、安野さんの温かみのある絵で描かれているのも絵本ならでは! また、最終ページには一部のキャラクターの説明があり、プチ知識も仕入れることができます。 - 2026年2月2日
さかなを たべた あとの ほね加藤休ミ絵本読み聞かせ食育@ 図書館切身で食べることも多い魚ですが、元々はどんな姿かたちの魚?どこでとれた? そして料理は、焼く?煮る?それとも…。おいしく食べたら、残るものは…"ほね" そんなふうに同じ展開で進んでいくので、とてもリズムが良いのと、"ほね"にフォーカスしているところも面白いので、魚の見た目から、どんな"ほね"かな?と想像しながら、読み聞かせができる絵本だと思います。 絵本の表紙は中身とは逆の展開の"ほね"の絵、裏表紙が元の姿の魚の絵になっているので、最後はクイズで締めくくれます。 また、魚の個性に合わせた料理はとにかくおいしそうで、食べ終わった後はキレイに残った"ほね"がリアルに描かれていて、食育にもオススメです。 - 2026年1月24日
ねこがしんぱい小池壮太,角田光代絵本読み聞かせ@ 図書館小学生の女の子とその両親は、飼い猫の"たまこ"のことが過保護なほどに心配なのです。 家族が留守になる昼間、たまこがさびしがっていないだろうか、さらには、たまこがピンチになる場面を次々と想像しては心配し、学校でも仕事先でも家族の頭の中は"たまこ"でいっぱい。でも猫のたまこの方は・・・!? たまこは、家族が想像もつかない世界を往来して自由に過ごしているのです。猫ですから…笑。 心配する家族と、ひとり時間を満喫するたまことの落差を俯瞰して読めるところが面白いです。一方で、女の子家族が小さな命を大事にし、愛情を注ぐ姿に心が温かくなります。 そして表紙、眺めていて飽きません。猫の毛一本一本、眼差しに至っては吸い込まれてしまうくらいで本当に絵?と思うほどリアルです。特に猫好きさんにおすすめの絵本です。 - 2026年1月10日
ずっと工事中! 沢田マンション加賀谷哲朗,青山邦彦絵本読み聞かせ@ 図書館絵本の「沢田マンション」は、高知県に実際にある集合住宅なのです。 「沢田マンション」って、どんなマンション? なぜ、ずっと工事中!なのでしょう? 夫婦がたった二人で造っていくマンションは完成したかと思いきや、こうしたい、こうしてあげたい、楽しく気持ちよく住めるようにしたいと、沢田夫妻の情熱は、マンションの姿を変えていくのです。 その変化していく様がページをめくる度に現れ、読んでいてとても楽しいです。巻末には、年代ごとの変化を絵コンテで載せられています。また、背表紙の裏には、楽しい仕掛けも! エネルギーをもらえる絵本です。 - 2026年1月10日
すてきなひみつロイス・ホバート,マーサ・アレクサンダー,田中潤子絵本読み聞かせ@ 図書館「ささやきって、なに?」「ひみつって、なに?」という弟の知りたいに、お姉ちゃんは何と答える? 「ささやき」や「ひみつ」が何かを、お姉ちゃんは"すてきな表現"で弟に話すのです。その"すてきな表現"は、大人の心ににも心地良く響いてくると思います。 そして、最後には「いちばんとっておきの、すてきなひみつ」が明かされるのです! それは、とても温かい「すてきなひみつ」。 読後は、お姉ちゃんとまだ小さな弟の姉弟二人の間に流れる、愛らしい"すてきな時間"をのぞかせてもらった気分になる"すてきなすてきな絵本"です。 - 2025年12月25日
ねずみくんのクリスマスのおうちさがしレベッカ・ハリークリスマス絵本読み聞かせ@ 図書館ねずみのアロンくんは、クリスマス・イブだというのに、お家が見つかっていないのです。 急ぐアロンくんでしたが、お家探しの最中にアロンくんの前にそれぞれの事情で困っているうさぎさん、きつねさん、くまさんが現れます。 アロンくんは放っておけず、みんなのお手伝いをするのです。でも、終わった頃には、すっかり日も沈み、強い風もふきだし…。 ようやく見つけたお家は、つららがさがっていて…かびくさいお家でした。 それでもアロンくんはお家の手直しをしようと、ベッドを作るため、木の葉を集めにまた出かけました。 さっきのうさぎさんたちを見かけるのですが、アロンくんに気づいてもらえません…。木の葉を集め終えたアロンくんが、とぼとぼと家に帰ると…? とても温かい素敵なエンディングです。 "情けは人のためならず"という ことわざが頭に浮かぶのではないでしょうか。 それから、全ページに散りばめられている箔押しも美しい絵本です。 - 2025年12月25日
ゆき三浦太郎クリスマス絵本読み聞かせ@ 図書館いちめんに広がる雪の上を歩く動物たち、雪遊びで楽しそうな子どもたち、その様子がページを繰る度にリズムよくオノマトペで表現されています。読んでいて、心地よいです。 オノマトペが終わると、今度は子どもたちのはしゃぐ声が絵本から聞こえてきます。 そして子どもたちが家に帰ると…何やら時間を気にしだし…村はずれの一軒家に向かいます。子どもたちは、空を見上げて誰かを見送るのです。 「いってらっしゃーい」 空には、トナカイとソリと誰かのシルエットが… もしかして…? 音に絵、そして想像力がかきたてられる仕掛けありで、五感で楽しめるクリスマスにピッタリな絵本です。 - 2025年12月20日
クリスマスにくつしたをさげるわけ間所ひさこ,降矢加代子クリスマス絵本読み聞かせ@ 図書館クリスマスに靴下を下げるのはなぜ? その理由が、子どもにも理解できるようにやさしく描かれています。クリスマスの読み聞かせにもピッタリです。 靴下の由来を知っているようで知らなかった大人も、偶然はニコラスの優しさが起こしたと思わずにいられないと思います。 なにより、"困っている人に幸せになってほしい"と願い行動するニコラスの慈愛の心、他者への無償の愛に心温まる絵本です。 - 2025年12月20日
ねこのピート クリスマスをとどけようエリック・リトウィン,ジェームス・ディーン,大友剛クリスマス絵本読み聞かせ@ 図書館ねこのピート」シリーズの中のクリスマスにひったりな1冊です。 クリスマスイブの日に、風邪をひいて寝込んでしまったサンタさん。 困ったサンタさんが電話をかけた相手は、ねこのピート! ピートは、サンタさんに代わって、世界中の子どもたちへクリスマスプレゼントを届けることに…。 ピートは、体は小さく特別な能力もなく、ただのねこなんです。そのピートが、山積みのプレゼントをぜんぶ届けきることなんて出来る!? 「ねこのピート」シリーズは、大人もポジティブな気持ちになって、元気をもらえる絵本だと思います。また読み聞かせも、こどもと一緒に"ねこのピートの歌"を歌えば、楽しく盛り上がります。 - 2025年12月15日
みえないおしごととくながけい書店員が選ぶ絵本新人賞絵本専門士賞絵本読み聞かせ@ 図書館2025書店員が選ぶ絵本新人賞と絵本専門士賞のダブル受賞作品。 人の暮らしの傍らには、横断歩道の信号機、回転寿司のレーンに自動販売機など、当たり前にがんばっている物たちがあふれています。 信号機の中は? 回転ずしのレーンの下は? 自販機の中はどうなっている!? 動いているのが、動くのが当たり前すぎて、どうやって動いているのかなんて考えたことなかったかも…。物が動く仕組みの部分に視点を当てた「見えないお仕事」「見えないがんばり」がユーモアたっぷりで描かれていて、とってお面白い絵本です。ページをめくるたびに、そうきたか!なるほど!笑と、とくながさんの想像で描かれた世界が楽しいです。 読み聞かせにも向いていて、子どもも自分なりの想像を広げていくと思います。 さらに、巻末には「しごとにんたちの にちじょう」という、本編に続く4コママンガが載っていて、一冊で二度楽めます! - 2025年12月14日
いちにちおこめふくべあきひろいちにち絵本読み聞かせ食育@ 図書館ふくべあきひろさんの「いちにち」シリーズの最新刊。 今回は「おこめ」。"いちにち"おこめになって、種からおいしいお米になって、おかまで炊かれるまで体験していきます。 大人もふだん食べているお米のこと、知っているつもりで知らなかったことに気づく人もいるのではないでしょうか。 知識の絵本にもなるし、また一粒のお米が出来るまで、お米に降りかかる困難や受難も描かれていて、子どもの食育にも役に立つ絵本だと思います。 「いちにち」シリーズは、"いちにち"になってみる男の子の変顔…じゃなくて、驚きの表情も楽しいです。 - 2025年12月14日
きれてる鈴木のりたけ?と!のえほん絵本読み聞かせ@ 図書館「?と!のえほん」シリーズの第2弾もユーモアたっぷり。"ロールケーキ"の「切れてる」様子が、ページを開くたびに違う展開で待っています。 また、シリーズの「?」と「!」が、2作目でよりはっきりと色濃くなっているように感じます。 読み聞かせにもお勧めで、子どもと会話をしながら一緒に楽しめる絵本です。 また、ロールケーキの絵の質感がとてもリアルで、実際にロールケーキを用意して読むのが良いかもしれません。絶対に食べたくなると思うし、再現してみたくなるかも?笑。 - 2025年12月8日
クリスマスバス藤本ともひこ絵本読み聞かせ@ 図書館「いただきバス」シリーズの最新刊。 プレゼントを届け疲れてしまったサンタさん…。バスくんとねずみくんたちは、サンタさんの代わりに、プレゼントを届けることにしたのです。 張り切って子どもたちにプレゼントを届けていくバスくんとねずみくんたちでしたが、世界は広かった! バスくんは、ねずみくんたちの手を借りて、すっごい技を繰り出します! バスくんは、ねずみくんたちにどんなことをやってもらったのでしょうか? そして、プレゼントを配り終えることができたバスくんとねずみくんに、サンタさんが用意してくれていたものはなんでしょう? 最後は、みんなでクリスマスパーティ。 ユーモアたっぷり楽しくて、クリスマスの時期の読み聞かせにぴったりの絵本です。 - 2025年12月8日
しんしん ゆきの ふるばんにあべ弘士絵本読み聞かせ@ 図書館しんしん雪が降る静かな夜、ひとり森を歩くきつねが次々と出会っていく動物たち。 きつつき、うさぎ、くまにフクロウ。きつねと動物たちは言葉を交わします。それぞれの動物たちには、雪の降る夜の過ごし方があって…。 真っ白な雪の上には、きつねの足跡が伸びていきます。きつねがひとりで歩いていたのはなぜでしょう? きつねと動物たちが棲む森に広がる雪の世界、文と絵の描写がとても素敵です。 - 2025年12月4日
やさしいさんぱつやくすのきしげのり絵本読み聞かせ@ 図書館「ぼくのまち」にある散髪屋さん。散髪屋のおじいさんのおじいさんの時からずっと町に在り続けています。 散髪を通して町の人々に寄り添い続けてきた散髪屋さんは、単に散髪をする場所ではなく、ぼくや町の人々にとって「大切な居場所」となっていました。 そして流れゆく月日の中で、散髪中に鋏を落としたり、腰が痛くなったりするようになった散髪屋のおじいさんに、今度は町の人々が寄り添います。 それは、ぼくも同じでした。 いつものように、ぼくが散髪に行った日のこと、いつもと違うドキドキすることが起きて…。ぼくは…どうしたでしょうか。 町の人々の、そしてぼくのおじいさんへの思いに心が温まる絵本です。
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