

ほんの 読みサプリ
@hanana
子どもに読み聞かせしていたら、いつのまにか自分が絵本沼にハマっていました
- 2025年8月25日おひげピンピンしもかわらゆみ絵本読み聞かせ動物のおひげにフォーカスした、絵がとても素敵な本です。 かわいい猫の表紙が目をひきます。裏表紙の、ちょうちょを目で追っているであろう後姿の猫もかわいいです。 おひげがあるのは、猫だけではありません。おひげ繋がりで、おなじみのいろいろな動物がおひげ自慢。みんな笑ってる。でも、おひげがない動物は…? 読んでも見ているだけでも、大人も子どももニコニコしてくると絵本だと思います。
- 2025年8月24日ちょっとだけ ともだちなかがわちひろお気に入りの絵本絵童話読み聞かせ@ 図書館「すてきなひとりぼっち」「ぼくは、ういている。」に続く、一平くんシリーズの3作目。 今回の一平くんは、「ともだち」について考えます。 保育園に行くようになった妹の友達、お母さんの友達、お父さんやおばあちゃんの友達、たくさんいそうだ…いやいる。なんと、いつも家で本を読むかテレビを見るおじいちゃんにも、友達がいたなんて。なんとか友達を作らなきゃと、友達作りに励む一平くんでしたが…。 気が合う人は友達? 気が合わない人とは友達になれない? 一平くんが見つけた答えは…? 表紙の一平くんや周りの人が持っているジグソーパズルのピース、なるほど!なんです。 この一平くんシリーズは、どのお話もとても素敵な絵童話です。
- 2025年8月23日すてきなひとりぼっちなかがわちひろお気に入りの絵本絵童話読み聞かせ@ 図書館一平くんシリーズの一作目の絵童話。 絵が上手な一平くん。クラスメイトからリクエストされた絵を描き終わる頃には、クラスメイトたちは、もう違う話に夢中になりいなくなっていた…。 いつもは、そんなひとりぼっちには慣れている一平くん。 でも、その日は…。始まりは雨、不運なことは不運なことを呼び…、いつもとは違う、ちょっとつらいひとりぼっち。 そんな一平くんに、どんな素敵なことが起こるでしょう? そして一平君くんが思った、きもちがいい ひとりぼっちとは? ラスト4ページに、一平くんのすてきなひとりぼっちの世界が描かれています。 心の芯がぽかぽかしてくる絵本です。
- 2025年8月23日クスノキの女神東野圭吾C0093小説@ 図書館クスノキの番人に続くシリーズ2作目の作品。 玲斗は、すっかりクスノキの番人の仕事に向き合うようになっていた。。 月郷神社に手づくりの詩集を置かせてほしいと、やってきた女子高校生・早川佑紀奈。 叔母の千舟に連れられて行った、認知症カフェで出会った少年・元哉。 二人には、それぞれに抱えているある事情があった。 繋がるはずのなかった二人は玲斗を介して出会い、物語は佑紀奈が、絵は元哉の担当し、絵本を作ることになり、変化していく二人の心が切なく温かいです。 元哉、佑紀奈の事情とは何なのか? クスノキが持つ不思議な力は、二人にどう作用するのか? その作用は周りの人間にも及んでいき…。そして玲斗は、佑紀奈と元哉にどのように関わる? 幸せとは何か、誰が決めることなのか、そう問いかけられているような気持ちになると思います。 佑紀奈と元哉の絵本は、「クスノキと少年」に繋がっていきます。
- 2025年8月22日にゅーっ でたよでたよ長新太絵本読み聞かせ@ 図書館長新太さん×荒井良二さんの夢のようなコラボ作品。 絵本の表紙のパンから、にゅーっと出てくる動物は? かばから、にゅーっと出てくるものは? 花から、にゅーっと何が出てくる? 頭を空っぽにして、ただただ楽しいナンセンスが最高な絵本です。
- 2025年8月21日きまぐれレストランの おかし宮野聡子絵本読み聞かせ@ 図書館「きまくれレストラン」の第二弾。 キッチンカーのレストランがやってきたのは、ジャングル。 ネコ店長さんと、ウエイターのハシビコロウくんは、予約のお客様の動物たちに次々とおいしいお菓子のおもてなし。どのお菓子もおいしそうです。 ところが、いばりんぼワニさんに用意した魚のパイを、ハシビコロウくんってば、いい匂いにつられて食べちゃった…。困ったネコ店長さん、どうする!? 無事におもてなしをして、店じまいすることができるでしょうか? ページをめくる度に、どんな動物がどんなお菓子を注文したのか、ワクワクしながら子どもと一緒に楽しめる絵本です。
- 2025年8月21日ぼくたちのいえ藤原ヒロコ知識絵本読み聞かせ@ 図書館家の絵を描いていた男の子のまわりに、12の生きものたちがやってきた。 その昆虫や動物たちの家に招待された男の子のお話。 最初はクモの糸につかまって、クモの家におじゃまします。。 左のページは生きもののリアルな家、右のページは、もし自分が生きものの家に住むとしたら?…と空想した家、左右セットの構成です。 生きものの生態は面白く、男の子の空想の世界は自由でとても楽しい。 さて、12の生きものたちの家を全て訪問した男の子は、どうやって自分の家に帰ったでしょう? そして、家に帰った男の子がしたことは…? 読みながら、いろいろ空想しながらお絵描きをしていた、子どもの頃の楽しい時間を思い出す人もいるのではないでしょうか。
- 2025年8月19日かえるのほんや 3びきのみならいやぎたみこ絵本読み聞かせ@ 図書館森の中の柳の木に、かえるの本屋さんがあるのです。 ある日、ダルマくん、アマくん、トノサマくんの3びきの見習いが入りました。 売り場の本は、全部かえるたちが作った本。なんと本作りは、紙や絵具を作るところから始まるのです。 3びきの見習いも、店長さんや先輩たちに教わりながら本作りを始めます。そして、本屋の窓からのぞきにきたトカゲを見て、「とかげのおきゃくさん」という絵本をかくことに決まったのですが…なかなかお話が作れません。そこで、お話をかくために3びきが考えたことは…? 絵本は仕上がるでしょうか。 生活の一部に本があるっていいいなーと思える絵本です。
- 2025年8月19日みっちりつぶつぶ とうもろこしいわさゆうこ知識絵本読み聞かせ食育@ 図書館「どーんと やさい」シリーズの最新刊。 とうもろこしが育っていく過程がしっかり分かります。ともろこしをおいしく食べてはいても、とうもろこしのこと、実はちゃんと知らなかったことに気づく人も多いのではないでしょうか。 写真絵本ではありませんが、描写が細かく生き生きとした絵は、写真と見紛うほどです。擬音も楽しく書かれています。 終わりには、とうもろこしの育て方やひみつのページもあります。食育の絵本としてもオススメです。
- 2025年8月19日川がパンクしちゃった!吉田葉子,後誠介,黒川なお絵本読み聞かせ防災@ 図書館大きな水害はどういう過程で起こるのか、水害が発生するとどんな被害に遭って、どういう状況になるのか…。森の学校に通う動物たちを主人公にすることで、小さな子どもにも少しクッションをおきつつも、挿絵から動物たちの表情や水害がどういうものか分かりやすく、子どもの心にも届きやすいのではないでしょうか。 読みながら、命を守るための行動をする力を身につけられる防災教育ができる良い絵本です。
- 2025年8月11日パパはたいちょうさん わたしはガイドさんゴンサロ・モウレ産経児童出版文化賞絵本読み聞かせ@ 図書館学校への通学路は、パパとジャングルを探検するような楽しい時間。 ひかりと かげと おとの ジャングル 行き交う車はいろんな動物、波の音から海の表情も分かる、杖を叩いて楽しくステップを踏む、横断歩道はごうごう流れる大きな川、ドキドキしながら渡る。 目が見えない父と、かすかに見える娘、二人の心に見えている世界が、娘の視点で語られています。 そして、学校につくと…? 父の娘へ注がれる深い愛情、娘の父によせる大きな信頼、そして父娘の繋がれた手のぬくもりが伝わってきて、心にぽっと明かりが灯るような絵本です。
- 2025年8月10日えほん ときの鐘小林豊小学校高学年以上産経児童出版文化賞絵本読み聞かせ@ 図書館江戸の町に、時刻を知らせるのは「時の鐘」。時計がなかった江戸の時代…現在の日本橋界隈が舞台のお話です。 「時の鐘」を鳴らす鐘役の孫の新吉は、おにごっこして遊んでいる時、オランダ人のヤンさんと出会います。 ヤンさんには、どうしても見たいものがありました。新吉は、仲良しのべらぼうさんに相談し、一緒にヤンさんの見たかったものを見て回るのです。ヤンさんが見たかったものとは…? 日本画家の小林豊さんの画力は、絵本を読みながら、江戸時代の生き生きとした人々や文化や風景を、新吉たちと一緒に見て回る気分になると思います。 人種や年齢を超えて、友だちになった新吉とヤン、二人の温かい交流にほっこりする絵本です。
- 2025年8月10日クスノキの番人東野圭吾C0193小説@ 図書館2026年1月公開予定の東野圭吾さん初のアニメ映画の原作です。 玲斗は出自も生き方も誇れたものではなく、手にしているものも何ひとつない。祖母と母しか知らない玲斗の前に、突然、現れた叔母に窮地を救われる。その条件として、叔母からから命じられたことは「クスノキの番人」。クスノキが持つ力とは? 「クスノキの番人」は、玲斗でないと出来ないことだと言う。それは血の物語であり、叔母・千舟と玲斗は、先祖から連綿と続いてきた血の上に生まれた命だということ。 一方で、血の繋がりの上に立っていない父と息子の物語も描かれています。 おどろおどろしい殺人も派手な事件も起きません。千舟の悔恨の念、玲斗が成長していく様、そして「クスノキ」を巡る人々を通して、人間とは何か、生きるとは何か、読んだ人がそれぞれに受け取るものがある小説だと思います。
- 2025年8月6日ぎょうざが となりに ひっこしてきました玉田美知子絵本読み聞かせ@ 図書館『ぎょうざが いなくなり さがしています』の、ぎょうざさんがシリーズ化に!? 「せいろ」の形をしたテンシンハイツ。(読む人は、きっとテンシンは「天津」に、すぐ変換しちゃうと思います笑) そのテンシンハイツに住んでいる春巻さんのお隣に、引っ越してきたぎょうざさん。 春巻さんの目を通して、ぎょうざさんの日常が描かれています。 ところが…肉まんさんもしゅうまいさんも、ぎょうざさんを見かけない日が続きき、春巻さんも心配になってきます。果たして、ぎょうざさんはどこに!? 今回も面白くて楽しいお話です。
- 2025年8月4日どろぼうジャンボリ阿部結お気に入りの絵本絵童話読み聞かせ@ 図書館アルミのバケツのようなごみ箱を目出し帽のようにかぶって、黒手袋に黒長靴のいでたちの、おひげを生やしたどろぼうさん。名前はジャンボリ。 夜な夜なまちに出て、何を盗む? ジャンボリが盗むものは…みんなの家のごみ箱に捨てられた「てがみのたね」。練習の手紙、恥ずかしくて出せなかった手紙、書き損ねた手紙。捨てるわけは人それぞれ。 でも、ジャンボリにとっては、それが大事な宝物だったのです。ごみ箱に捨てられた手紙は、「はだかんぼうの きもち」。「てがみのたね」を読むと、ジャンボリの心に「花」が咲くのです。 ところがある日を境に、みんなの家のごみ箱から「てがみのたね」が消えちゃった! なぜ消えてしまった? ジャンボリはどうした? 手紙は気持ちが伝えられる、気持ちが伝わる素敵なものだったことを思い出す絵童話です。
- 2025年7月31日ぼくは、ういてる。なかがわちひろ日本絵本賞 最終候補作品お気に入りの絵本絵童話読み聞かせ@ 図書館いつもじゃなくても、周りから「浮いている」って漠然と感じたこと、誰にでもあるのではないでしょうか。 一平くんを通して、その「浮いている」状態を具体的に絵と文字で表してくれているのです。一平くんは、「浮いている」自分を分析して自己肯定しています。そして時々、わざと浮くという山田ほのかさん。なぜ、わざと浮くのか? その理由に、分かる分かると思う人もいると思います。 ある日、ほのかさんは沈んでいた。一平くんが取った行動は? 心の芯がぽかぽかしてくる絵本です。 表紙も素敵です。風船は箔押しです。
- 2025年7月28日おはなしはどこからきたの?さくまゆみこ世界の昔話産経児童出版文化賞絵本読み聞かせ@ 図書館かつて文字を持たなかったアフリカ大陸の人々には、文字による記録ではなく、「おはなし」で歴史や風習を伝えていたので、「おはなし」は、人々にとって大事な意味を持っていたのです。そんな南アフリカのズールーの人たちに伝わる「おはなし」の起源にまつわる昔話絵本です。 子どもたちに「おはなし」をせがまれた母親マンザンダバは、「おはなし」を探す旅に出ます。動物たちに聞いて歩いたり、ついにはウミガメに海底の精霊の民が暮らす宮殿にたどり着きます。マンザンダバは、「おはなし」を手に入れることができる? 木版画の絵も鮮やかで素敵です。
- 2025年7月26日いつも仲間といっしょ エナガのくらし東郷なりさ写真絵本産経児童出版文化賞科学絵本絵本読み聞かせ@ 図書館エナガの体重は、わずか7gほど。そんな小さな鳥、エナガの暮らしの1年間を収めてある写真絵本です。 エナガが仲間と一緒に群れで暮らすのは、なぜ? エナガはどんな風に夫婦になり、どうやって子育てをする? 本の終わりのQ&Aで、さらに詳しくエナガのことが分かります。どのページもかわいいエナガの写真がいっぱい。見飽きません。
- 2025年7月24日トクベツキューカ、はじめました!清水晴木児童書小学校高学年以上産経児童出版文化賞@ 図書館大人の会社員の有給休暇のように、一年で一日だけ好きな時に好きな理由で休むことができる「トクベツキューカ」がある小学校が舞台。 それぞれ友だち関係や家庭の悩みを抱える小学5年生の7人は、どんな理由でどんな風に「トクベツキューカ」を使う? そして、フツウって何だろう? トクベツって何だろう? 冬・春・夏・秋、また冬と、5つの物語になっており、そして、1つ目の冬の伏線は、2つ目の冬に回収されており、読後感もさわやかです。 小説家・清水晴木さんの初の児童書。
- 2025年7月20日僕には鳥の言葉がわかる鈴木俊貴サイエンス一般書随筆@ 図書館鳥にも鳥の言葉がある、その言葉を理解し行動していることを知れば、衝撃を受けるのではないでしょうか。 「シジュウカラ」が単語を組み合わせて文を作って、他の鳥たちと意思疎通を図っているのです。そのことを科学的に証明するまでのプロセスが分かりやすく、時にはユーモアも交えていて、スラスラ読めます。イラストもかわいいです。 そして、鈴木さんが切り開いた”動物言語学”のこれから…他の動物たちの言葉が分かっていくのかも?と、わくわくしてきます。 るびのない一般の本なので、小学生には厳しいと思いますが、生き物が好きな中高生にはお勧めの本です。鈴木さんの好きなこと、興味があることに一直線に取り組んでいく姿も輝いて映ると思います。
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