

ほんの 読みサプリ
@hanana
子どもに読み聞かせしていたら、いつのまにか自分が絵本沼にハマっていました
- 2025年5月27日ぼくは ふね五味太郎絵本読み聞かせ@ 図書館絵本は児童書ではなく、「子供も読める本」。 この絵本は、そういう五味さんの思いが特に強く出ている気がします。 「ぼくは ふね」 小さな子どもは、物語として楽しむだろうか。 もう少し大きくなった子どもは、ふねを自分に重ねて読むかもしれない。 悩み多き年頃の子どもには、心に響くかもしれない。 そして大人は、いつのまにか縛られていた固定概念に気づくかもしれない。 読む側の年齢に応じた、感じ方や味わい方ができる絵本です。
- 2025年5月27日ワレワレはアマガエル松橋利光小学校低学年絵本読み聞かせ課題図書@ 図書館写真絵本なので、とてもリアルにカエルの生態が学べます。 タイトルの通り、アマガエルが主人公。 子どもは興味津々に読みすすめられる絵本だと思います。 また、「おたまじゃくしはカエルの子」くらいしか知らない大人、勉強したことを忘れてしまってしまった、そんなどちらの大人にも楽しめ、勉強にもなるのではないでしょうか。 田んぼに行けば、いつでもカエルに会えるように、そのために自分に出来ることは何か・・・そう考えさせられる絵本です。
- 2025年5月27日ふみきりペンギンおくはらゆめ児童書小学校中学年以上課題図書@ 図書館ゆうと、るり、ななこ、そうすけは、同じ小学校の3年生。 それぞれの物語が展開され、交差し合う構成です。 ゆうとは左利き。ヘンなの? うわさ話を3年生になっても信じるるりは、ヘンなの? ゆうとには"ふみきりペンギン"、るりには"ぺろりんへび"、ななこにはは"鏡の中のライオン"、そして、そうすけには、天気占いをする"げたフクロウ"が現れます。 そんな不思議な現象を混ぜながら、壊れた友だち同士の関係をどう修復していくのか、お互いによく思っていなかった者同士の関係をどう変えていくのか、この本の見どころで、子どもが読めば等身大に感じ、大人が読めばほほえましく感じる児童書だと思います。 また、ヘンと否定せずに一緒に面白がって肯定する、ゆうとのお姉さんや図書館で働くいなばさんの存在も読後感の良さにつながると思います。
- 2025年5月25日うさぎとかめしもかわらゆみ絵本読み聞かせ@ 図書館イソップねずみのおじさんが、こどもたちにお話しを聞かせてあげるというテイストのイソップ物語です。この絵本はそのシリーズ3作目。 お話そのものは、多く人に知られている「うさぎとかめ」です。 違うところは、お話を聞いたねずみのこどもたちは、それぞれに感想を言い合うのです。 ねずみのこともたちは、どんなことを思ったのでしょう? 「うさぎとかめ」のお話から、多様性、互いを認め合う気持ちを学べる絵本です。
- 2025年5月25日ぼくのねこ ポー岩瀬成子小学校低学年幼年童話課題図書@ 図書館とおるは、学校からの帰り道に、塀の上にいた猫を見つける。 猫は逃げもせず人なれしていて、とおるは自分の猫になってほしくて、連れて帰ります。お母さんにも、箱に閉じ込められていたと嘘をついてしまいます。 そして飼うことになった猫にポーと名づけ、一緒に遊び、過ごす日は、楽しくてしかたありませんでした。 でも…。 転校してきた森くんが、引っ越た日の夜にいなくなってしまった猫を探していたのです。 それを知ったとおるの気持ちは…? とおるは、自分の気持ちでいっぱい。 だけど、次第に友だちの気持ち、猫の気持ちになって考えるようになり…。 とおるは、果たしてどんな行動を起こすのか? とおるの心の動きがよく伝わってくる、ほほえましい成長物語になっています。
- 2025年5月25日ねえねえ、なに見てる?ビクター・ベルモント小学校中学年以上絵本読み聞かせ課題図書@ 図書館この絵本は、家族の食卓テーブルに始まり、食卓テーブルで終わります。 話を進めていくのは、色覚異常のある男の子トーマス。 ほかの人と見え方が違うと言われるけど、自分ではそう思っていないんです。だって、それが自分の現実の見える世界だから。 トーマスは思います。みんなはどんなふうに見えているのかな? 例えば、弟。まだ小さいから、なんでもかんでも大きく見えているんだろうな。 昔のゲームばかりしているパパは、みんながドッド絵に見えているかも!? そんなふうにトーマスは、自分の家族が見える世界を想像します。愛犬オレオや、食卓に飛んできたハエの見え方もね! ひとりひとり顔が違うように、見えているものひとりひとり違う。 そうか、人それぞれで当たり前なんだなと、自分を丸ごと認められる絵本です。
- 2025年5月24日たった2℃で…キム・ファン小学校中学年以上絵本読み聞かせ課題図書@ 図書館地球温暖化がもたらす影響が、誰でもよくわかるように描かれています。 まず最初に人間の体温のしくみと熱がでるとどうなるかということが書かれているため、その後に続く生き物たちの物語、置かれている環境が、子どもにもぐっと理解しやすくなっているのです。そして、理解できるといことは『自分事』として考えられるということです。 子どもの時から地球温暖化への意識が高められれば、それも地球の手あてになるのではないでしょうか。また同時に、世界中の大人たちも読んでおくべき絵本の一冊です。
- 2025年5月23日ひとのなみだnakaban,内田麟太郎絵本読み聞かせ@ 図書館まずnakabanさんの絵画の表紙に、目を奪われます。 内田麟太郎さんのお話の方も、読み終わった後、「ひとのなみだ」というタイトルの意味に胸を突かれます。 近未来の戦争の形はどうなっている? ロボットがドローンが買える大きな国は、戦争にロボットが行く。人間は戦争に行かなくていい。大きな国では、自分の国の人間は死なずにすむから、安心なこと? では、ロボットがドローンが買えない小さな国は? 大国と小国、人とロボット、敵と味方・・・。大きな国に住む男の子の目を通して、戦争の本質を考えさせられます。 内田麟太郎さんの平和への願いが込められた絵本です。
- 2025年5月22日バラクラバ・ボーイもりうちすみこ,ジェニー・ロブソン,黒須高嶺児童書小学校中学年以上課題図書@ 図書館4年生のクラスに、バラクラバ(目出し帽)をかぶった転校生のトミーがやって来て・・・。 クラスメイトは当然、なんでかぶっているのか知りたくてしょうがない! バラクラバ帽を脱がせようとしたり、理由を聞き出そうとするのですが、トミーが5年生のいじめっ子に襲撃される事件が起きてから、クラスメイトたちの気持ちが変わっていき…。 そしてクラスメイトたちは、トミーがまた襲撃されないようにすばらしい案!を考えるのです。すると今度はトミーの気持ちにも変化が起きます。明かされる理由、それは身をもって体験したクラスメイトの中には同感する子もいて・・・。 でも、もうバラクラバ帽はいらない!のです。 転校の経験がある人には、うんうんとうなずいてしまう絵本かもしれません。
- 2025年5月22日だいぶつさまのうんどうかい中川学,苅田澄子絵本読み聞かせ@ 図書館仏さまたちが運動会をすると・・・? そもそも運動会の会場となる運動場ってどこにある? そして、どんな仏さまたちがいらっしゃる? 仏さまだって、ビジュアルや個性が違うんですよね。なかでも、やっぱり存在感が大きいのは、御体も大きな大仏さま! 玉入れが上手なのは手をたくさんお持ちのあの方、そしてまんじゅう食い競争、ダンスや借り物競争でも、仏さまたちの個性が輝きます。さて、1000年も座りっぱなしで初参加の大仏さまが活躍できる競技はあるのでしょうか?笑 運動会シーズンにおすすめ、自分の得意なことをがんばろう!と思える絵本です。
- 2025年5月18日うんどうかいバス藤本ともひこ絵本読み聞かせ@ 図書館「いただきバス」シリーズ7作目。 今回の運動会も大笑いです。白組はいただきバスとねずみくん、赤組はごろにゃんバスとにゃんずたち。いまどき~と思ったのはドローンからの実況だったのです。ちなみに、実況者はおなじみのメガネくん。 バスたちもそれぞれのの特技?を発揮し、ねずみくんたちもにゃんずたちも、玉入れにパンくい競争にと一生懸命がんばります。一番の見どころは、借り物競争。誰を連れてくることになるのか!? 舞台は運動会の外に飛び出して・・・! そして協議が終わったら、いつもの大団円。 読む方も聞く方も、楽しい読み聞かせができる絵本だと思います。
- 2025年5月17日はるのひ (児童書)小池アミイゴ絵本読み聞かせ@ 図書館情景が、絵から受けとる視覚からだけではなく、文に力があるので、さらに相乗効果で心の中に広がっていきます。 また、ことくんの心の機微に、子どもだった頃の自分を重ねる人もいるのではないでしょうか。 ことくんとおとうさんの呼び合う声が、胸に響きます。父と息子の醍醐味が味わえる絵本です。
- 2025年5月17日とびたて!みんなのドラゴンオザワ部長児童書課題図書@ 図書館ノンフィクションならではの感動があります。内気で人前で話すこともできない、返事すらろく出来ない6年生のマナミ。そんな自分がイヤで変わりたいと、思い切って合唱部に飛び込みます。 合唱部の目標は、全国大会に行くこと。合唱は、みんなで作りあげていくもの。ぶつかり合ったり、気持ちがバラバラになったり、集団ならではの難しさがあります。でも、ひとつにまとまった時の楽しさはそれ以上なんです。 そして、成長したマナミの中に生まれた新しい「卵」にも感動をもらえます。 難病ALSを患っている竹永先生と合唱部の子どもたちとの出会いは、パズルのピースがピタリとはまるようで、涙腺が刺激される本です。
- 2025年5月16日マナティーがいた夏エヴァン・グリフィス,多賀谷正子児童書課題図書@ 図書館11歳の少年ピーターの夏休みの物語。 ピーターは、痴呆症になってしまったけど大好きなおじいちゃんのお世話を完璧にやれるつもりだったし、親友のトミーと「生き物発見ノート」を完成させるはずだった。 そして、ケガしたマナティのことだって助けて守れる、そう思っていた。 でも、思い通りにいかないものなんですよね・・・。そういう時、どう考えて、どう行動して乗り越えるか。他人との関わり方の変化、動物を守りたいという思い、ひと夏で大きく成長するピーターの姿に感動すると思います。 日本では生息していません。マナティやジュゴンのいる水族館に行ってみたい!
- 2025年5月14日どうぞのいす柿本幸造,香山美子ロングセラー絵本読み聞かせ@ 図書館文句なしのロングセラーの絵本。ひさしぶりに手にしましたが、第150刷!(2024年12月)になっていました。 展開はどうぶつ版わらしべ長者のようですが、1本のわらしべがお屋敷になることわけではありません。 「どうぞのいす」を作ったうさぎの思いやり、「どうぞのいす」を使わせてもらったどうぶつたちの思いやりのリレーに、やさしい気持ちにさせられる絵本です。
- 2025年5月7日ぼくの色、見つけた!志津栄子,末山りん児童書小学校高学年以上課題図書@ 図書館物語の主人公は、みんなと色の見え方が違うことに気づいた色覚障がいがある小学生の信太朗。 必要以上に過保護の母親に、そしてクラスメイトの言葉に傷つき自信を失った信太朗が、色覚障がいに向き合い、自分の見えている世界を肯定し、嫌だった絵を"自分の色"で生き生きと描けるようになるまでの過程は、とても感動します。 その過程は、叔母や祖父と祖母の見守り、担任の先生、友だちとの関わりがとても温かく描かれています。 また、信太朗の母親と父親のエピソードも盛り込まれており、家族のリスタート物語にもなっています。 物語は信太朗の一人称で進んでいくので気持ちの変化がわかりやすく、読みやすい本です。
- 2025年4月29日まねっこカメレオンリト@葉っぱ切り絵買った絵本読み聞かせ葉っぱ切り絵のアーティスト、リト@葉っぱ切り絵さんの初の絵本です。 カメレオンは感情で体の色を変えることが多い生き物ですが、この絵本の葉っぱのカメレオンくんは…? 葉っぱのカメレオンくんは、おでかけ先でいろいろなどうぶつたちに出会います。いいなって思うとまねっこしたくなる気持ち、わかりますよね。 まねっこやあこがれから、夢って始まることもあるかもしれません。 手のひらほどの小さな葉っぱの切り絵が、自然を背景にしたそのシルエットは、とても大きく映えるんです。素敵な写真絵本。 サイン会に行って、実際の葉っぱ切り絵をナマで見てくることができました!
- 2025年4月29日パンどろぼうとなぞのフランスパン柴田ケイコプレゼントした絵本読み聞かせたべものが出てくる絵本は、しあわせな気持ちになりますね。 パンどろぼう、本当に立派なパン職人になって…と、思わずしみじみしてしまうシリーズ第3弾です! フランスパンの正体は…パンどろぼう目線でマジですか!?な相手。 なぞのフランスパンは、ふみふみが得意なはず!笑なのに、お店に並ぶパンはまずそうなのはなぜ!? うまくいっている人に嫉妬してしまって、なぞのフランスパンのような行動をとっちゃう人、います…よね。そんな人に、パンどろぼうのような行動をとれたら素敵です。パンどろぼうの成長物語でもあるんですね。
- 2025年4月28日森に帰らなかったカラスジーン・ウィリス児童書小学校高学年以上課題図書@ 図書館物語の舞台は、1950年代後半のイギリス。 11歳の動物大好き少年ミックが、ケガをしたニシコクマルガラスのヒナを助け、ジャックと名付けて育てるのですが、ミックの方こそがジャックを通していろいろなことを学び心が成長していく、そんな姿が描かれているお話です。 人の手で育てられたジャックは、森に帰ることは難しかったのかもしれませんが、ジャックは人になつき、人の社会の中で見事に生きていきます。 第二次世界大戦の戦後まもない時代、体や心の傷を内に抱えている大人たちにとっても、ジャックは愛する感情を抱かせてくれる癒しの存在だったのではないでしょうか。 ミックは実在の人物で、ジャックとの物語も実話を元にしていると知り、よりそんな風に感じました。
- 2025年4月21日
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