
K
@readskei
2026年2月27日

夏 (新潮クレスト・ブックス)
アリ・スミス
読み終わった
夏のよさは、若山牧水の歌「夏の樹にひかりのごとく鳥ぞ啼く 呼吸(いき)あるものは死ねよとぞ啼く」に収斂する。
本作も、夏を「闇を包摂する光の一本道」に喩える。四部作の構成は手が込んでいて、とても一本道ではないが、光の降るところまで読みきった。
20世紀の世界大戦、BrexitからCovid19まで、人とのつながりを脅かされながら、それでも縁が結ばれていく様子を詩的に軽妙に俯瞰する小説だった。伴走する訳者解説も親切設計。








