
あめ
@rain33
2025年2月15日
かつて読んだ
以前投稿したSNSの過去ログより
今日は『傾聴の基本』という本を読んでるんだけど、これすごい
心理学の博士でプロカウンセラーの人の書いた傾聴の本なんだけど、
まだ半分しか読んでないけどこれすごいのが、本の半分かけて、まだ傾聴テクニックがほぼ出てきてない
この筆者さんにとって、傾聴は、相手を理解して受け止めることであり、相手を心から理解して受け止めるには人間が誰しも持つ心の機能や願望、仕組み、それを正しく理解していないといけないと思っているから
小手先のテクニックだけで相手の話を引き出して必要な部分だけ吸い上げたらポイみたいな、そういうことはしないの
筆者さんにとって、傾聴とはもっと高次元的なもので、それをしないと解決できない問題があるし、そうして解決することで語る側も聴く側もよりよい状態になるんだと信じているから
やっぱ本物の心理学の先生は違うわけよ
デート心理学とか怖いほど当たる心理学とかいう言葉が恥ずかしくなるほど正々堂々とした『愛』についてのレッスン
メモ取りながら読んでるけどもうメモが数ページに渡ってるんだ、すごいよ
しかもこれ、読み終えてもやっぱり全ては理解してないから数年後に読みたくなるやつで、そう思うと持っておきたくなる本だな
この筆者さんにとっての傾聴は相手を理解すること
それはたとえばニュートンが林檎を見て引力を発見したのに似て、
引力があると知らなくても林檎は落ちるし、落ちないようにする対策を取ったりやりようはいくらでもあるんだけど、
林檎が落ちているのを見て『引力が働いているのだな』と理解することが相手を受け止めること、すなわち傾聴することに繋がっているんだよね
だから、林檎が落ちないようにするテクとか、「林檎は落ちるものです」と表面的なことを言うのではなくて、
ああ、今このひとの心にはこういう隠れた願望が、力が働いているのだな、と理解した上で、
さらに奥深くの寄り添った対応が取れますよという話をしてる
この筆者さんのすごいところは、カウンセリングをしながら、話を聴く側をしながら自分の傷に気付き、癒すということをしてきている
ので、自分の傷についても躊躇いなく話す
で、そのときに、たくさんの人を見てきているし自分も研究者であるので、
「こんな些細なことで傷付いていると思われたくない」とか、「生育環境や病状などでもっと大きな傷を抱えている人もいるのに、自分如きが心の傷を名乗るのはおこがましい」
みたいな自意識が全然ない
まるで大学の先生が「これについてはまだ分かっていないんですけど」と言うのに似ていて、
その分野をだいたい分かっているので、逆に分からないということをはっきりと断言できる
それに近くて、その分野で色々なことを見てきているので、人間は誰しも傷を抱えているということにあっけらかんとした感覚がある
なので、ケーススタディに必要な分だけ過不足なく、自語りでも隠しすぎでもなく、さらっと経験の話をする
これね〜〜、わたしもこうなりたい
勿論人生経験とか知識が伴わないといけないわけだけどさあ、この人はすごいよ
人間、健康体に生まれたようでいて、どこかしらは弱い部分があるわけで、
それを「ここが弱いんだよね、でもこう気をつけてる」とサラッと言えるのカッコいい
それが身体でなく心の問題でできるのって、すごいよ
思ったより本の内容がハードで今日中に読みきれなかったけども明日も読む!
傾聴において、私も同じ状況で〜とか相手の話を遮りたくなったり、正論を言いたくなったり解決法を提示したくなったり、相手を叱りたくなったり、話している相手の置かれてる状況に感情移入しすぎて泣いたり怒ったりしそうなとき、
それは自分の過去の未解決な心の傷が反応しているからで、相手に共感できているわけではないから、聴いてもらえて楽になったな、と相手は感じていないんだって
つまり、自分の未解決な問題をできるだけ解決しておくこと(本の中では、溺れる人を助けるなら救命胴衣を着てからと説明)が大事で、
ヒエ〜〜果てしない道のり!ってなったな
しかしそうして得た手法は圧倒的に正しく、一生モノだということも分かるので、
やりながら自己改善してって同時にやってくしかないんだなって
傾聴の本、1冊読み切りました!
すごいハイカロリーでヘトヘト〜〜!!
でも前半は人の心の話だし、
後半はちょっとだけテクニックにも言及してたけど、え…これだけ!?って感じ
人によっては当たり前のことしか書いてないじゃん!と思う人もいそう(amazonのレビューにもいた)
でも、その基本を守れないまま正しいと思ってやることがいかに危険なことか、身体と違って心は軽視されやすいけど、その危険さを臨床心理の先生だから深く分かってるんだろうなって
この本を読んでこんなの簡単じゃん!って分かった気になるのは危険だなって
わたしはカウンセラーではないので別の使い方をしようと思うのだけど、そこで一番危険なのが、相手の要求に応えすぎてしまうことなんだろうなあって
カウンセラーにはカウンセラーの職能があるけど、他の職種ならそこの線引きはそれぞれ変わってくるから
先生は本の中で、自分の心の問題をある程度解決しないと良い聴き手にはなれないと言っていて、
例えば相手に対してもっとこうしてあげたい、うまくやってあげたいと思うとき、自分の中の虚栄心や功名心はないかと気を付ける必要があり、
わたしも日頃生きていて、相手のためにと自分のためには容易に混ざるから難しいなと思っているのだけど、
これって要するに自分が未解決だからってのも大いにあるのね
自分がケアを十分に受けた解決済の状態だと、どーんと構えて、相手に要求されたことでも相手のためにならないと思うことをスッと身を引くことができる
本の中で「共依存は磁力みたいなもので、相手が磁石でもこっちが木材ならくっ付くことはない」と言われてて、ほんとそれ〜〜!!って
仕事をするにあたっても、私生活においても、
身体の健康と同じで心の健康にも終わりはないんだなって
風邪をひかなくなった!持病が治った!じゃあ今度は筋肉を鍛えよう、体力をつけよう!みたいに、
お仕事に行けるとか家のことが人並みにできるとか、そういうところが心の健康のゴールではないんだなって
心も鍛えていきたいな……