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あめ
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@rain33
たまににちょっと読む
  • 2026年4月11日
    82年生まれ、キム・ジヨン
    82年生まれ、キム・ジヨン
    なんとなく存在は知っていたけど、今日たまたま機会があったので。 見ず知らずの女性がバスを降りてくれたエピソードが刺さった。 彼女の言葉を信じたいと思いながら読み進めるけれど、この話は冒頭の展開からも分かるように、明るい方向へは進まない。 ジヨンの母も闘った人であるし、姉も、祖母も、義母も、上司も、 みんなそれぞれのところで生きてきたがゆえに、そこに信念というか自分なりの納得を持ちながら進んできたがゆえに、女性同士ですら互いを傷つけてしまう瞬間もあったり、 ジヨンの夫も、現代の平均的な男性からいくと……まあ多分……いい人であるし、理解しようと頑張ってくれている人で、なのにこうなってしまうというのが、悲しい。 現代社会で男性が女性に対して起こすぞっとするようなニュースを見るたびに、世界の半分以上を占める男性に対して、疑わず、怯えずに生きていくにはどうすればいいんだろうと感じていたことが、少し形になった気がする。 とりあえず、先回りして気を効かせるのはやめよう……自分のためにも。
  • 2026年4月9日
    プロジェクト・ヘイル・メアリー 下
    プロジェクト・ヘイル・メアリー 下
    すっごい一気に読んじゃった! 科学的解説の部分を、どゆこと?となった部分をゆっくり理解しながら読み込みたい気持ちは上巻同様にあったんだけど、それよりも、早く、早く!と続きを急かす気持ちが強かったので、どんどんページをめくっちゃったな 映画である程度の展開を知ってたのにも関わらず、それでもまるで知らないみたいに次の展開が気になっちゃった この感想でひとつ、まあネタバレ感想でもあるんだけど、一言で言うと、愛だなって グレースにとって、未来の子供たちよりも、地球を救う大義よりも、科学者としての好奇心よりも強かったのが結局、死にたくないって気持ちだった 当たり前だ、生存本能は簡単に断ち切れるものではないし そんな中で、なんだかんだで『死』の積極的選択を一度もしてこなかったグレースが唯一覚悟して選択したのが、子供でも大義でも好奇心でもなく、ロッキーだったってこと 勿論地球がなんとかなるように、エリディアンがなんとかなるように、全てが丸く収まるようにベストを尽くしてはいたけど、食料問題的死を乗り越えさせたのって、エリディアンが云々とはいえ、ただロッキーのためだったよね それがこの作品ではむしろすごく希望として映ってよかったなって 誰にでもある死にたくない気持ち、それを超越しちゃうんじゃないかってくらいの愛、 それらがひいては世界のためになるということにすごく希望が持てて、 全く科学も何も分からない私でも、愛はあるもんなって思わせてくれた 遠い世界で遠い未来に、「信じるしかない」と言っていた希望が結果的に叶ったことが確信できて終わるのも良い 黙示録の世界の中でも、人類は最終的に希望を失わずに済んだんだということを、こちらにも信じさせてくれる
  • 2026年4月7日
    プロジェクト・ヘイル・メアリー 上
    プロジェクト・ヘイル・メアリー 上
    夜中まで読んじゃった! グレースの善良さと、彼に宇宙に行ってもらってよかったなという気持ちと、ずっとワクワクでんじろう先生タイムが続く感じでかなり面白い ・先に映画を見といて良かったなと思うのが、部屋やヘイルメアリー号のディテールなどの描写を、適度に軽く読み飛ばせたこと。ここに想像力を働かせるのも良いことだとは思うけど、自分があまり得意ではないので ・漢字のひらきかたが好き。読みやすい。この物語の、必要に応じて専門的な話もしているがとっつきにくいわけではない、を表現するのに寄与していると思う ・発光ダイオードの極を間違えた小学生時代の記憶が一気に出てきた。あれってあるあるだったんだ、懐かしい ・映画では早送りになっちゃったけど、言語で分かりあうまでの流れが美しい。互いの知性と善性を信じながらのやりとりはグッときた ・賢く、友好的なエリディアンの可愛らしさが随所に出ている。人類初のコミュニケーションミスのとことかほんとすき。ロッキー、人間じゃないんだけど、他に言い方がないんだけど、人間味がある ・プロジェクトヘイルメアリーというタイトルに偽りなしだとようやく分かってきた。映画に比べると地球でのフェーズが結構多いと聞いていたが、この小説は、このプロジェクトの全容について書かれているので当然のことだ
  • 2026年4月6日
    月10万円を楽しく稼ぐ ちょいワーク図鑑
    見開き分ずつ、いろんな仕事(副業や隙間ワークに向いているもの)が紹介してある本。 興味ないものや資格が必要なものは流し見しつつ、サクッと読める。 必要な資格や初期費用、どれくらい働けばどれくらい儲かるか、こういうところは大変とか、リアルな数字や経験者の声が書いてある。 こんな仕事もあるんだと知れたり、 ユーキャンとかのサイトでは手堅いように見えたけど、安定して仕事を得るのが難しそうだったり、資格を取るのにゴッソリお金を持っていかれるな、というものも多く、自分の中の情報修正に役立った。 「とにかく最初はうまくいかないと思って気軽にチャレンジしてみて!」という話と、 「とはいえ詐欺とかに引っかからないようにまずはこういう仕事があるって知って視野を広げて!」 みたいなところがコンセプトなのかなと思う。 幾つか良いなと思うものもあったし、どこで探すんだこんな仕事、というものもあったが、その求人がよく出るシーズンとかも書かれていたりもしたので、またタイミングが合えば探してみようと思う。
  • 2026年4月2日
    太平記 愛蔵版 一巻 楠木正成
    尽くすと決めた相手に最期まで尽くした人でありながら、どんな卑怯な策もそのためなら取る人でもあり、いち人間が、人間としてやれることの大きさや幅広さを見た気がする 何を成したという物理的社会的側面すら、この人の前では些細なことで、こういう人が神社に祀られるんだなあ……と
  • 2026年3月29日
    プロジェクト・ヘイル・メアリー 上
    プロジェクト・ヘイル・メアリー 上
    映画のロッキーが可愛すぎたので! 映画もものすごく良かったんだけど、良かっただけに、駆け足だった部分をもっとしっかり読み込みたいなと
  • 2026年2月19日
    女の子のための西洋哲学入門
    女の子のための西洋哲学入門
    読み始めたともちょっと違うけど 図書館で借りたらえぐい分厚くて序盤だけで返却期限来ちゃった! 著者が女性のための哲学書ってないよね?ってコンセプトで友人たちから参加を募って書いた本 複数人で描かれているためあらゆるジャンルを網羅していて、なおかつ文章が平易で分かりやすく書かれている マジで分厚くて、いざとなったら武器になるレベル ほんとにこれは辞典みたいなもので、家にあって、ふと哲学の世界に立ち寄りたい時に好きなページから開くのが正しい使い方なんだなって 図書館で借りたのは少し違ったと思った 表紙の絵にもなっているザクロのモチーフは、冥界の女王ペルセポネの逸話から拝借しているようで、 初めは自我のないただの娘だった彼女が、監視にも近い母の世界からハデスに攫われ図らずも脱出し、光の届かない冥界で持ち前の好奇心と適応力で自分の人生を切り拓いていくストーリーが序章で語られるのだけど、 そうだよね、女の人生は望んでもない場所で唐突に始まることがあり、しかしそこでの機知がその人をその人たらしめることってあるよなあ、と 自分が何者かって、全く望んでないところで勝手に始まってるもんなんだよなって あと、内容を読み進んでいくと、哲学書ってこんなに簡単で良かったっけ?と不安になってくるんだけど、 女はこんな簡単なものしか書けないのか、という男性の幻聴すら聞こえてきそうなほどなのだけど、 実際、小難しく書くことが権威でありアカデミックであるみたいな男性的な学問の側面もあり、学問って……ってなるよね
  • 2026年2月18日
    ダニー・トレホのタコスを喰え!
    ダニー・トレホのタコスを喰え!
    この本ほしい 本棚に置きたい
  • 2026年1月24日
  • 2026年1月23日
    女の子のための西洋哲学入門
    女の子のための西洋哲学入門
  • 2026年1月23日
    愛するということ
    愛するということ
    中盤の神の愛とか神学的なとこは難しかったしちょっと寝ちゃった…… 全体的には、愛について、当たり前だけど難しいこと(野菜を食べようとか、運動をしよう、くらい当然のこと)について書かれていた。 資本主義と愛は相容れない部分も多いけど、資本主義は自由度が高いからできないわけではないし、この社会の中でいかに愛を修練していくか、という話とか。 ぼんやり毎日愛しているので、集中、という言葉にハッとした。 集中することは、自分を退屈させないこと、相手を退屈させないこと。 一分一秒、愛を背骨にして生きていきたい。
  • 2025年9月25日
    愛するということ
    愛するということ
  • 2025年3月22日
    グランマ・ゲイトウッドのロングトレイル
    67歳のおばあちゃんがアパラチアントレイル(3000km以上あるヤバい縦走)を超軽装で、しかも3回もやってるという実在人物について書かれた本。 まあここから先は感想になるのだけど、 エマ・ゲイトウッドの幼少期やエマを殴る夫との結婚生活および11人の子供との生活の話、 エマが実際に歩いた山々での体験、 山々のネイティブアメリカンの伝承や開拓時代の歴史の話、 この3つが交互に織りなされることで、大きなひとつの物語として立ち現れてくる 『なぜエマは山を歩くのか』という疑問がこの物語のテーマになっていって、読み進むにつれてエマの悲惨な結婚生活、過酷ないつ諦めてもおかしくない登山の描写が出てきて、 そのうちアメリカ中のメディアがエマに注目するようになり、記者たちは『なぜ』をエマに問い追いかけるようになるんだけど、そしてエマ自身も率直にインタビューには答えるんだけど、 やはり読後感としては『分からない』んだよね、ドーナツ状になっているというか、その問いの周りを極限まで深掘りしているにも関わらず、それでよけいにドーナツの穴が際立ってくる そして話はエマの死後に続き、エマの功績は讃えられ、 人はその『なぜ』の答えを得ようとして追体験を目的にアパラチアントレイルに挑もうとする そしてそのこと自体がエマの新たな功績であるという話の構成になっている これは蛇足だけど、 この最強おばあちゃんに対し、暴力と権力でしか繫ぎ止めるすべを知らなかった夫、 そりゃ夫の描写が出てくるたびに肝が冷えるんだけど、 なんか夫婦のパワーバランスとして両方つよつよでないとこうはなってないというか、そういうものを感じてしまうところはある ほっといたらアメリカ全土を徒歩制覇しちゃうような人にずっと一緒にいてもらうには暴力と権力でおさえつけるしかなかったというか…… 夫がメンタルもエマくらい強い人であれば他のやり方もできたのだろうけど、メンタルはよわよわっぽかったしなあ 夫に殴られまくったから熊が平気だったのか、本来熊が平気な人だから結婚生活を続けられたのか 熊が出る山を歩くのを楽しむような妻に家にいてもらうには、自身が熊になるしかなかったというか…… これはほんとにわたしの偏見だし、もちろん夫がダメだし、こんな人わたしの周囲にはいないでほしいし、いてもらっちゃ困るんだけど、 愛の形がそれでしか維持できなかったってのは悲しい話だよな まあこの夫ふつうにその辺の人と喧嘩の末に銃持ち出して殺しちゃって友達が弁護士とか役人だったから無罪になってるような人だからかなりサイコパス寄りな人なんだけど…… でもエマも殴られっぱなしではなかったし、もっと退屈な夫と結婚してたらもっと早く結婚生活が破綻してたような気がするのはなんでなんだろうな……
  • 2025年3月22日
    責任と物語
    責任と物語
    哲学的なアプローチから語られていたので、無学なわたし、これ大丈夫そ……?って思いながらよく分からないところはパラパラ読み飛ばしながらだったのだけどそれで正解だった! 使用するツールの説明が序盤は多かったけど、最終的に、自己責任論について語りたかったという筆者さんの意図が分かったのでああ〜……なるほど……って そうなんだよね、わたしの半生、あまりにも『クソ世界に適応できない欠陥品として生まれさせられた』怒りが強すぎて、 ほぼブチギレのままやってきたので、セルフネグレクトしかしてなかったし、 そりゃ責任もないしアイデンティティもないの、他者とのつながりも、積極的には手に入れてないよ それでな〜んにもなくて、自分のこと何者かもよく分からなくて、スペックで定義すれば目も当てられないような状態になるし、 なのに社会はそれを『自己責任』だと押さえつけるから、いつまでこんな命が続くんだろうと、生まれたかったわけでも生きたいわけでもないのになんの責任を取らされているの?って でもそうよね、って そんなわたしが初めて自分のこと好きになったというか、どうやって生きるべきか気付いた出来事が3年前にあって、 今も彼と一緒にいるにあたって、わたしはわたしを証明し続けることを一番大事にしてる わたしならこうする、わたしならこれは言わない、それをブレないようにすることは、彼にとっても良さを提供できていると思う 正直今もスペックで定義すればほんとに終わってる 平均寿命からいくとまだ折り返しでもないことに絶望してる でも責任を握りしめてくしかないんだよね、そのことでしか救われないから たまに揺らぐよ、もっと若いときから始めていればとか、今さら後戻りできないこととかが山ほどあって、やっぱり死ぬのが一番早い解決法じゃんって思うことはある でも生きるにあたってポジティブでないとほんとにつらいので、当座の痛みから逃れようとポジティブさと迎合しようとした結果、人との縁を増やしてしまったので、もうそんな簡単に死ねないし、そもそもそーゆーキャラでやってないし、ってなっちゃった 後戻りできない、巻き返せないことも山ほどあって、スペックも良くはない欠陥品のわたし そんなわたしがブレないように守っているわたしの物語を、誰かが気に入ってくれて、特別だと感じてもらえればいいのだけど わたしがわたしらしく決定することを重ねていくことだけが唯一、わたしを特別にする、わたしを無価値感から救うものだとして、 じゃあわたしらしさって何って言葉にならないから簡単にブレそうで怖くなるけど 証明するってことよね、わたしがわたしの主観で、大切にしたいものを優先し、ズルをせず、嘘をつかず、美しいと思う心であろうとすること 他の人にとっての自分らしさはその人それぞれが考えたらいいけど、わたしはそんな感じかな
  • 2025年2月15日
    一生使える!プロカウンセラーの傾聴の基本
    以前投稿したSNSの過去ログより 今日は『傾聴の基本』という本を読んでるんだけど、これすごい 心理学の博士でプロカウンセラーの人の書いた傾聴の本なんだけど、 まだ半分しか読んでないけどこれすごいのが、本の半分かけて、まだ傾聴テクニックがほぼ出てきてない この筆者さんにとって、傾聴は、相手を理解して受け止めることであり、相手を心から理解して受け止めるには人間が誰しも持つ心の機能や願望、仕組み、それを正しく理解していないといけないと思っているから 小手先のテクニックだけで相手の話を引き出して必要な部分だけ吸い上げたらポイみたいな、そういうことはしないの 筆者さんにとって、傾聴とはもっと高次元的なもので、それをしないと解決できない問題があるし、そうして解決することで語る側も聴く側もよりよい状態になるんだと信じているから やっぱ本物の心理学の先生は違うわけよ デート心理学とか怖いほど当たる心理学とかいう言葉が恥ずかしくなるほど正々堂々とした『愛』についてのレッスン メモ取りながら読んでるけどもうメモが数ページに渡ってるんだ、すごいよ しかもこれ、読み終えてもやっぱり全ては理解してないから数年後に読みたくなるやつで、そう思うと持っておきたくなる本だな この筆者さんにとっての傾聴は相手を理解すること それはたとえばニュートンが林檎を見て引力を発見したのに似て、 引力があると知らなくても林檎は落ちるし、落ちないようにする対策を取ったりやりようはいくらでもあるんだけど、 林檎が落ちているのを見て『引力が働いているのだな』と理解することが相手を受け止めること、すなわち傾聴することに繋がっているんだよね だから、林檎が落ちないようにするテクとか、「林檎は落ちるものです」と表面的なことを言うのではなくて、 ああ、今このひとの心にはこういう隠れた願望が、力が働いているのだな、と理解した上で、 さらに奥深くの寄り添った対応が取れますよという話をしてる この筆者さんのすごいところは、カウンセリングをしながら、話を聴く側をしながら自分の傷に気付き、癒すということをしてきている ので、自分の傷についても躊躇いなく話す で、そのときに、たくさんの人を見てきているし自分も研究者であるので、 「こんな些細なことで傷付いていると思われたくない」とか、「生育環境や病状などでもっと大きな傷を抱えている人もいるのに、自分如きが心の傷を名乗るのはおこがましい」 みたいな自意識が全然ない まるで大学の先生が「これについてはまだ分かっていないんですけど」と言うのに似ていて、 その分野をだいたい分かっているので、逆に分からないということをはっきりと断言できる それに近くて、その分野で色々なことを見てきているので、人間は誰しも傷を抱えているということにあっけらかんとした感覚がある なので、ケーススタディに必要な分だけ過不足なく、自語りでも隠しすぎでもなく、さらっと経験の話をする これね〜〜、わたしもこうなりたい 勿論人生経験とか知識が伴わないといけないわけだけどさあ、この人はすごいよ 人間、健康体に生まれたようでいて、どこかしらは弱い部分があるわけで、 それを「ここが弱いんだよね、でもこう気をつけてる」とサラッと言えるのカッコいい それが身体でなく心の問題でできるのって、すごいよ 思ったより本の内容がハードで今日中に読みきれなかったけども明日も読む! 傾聴において、私も同じ状況で〜とか相手の話を遮りたくなったり、正論を言いたくなったり解決法を提示したくなったり、相手を叱りたくなったり、話している相手の置かれてる状況に感情移入しすぎて泣いたり怒ったりしそうなとき、 それは自分の過去の未解決な心の傷が反応しているからで、相手に共感できているわけではないから、聴いてもらえて楽になったな、と相手は感じていないんだって つまり、自分の未解決な問題をできるだけ解決しておくこと(本の中では、溺れる人を助けるなら救命胴衣を着てからと説明)が大事で、 ヒエ〜〜果てしない道のり!ってなったな しかしそうして得た手法は圧倒的に正しく、一生モノだということも分かるので、 やりながら自己改善してって同時にやってくしかないんだなって 傾聴の本、1冊読み切りました! すごいハイカロリーでヘトヘト〜〜!! でも前半は人の心の話だし、 後半はちょっとだけテクニックにも言及してたけど、え…これだけ!?って感じ 人によっては当たり前のことしか書いてないじゃん!と思う人もいそう(amazonのレビューにもいた) でも、その基本を守れないまま正しいと思ってやることがいかに危険なことか、身体と違って心は軽視されやすいけど、その危険さを臨床心理の先生だから深く分かってるんだろうなって この本を読んでこんなの簡単じゃん!って分かった気になるのは危険だなって わたしはカウンセラーではないので別の使い方をしようと思うのだけど、そこで一番危険なのが、相手の要求に応えすぎてしまうことなんだろうなあって カウンセラーにはカウンセラーの職能があるけど、他の職種ならそこの線引きはそれぞれ変わってくるから 先生は本の中で、自分の心の問題をある程度解決しないと良い聴き手にはなれないと言っていて、 例えば相手に対してもっとこうしてあげたい、うまくやってあげたいと思うとき、自分の中の虚栄心や功名心はないかと気を付ける必要があり、 わたしも日頃生きていて、相手のためにと自分のためには容易に混ざるから難しいなと思っているのだけど、 これって要するに自分が未解決だからってのも大いにあるのね 自分がケアを十分に受けた解決済の状態だと、どーんと構えて、相手に要求されたことでも相手のためにならないと思うことをスッと身を引くことができる 本の中で「共依存は磁力みたいなもので、相手が磁石でもこっちが木材ならくっ付くことはない」と言われてて、ほんとそれ〜〜!!って 仕事をするにあたっても、私生活においても、 身体の健康と同じで心の健康にも終わりはないんだなって 風邪をひかなくなった!持病が治った!じゃあ今度は筋肉を鍛えよう、体力をつけよう!みたいに、 お仕事に行けるとか家のことが人並みにできるとか、そういうところが心の健康のゴールではないんだなって 心も鍛えていきたいな……
  • 2025年2月12日
    休養学
    休養学
    1項目見開き1〜2Pなので隙間時間にも読みやすく、この本の著者の、疲れ切った社会人にもなんとか読んでほしい……という願いを感じる この著者は日本社会の休み下手さについて怒りというか物申したい気持ちがあるのだと思う、実際あらゆるところのベストセラーランキングにこの本がいるんだけど、さらにもっと広まるといいね という気持ちがわたしにも芽生えたので内容まとめみたいな野暮な真似はしないけど(そもそもわたしがしなくても簡潔にまとまっている)、 カレンダーの働き方や会社で雇われている人にはその中でいかにしれっと休むかや手持ちのHPでうまくやりくりして最高のパフォーマンスを出せるかが試されているし、 カレンダー通りではない仕事や自分で自分の仕事を作っている人は、いかに体内時計や自律神経を飼い慣らすかだったり、働きすぎず休みすぎないかが試されている 人間である以上、休まなければ働けないし、働かなければ休めない、その仕組みから逃れることはできないので、そういう仕組みと賢く付き合ってできるだけ健康にラクに長生きしましょうねってことかなって 著者の人はきっと、テクニックや理論を本の中で教えてくれたけど、そうした方がサラリーマンとかは頑張って読むので、 でも大事なことはそのひとが伝えたかったのはテクニックや科学的根拠ではなくて、 どんな状況も休養だと考えれば休養になるというか、 そうして意識的に全ての行動全ての状況を休養に持っていくことで、仕事もして趣味も友達や家族との時間も取って、この人いつ休んでるの〜!?!?という時間の使い方も可能だし、 でもそれすらも真の目的ではなくて、筆者の真の目的はそういう人をもっと増やして日本人ひいては人類全体のよりよい活動を啓蒙というか底上げというか、そういうことがしたいんだろうなあって
  • 2024年11月15日
    NHK出版 学びのきほん 傷つきのこころ学
    以前読んだものの感想。 トラウマの臨床研究をしている先生が、心の傷つきについて、やさしく包括的に書いた本。 1章を読んでるときはこれ現実的なアプローチまでいかないやつかなあ〜と思ってたらどんどんギアを上げてきて、これ全部書いてあるじゃん……!になりました。これに全部書いてある。 なのに簡潔にまとめられていて無駄がなくスルッと読めてしまうので、叡智をポロポロ取りこぼしてるだろうなあとは思うのでまた何度も読み返したい。 メンタルに問題を抱えている人向けかと思い読み始めたんだけど、読めば読むほど、人類みなに向けて平易に広くあたたかい視点で書かれているのでこれみんな読んだほうがいいよ。 これがkindleで500円なのはちょっとおかしい。ほとぼりがさめたら、現代文の教科書とか大学入試や模試で学生さんたちも読めばいいのにと思ってしまう。 人間は皆傷つき、傷つけるので、それから逃れることはできないので、傷つくことや傷つけることにいかに向き合っていくか、という内容。 当たり前だけどケーススタディの返答がうますぎる。トラウマの臨床研究の先生、悩み相談の回答が上手い(当然)。 今日から一生使える具体的なテクニックも幾つかあってよかった。内容は皆さん是非500円で手に入れてください。 『とまどいながらそばに寄り添い続けることには、計り知れない価値があることを忘れないでほしい』 この一文に心の底から共感というか、当たり前のことなのに見えていなかったことを言語化してもらった感覚があって、ぐっときた。 わたしも寄り添われたことがあり、寄り添ったことがあるけれど、寄り添われたことがどれだけ今日のわたしに自信をくれているか、寄り添ったことがどれだけわたしに貴重な経験をもたらしたか、それがわたしの全てなんじゃないかと思うことさえある。 人は傷つき傷つけ合う生き物であるという側面が、人間により素晴らしさをもたらしているということを、こういう研究をしている先生だからこそ誰よりも強く信じているんだろうなあと思った。
  • 2023年10月1日
    ちょっとしたことでうまくいく 発達障害の女性が上手に生きるための本
    図書館で似たような支援系の本を何冊か読んでいたのだけど、実際的じゃなさすぎて目が滑る本だらけだったところに手を取ったのがこの本で、書いてあること全部ありがてえ〜〜!!と思ったら筆者さん当事者だった。納得。 「部屋が片付けられない人、テスト前に部屋の掃除してなかった?これを機に資格試験とか受けるとどっちかは上手くいくかもしれない!」とか、「シワのいきにくい素材の服を着てアイロン掛けや畳む労力から解放されよう!」とか(後者は私もよくやる)、あまりに解決法が力技で笑っちゃう でもそうなんだよ、こういうパワープレイが実際の生活の現場では本当に役に立つのよ……当事者でもない医者が書いた「忘れっぽいならメモを取ろう!」みたいなアホくさい本はみんな燃えてしまえ(過激派)。 過剰適応やセルフネグレクトとか、二次障害に対する対策や第三者の誰に頼ればいいとかどう頼ればいいみたいなこと、感覚過敏から自分を守るためのライフハック、これ無限に叡智の宝庫だな……人に紹介できるように自分でも買おうかなこの本。 文明の利器や有料サービスもガンガン頼っていこう!の姿勢で、勿体無い…ってつい思っちゃうけど家事とか苦手なことにリソースを割いて仕事できなくてお金ないってなるよりは苦手なことはお金で解決して得意な仕事でバリバリ稼ぐほうが絶対今後のQOLインフレするよね…デフレ中のスタートの今が一番勇気のいることだけども。
  • 2023年8月12日
    赤と白とロイヤルブルー
    赤と白とロイヤルブルー
    以前読んだものの別SNSからのお引越し。長文。ネタバレあり。 なんというか……怒涛の追い上げでどんどん結末に向けて物語が緊迫していって、どうなってしまうんだろうってハラハラして、読み進める牽引力がすごかった。 ハッピーエンドというか、掴むべきゴールに向かってじりじり加速するような展開だった。ドパーン!と危機が押し寄せてきて、とにかく何でもいいから掴むしかなくて、掴めないなら御陀仏なんだからハッピーエンドにするしかないよなあ。そして終盤で、1年前はこんなことになるなんて思わなかったと語る主人公たちや、その成長。人生ってそうだよなあ、って思わせてくれる。 これをBLと言っていいのか、そういうふうに消費していいのかについては読みながら何度も考えたけど、『心や体の性別はどうあれ、それについて孤独ややりきれなさを抱えた人のためのファンタジー』がBLなのであれば、広義のBLというか、本質的にはBLの文脈だなあと思った。とても先進的な内容ではあるけれど、BLは時を超え形を変えながら、誰かの孤独を癒すファンタジーなのだと思う。かつて少女の孤独を癒してきたBLがこの時代にはこういう形をしているのはとても自然なことだと感じる。 一介のBL愛好家としては、やはりBLは性癖なので、ちるちるで高評価だからといって過信できないのと同じで、作者さんの性癖はそうなのね、と思った。同じ穴の狢なので、何が書きたいのかとても強く伝わってきたしその妄信力がこの分厚い本になり、映画になり、世界を変えてるんだからものすごいことだと思う。余談だけど、作者さん、同年代でびっくりした。まあそうだわなあ。 ハタチそこそこにして類い稀なる能力と才能ある子たちがぽこじゃか出てきて未来を作る物語なので、性癖として見るなら私にはちょっと眩しいかなあと思ったけど、これくらいパワーある若者たちでないとこのエンディングには辿り着けないよなあと思うと、無駄に男前ばっかりな作品よりは必然性を感じる。変な例えかもしれないけど、一番遠いところのものを掴みたければ、一番手の長い人がやるべきなんだよね。そういう物語が性癖の作者さんなんだと感じた。私は短い手の人が必死で手を伸ばす物語が性癖なので、人には人の乳酸菌って感じ。それでも、必死に手を伸ばす物語に関する共感と感動はあった。 なんかくさしたような気がする(私の性格だから仕方ないけど、真面目に受け止めている証拠だと思ってほしい)けど、やっぱり読み進める力はものすごくて、選挙戦のこと、二人のスキャンダルのこと、裏切り者がいるかもしれないってあたりはハラハラして結末が気になってどんどん読み進められた。ストーリーが純粋に面白かったし、登場人物も魅力的だし、物事の起こる順番とか配置とかそれによる心の動きとかキャラクターの動かし方、必然性みたいなものに関してはうまい!って唸った。こういう将棋みたいな小説を書ける人は尊敬する。 ロマンティックなシーンもいっぱいあって、やっぱり最初にキスしたシーンが一番好きなんだけど、父の家にお泊まりに行くとことか、お忍びデートのとことかも情景やシチュエーションが欲しいところに手が届くなあ〜〜という感覚だった。 でも自分も近しいものがあるから思うけど、こういう人の書くすけべってなんかなんだろう…ハンターハンターの戦闘シーンみたい(私も言われたことがある)、ってやつ。 全然描写はないのにウワ〜〜これは……ってなる人もいて、それって筆力は関係なくて、だからBLとか恋愛小説を書くのって難しいんだろうなと思う。多分この作者さんはそこには性癖はなくて、むしろ、過去の偉人の文通の引用をしながらメールのやり取りをしていく部分、そっちの方がヤってるシーンよりも良いもんだから、作者さんの性癖はそこにあるんじゃないかな……って思うなりなんなりした。メールのやり取りは理知的でありながら野生的な、スリリングなすけべさがあって、個人的にはBL文脈として一番私の琴線に響いた。やっぱりBLは作者さんの性癖を擦ってる時が一番輝くというか。 多分、小説の形になるとそういう作者さんの性癖と自分の性癖の適合率が、この作品良かった!って判定の基準になりやすいので、映画になるとたくさんの人が制作に関わってる分そこがマイルドになってとっつきやすい気もする。 小説版だと、刻んだ椎茸じゃなくてしいたけ丸焼きだったので、椎茸好きにはハマるけどさあ……という感じ。映画版を見た人が椎茸と知らずにお砂糖菓子を食べるような気持ちで椎茸を飲み下すのを私は勝手ながら楽しみにしているし、映画を見るのが俄然楽しみになった。 個人的に好きなのは主人公のママがアメリカ初の女性大統領であるところや、主人公のパパとは上手くいかず別の相手をパートナーにしているところ、家庭を顧みないと元旦那や娘に責められながらも仕事に邁進し、息子の危機にはパワーポイントなどムチャクチャな対応も出てきながらも最終的には母としての自分を優先し、それでいながら再選を決めたところだったり、それにまつわる女性たちの祈りだったり。人としては限りなく超人なんだけど、決して完璧な人間ではなく、でも完璧であろうと努力する姿はかっこいいよなあと思う。そういう人に夢を託したり、息子は息子でまた別の夢が託されていたりして、アメリカンドリームってかんじがして良い。
  • 2023年8月5日
    ゼロからわかる!フリーランスと自営業のためのお金の超基本
    これす〜〜ごい、知りたかったやつだ……になった。良い本。 ぬるっとフリーランス始めてみたもののお金貯まらんし資金繰り分からんし将来に不安が…みたいな人が読むための本って感じ。 序盤は国民健康保険入ってる?年金払ってる?確定申告してる?ってそんなん分かっとるわって話から入ったのだけど、最終的に資産運用の話とかどれが良いとか何から手を付ければいいとか首が回らなくなったら首をくくる前にやることとか多岐に渡っていて、フリーランスが抱えがちなふわっとした不安に全部アンサーをくれる。良い。 文章も分かりやすく文字も大きめでシンプル。 何%お得とかいくら返ってくるとか、具体的な数字で例示されていてイメージしやすい。 資産運用は節税目線で語られてるので会社員は参考にならないかも。
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