
すわゆ
@umorinosayu
2026年3月1日

読み終わった
感想
猿渡と伯爵のシリーズ(幽明志怪)二作目。
前作「蘆屋家の崩壊」より二人の話が減っているのが少し寂しかった。やっぱり猿渡がフリーターやってる頃が二人の黄金時代だったんだなぁ…と。(仕事や家庭を持つことで友達が疎遠になっていくリアルな寂しさがある。)ただ、思い出話として語られる二人の話もやっぱり好きで、「籠中花」ではシリーズお決まりの言い回しが。「伯爵というのは無論のこと綽名である。…」
これが入るとテンションが上がる〜〜!
話として好きだったのは猿渡単騎のエピソード「甘い風」。古道具屋・南國洞の店主から語られる一本のウクレレに纏わる奇譚は話そのものの構成、店主の語りの雰囲気、そしてそれを聞く猿渡の表現者としての矜持、シリーズの中でも一、ニを争うくらい好きな話だった。
次回作の「猫の目の時計」でこの二人のシリーズが終わりだと思うと、とても残念…。もっともっと読みたかったなぁ…

