ごうき "桜桃" 2024年6月23日

ごうき
@IAMGK
2024年6月23日
桜桃
桜桃
太宰治
読了。できれば4日前に、読みたかったね。桜桃は、太宰が好きだった、さくらんぼのこと。太宰治の家族への向き合い方とどうしようもなさが描かれていた。彼は本当に優しすぎて、弱すぎて、孤独が極まっていたのだなぁ、と。これを読んで甘いと思える人間は太宰の作品に向いていないのだろうね。さくらんぼを食べたことのない自分の子供達に食べさせる想像をしながらさくらんぼを食べて、不味いと言っている心の葛藤、子供よりも親が大事と虚勢を張るかのように呟く葛藤、これは家族以外の人に道化を演じることよりも、辛いのだろうな。又吉直樹はこの作品の結末に対して「最後に救いを与えている、生きようとしている。」と解説していたけど、そんな風には到底感じなかったなぁ、、、。惰性に縋って同じ日々を繰り返す、みたいな。それは遠くから見たら生きるということなんだろうけど、近くから見たら死んでいて、本当の救いってのはその自己矛盾から逃れることで、けれどもそれが無理なんだろう。 (過去、今は亡きTwitterの読書アカウントに投稿したもの 2026.3.2)
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