花咲くサボテン
@hanasakusaboten
2026年3月2日

人間標本 (角川文庫)
湊かなえ
読み終わった
読み終わりました、15時間のフライトで一気に読み。
[ネタバレ注意!]
↓↓↓
読み終わっての初めの感想はやっぱり留美さん許さん〜!!って感じだった。完全に騙された。初めの方の蝶の標本絵を欲しがるとこから違和感は感じていたけど最後に答え合わせがあるとはね。。。
色彩と擬態が重要な話でした。ずっと擬態の話は出ていたのに、主人公による作品の紹介が本の半分くらいで終わった時はこれがメインだったのではないの?もうなにも無いのでは?って困惑してた。
(確認したら43%だった)
湊かなえさんの作品はやっぱり一捻りも二捻りもあるなって改めて凄いと感じた。
嘘をつくと口数が多くなるって言うけどそれを最初に出されてると気付けない…
そして留美さんは何人の人生を奪ったんだ…
機内だったから蝶を調べられなかったけど、5人の標本はどれもとても工夫されていて想像力を掻き立てられる良い作品だなと思った。正直昔に描かれた絵画に比べて現代アートはあまり興味無いかなって思ってたけどこういう意味のあるものだと見てて楽しいのかなと思う。
5人の中ではクロイワダイの作品が最も興味をそそられた。本人が作成したまこるんるんの絵新聞や、本人が作品になった特に背景は真偽は定かでは無いけどその特徴を表していて展示してあるなら見てみたいとも思った程。(実際見たら嘔吐しそうだけど)
前半部分でも満足して、映像化の前に読めて良かったと思ったら最後のあとがきでドラマ化されてる知って本当に驚いた。湊かなえさんの作品は全部読んだわけでは無いけど中でも相当グロい分類ではないかな、でも美しく仕上げてあるのだろうかとか考えてしまう、後で見てみたいと思う。
最初は自分のしたいことが殺人をしないと叶わない場合どうすれば良いんだろうと悩んで、その次に自分の最愛の人が殺人をした場合どうすれば良いんだろうと悩んで、それが自分の勘違いだったと知ったときの絶望を味わって忙しかった。
主人公と同じように何人殺してようが生きてさえいてくれればと祈ったのちに次の犯行予定がわかって、私も主人公だったら同じようにしてたのかもと思う。でも本当に生きてさえいてくれれば良かった。少しの可能性があればどうにか逃がそうとしてしまう。擬態してると本当に気付かないのかな、見分けるには腹掻っ捌いて毒あるか確認しないとダメなのかも。難しいよ…
最後は至君の想いや、主人公の想いを考えながら…悲しさが強い…ほんと許せないよ留美
私が留美さんの苦悩が理解出来ないのは、私がギフトを持っていないから、もし持っていたとしてもそれに全部頼る生き方は人生行き詰まってしまうのかなとも考える。それに誇りとか生活の大部分を支えていたのなら尚更。失うと生命力も無くなっていく
でも主人公は正しく生きてたのに、母や父が大切に育ててたもんね…
一気に読んだから途中書き残して置きたいこともっとあったはずなのにもう出てこないや、次は大切にゆっくり読みたいと思う
