
三本川
@3bongawa_books
2025年3月5日

プー横丁にたった家
A.A.ミルン,
石井桃子
読み終わった
クマのプーさんのシリーズ2作目。
「なにもしない」でいられた子供時代の時間がいかに貴かったことか。
胸に響く大事なセリフがいくつもあり、どれもひらがなで柔らかく表現されていて、素朴な優しさが感じられます。
好きなセリフのひとつ。
「なんでもないんだ。(……)ただ、きみがそばにいることが、わかってればいいんだ」
(p.187 プーに対するコブタのセリフ)
挿絵も素晴らしいです。キャラクターはかわいいし自然は豊か。クリストファー・ロビンが年齢的な幼さに比して、姿勢や表情の堂々とした頼れる存在として描かれているよう私には見えました。
ページをめくると見開きの大きい挿絵があって、ぞわっとした感覚をおぼえました。
