売る前にザッと読んだw これからの時代は複数の選択肢を持つことが大切、という考えには共感。

断捨離界の人が話していることと変わりはないんだけど、読んで面白かった。服の専門家だからこそ新鮮で面白い。

久しぶりの大前研一節。基本的にいつも同じことを言っている(台湾の人は地政学的にしたたかで、現実的で賢い等)けど、久しぶりに読むと楽しい。 観光地の二重価格は恥ずべき、ポピュリズムに対抗するには国民の政治リテラシーを上げるしかない、イギリスのスターマー首相はNHS対策には現実的で力が入っているがマクロ経済は中央銀行がしっかり対応すべき、などが記憶に残った。

一度目に韓国を出国する理由は、韓国が嫌いだから。 二度目に韓国を出国する理由は、より自分が幸せになれる環境へ行くため。 大家業で大損したり、差別にあったりしても、オーストラリアの市民権を取って、自分の幸せはどこにあるのか考えて動くケナが良い。 ジェインも途中から印象が変わるのが素敵。お金がない中バイトをして努力しているところはもちろん、ケナの飛行機での奮闘も優しさもしっかり見ているところがよかった。 冒頭のケナは愚痴っぽい印象があるけど、どんどん自分の人生を切り開いていって、一緒に愚痴りあっていた友達とは違っていく。苦労はいつまでも尽きないけどケナが前向きなので、爽やかな読後感でよかった。