ケナが私という友達に愚痴ってる。クビもげるほどうなずいた。そんな贅沢したいわけじゃない。自分の幸せを自分で選べるところに身を置きたい。

映画より何倍も好きだった

映画版を観てきたので原作も読んでみたい

近い未来に『ケナは韓国が嫌いで』を観る予定なので再読して、原作と映画がそれぞれ何を中心に描いたのか知りたい。 主人子のケナは女性だが原作者と映画監督は男性なので、女性の生きづらさをそれぞれ男性たちがどう描いてるのかを確認しておきたいので、先に原作を再読するつもり。 初読時はケナのキャラクターをもし女性作家が書いていたら、こういう女性にならなかったのではないか？と思った。

一度目に韓国を出国する理由は、韓国が嫌いだから。 二度目に韓国を出国する理由は、より自分が幸せになれる環境へ行くため。 大家業で大損したり、差別にあったりしても、オーストラリアの市民権を取って、自分の幸せはどこにあるのか考えて動くケナが良い。 ジェインも途中から印象が変わるのが素敵。お金がない中バイトをして努力しているところはもちろん、ケナの飛行機での奮闘も優しさもしっかり見ているところがよかった。 冒頭のケナは愚痴っぽい印象があるけど、どんどん自分の人生を切り開いていって、一緒に愚痴りあっていた友達とは違っていく。苦労はいつまでも尽きないけどケナが前向きなので、爽やかな読後感でよかった。

映画を観てきたので原作も読んでみたい

話し言葉が現代のリアルな女の子って感じだった