アンジェラ
@angela_rent
- 2026年7月6日
老人と海ヘミングウェイ,福田恆存ヘミングウェイが好きだったと言われるモヒートをお供に。 ストーリーとしては漁師の爺さんが漁に出て大きなカジキマグロを釣れたけど釣果を鮫に喰われて帰ってくる、それだけと言ってしまえばそれだけの話なのだが、爺さんの長年の生き様や人生観を垣間見れるようなそんな作品だった。私は(男兄弟がおらず男向けの物に触れる機会が少なかったのもあり)物心ついた時から女性らしいもの以外に関心が向いた覚えがあまりない。そのためマグロ漁のような雄々しい生業には縁がないが、映画「スタンド・バイ・ミー」を見た後のような、自分が触れてこなかった事物へのきらめきや熱中を登場人物の目線を借りて垣間見させてくれるような内容だった。 また、努力というのは結果のみならず過程にこそ喜びがなくてはならない、という私自身の考えにも合致する内容だった。不漁が続こうが一人では心細かろうが、爺さんはそれでも漁をやめない。それは生業だからというだけでなく、漁そのものが爺さんの存在理由にさえなっているのだ。 自分が努力したいことに対して努力したという満足が一番で、その努力を知るのは気心の知れた少年ただ一人で充分だ。 次は爺さんが釣って食べたようなマグロをつまみに読みたい。
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