

しょっけ
@hojicha
食後のほうじ茶と読書 楽しんでます。
- 2025年9月15日
ジブリの教科書2 天空の城ラピュタスタジオジブリ,文春文庫編集部読み終わったジブリの裏話って本編とは違った面白さがある。特に鈴木敏夫さんの存在。高畑勲と宮崎駿という“天才2人”の間に立って、現実と理想をつなぐ調整役をしていたのが彼。鈴木さんなしではジブリの発展はなかったんだろうなと感じる。 笑えたのはスタジオ設立のときの話。いい物件を契約しようとしたけど、なぜかうまくいかない。作戦会議の結果「スーツ着てないのが原因じゃ?」となり、着直して行ったらあっさりOK。クリエイターらしい浮世離れエピソードに、思わずニヤリ。 芸術と現実の間で生まれるこういう話が、ジブリの魅力をさらに深くしている気がする。 - 2025年9月14日
トコとミコ山口恵以子読み終わったおもしろかった。 華族の家に生まれ裕福に育ったトコと、その遊び相手に選ばれたミコ。戦後の混乱でトコはすべてを失い、ミコは才覚と度胸でたくましく生き抜いていく。二人の人生と友情を描いた物語。 印象的だったのは、二人の物事の受け止め方の違い。トコは華族として育ち、主張を持たないように教育されてきたため執着心がない。そのため、人に優しく、不遇を悲観せず、常に前向きに感謝して生きてきた。一方のミコは、不幸さえもチャンスに変えてのし上がってきた人物。損得を考えながら懸命に働いてきたが、最後には心が満たされず、空虚さに気付く。 結果として、自分らしく生きることを知らなかったトコが幸せをつかみ、自分らしく生きようとしたミコが不幸になっていくという皮肉な結果に。でも、どちらの生き方にも共感でき、魅力的だった。 当時の華族の暮らしぶりも描かれており、その点もおもしろかった。
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