

お天気娘
@otenki
積ん読の山建築家です。
⭐️心の本棚にある本 10選
「怒りの葡萄」ジョン・スタインベック
「流れる星は生きている」藤原てい
「大草原の小さな家」ローラ・I・ワイルダー
「カラマーゾフの兄弟」ドストエフスキー
「三行で撃つ」近藤康太郎
「赤毛のアン」モンゴメリ
「一房の葡萄」有島武郎
「トム・ソーヤの冒険」マーク・トウェイン
「ハイジ」ヨハンナ・シュピリ
「大地」パール・バック
- 2026年4月8日
本をすすめる近藤康太郎読み終わった買った@ 自宅最後の章で料理のレシピのような 「秘伝マニュアル 書評の書き方」が明かされる。 それは、とても緻密。 一方で著者は 〈ある本を読んだ。こんな感想をもった。 言葉で説明するのが難しい、自分にしか分からないような感覚。こんなこといったって、だれも分かってくれないよ。それくらいにぶっ飛んだもの。あるいは「これ、放送禁止だろ」みたいな危ない言説。そうしたうわごとに、道をあけとけということなんです〉 という。 そこは、野蛮だ。 書評を書くための本だけれど、読んでいるとだんだんちがう所へ連れていかれる。 〈読み方だって人生なんですよ。「自分はこういう人生を歩んできたからこそ、この本は、こう読めた」ということ。〉 子どものころ貧乏で、父との軋轢もひどかった。“不器用”で、新聞記者として働き始めてからも七転八倒した著者の、歌人の本についての書評が本書にある。 〈生死の縁を行き来し、大海で溺れる著者を救ったのは、「文章を書く」という頼りない小舟だった〉。 こう読んだのは、彼が本の中に自分の人生を見たからではないか。 自分の内面を肥やし、言葉というパズルを組み立てて人を本へ呼び込む。本や映画や音楽を体験することで、自分というプリズムを研磨できる。インスタントなやり方ではない。長い旅になる。 でもそうすると、味気ないと思っていた日常の別の景色が見えてくる。ふだん気づけてないけれど、人生は旅だ。 「わたしの読んだ本の呼び込み」する日常、楽しいじゃないか。 〈うまく伝わったなら、あり得べきもうひとつの未来が、読み手の心にも現れるだろう。たとえそれが、夢であり、うわごとであったとしても。 言葉の価値、文章を書く意味なんて、そこにしかない〉。
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