6年ぶりくらいに頁をめくった。ほんとうにやさしくて、たまらない気持ちになる　心が疲れているときほど、とっても沁みわたる　時折、傷口に消毒がしみるようにひりひりする　 わたしが見逃してるだけで、この世界はもっといろんな優しさで溢れているのかもしれない　そうであってほしいし、わたしも優しい人でありたい

4:34 水曜日の朝 おはよう。去年の秋、発売されてすぐに買って、すぐ読みはじめて、もう大好きだとわかって、だからゆっくり読んでて、読み終わりたくなくて、ゆっくり読んでて、いつの間にか読む手をとめてそのまま年を越したえまさんの本を再開した。よむたびに、わたしのバイブルでは…？となるくらいにほんとうに大好きで、ずっとこの本と生きていたい、いつも鞄に入れて持ち歩きたい、とたまらなくなる。好きすぎて後からサイン本も買ったのでうちに2冊ある。しんどくなったとき、すべてがいやになったとき、いつでもこの本のなかに飛びこめるなら、これからどんなことがあっても生きていけるかも、なんて思えたりするくらいには　宝物です。きらきらきらきら、ラメ工場だ、ここは。

14:57 やさしい休日 風のなかで読んだ　桜の花弁が散ってははらりとおちてくる　するすると読んだ　時折心のなかがぶわぁってあたたかくなるのを感じた　わたしは池波正太郎のエッセイが好き

“わたしの世界中が夕焼け、 ほんとに夕焼け色に染めてるんだよ” “ばかみたいだよね” ずっと大切にしてる本。おやすみ

5:08 4月の始まり おはよう。まだ序盤だけど、とてもすきな予感がしている…装丁かわいい　栞はカバーに合わせて青系のお花。

14:11 春はじまりの休日 買ったのは2年以上前。ずっと読めてなくて(ちょっと分厚いのでなかなか手を出せず…)最近はエッセイ本や日記本ばかり読んでいたので久しぶりにがっつり物語が読みたい、よし、いまだ❕と思って読み始めたんだけど、本当に良すぎる　まだ全部読めてないんだけど、滑らかな文体、本の中に登場するたくさんの文学、引用された言葉たち。登場人物たちの繊細な心の動きと強い意志。戦争によって変わっていく日常と図書館のあり方。 もう、とんでもなく良い　本当に… 本や図書館が好きな方に大声でおすすめしたい…この本を読んだ春、たぶん一生の宝物になる

12:35 雨の日曜日 気になってた喫茶店でゆっくり過ごす休日　窓の外、雨足が強まって傘をさしている人が行き交っている　雨の日の喫茶店、わたしはすきだなぁとか思いながらぼーっとしたり、文字を追ったり。昨日から読み始めた氷上旅日記はなんとなく現実離れしていてたまに頭が混乱するけど読みすすめるにつれてなんか感性というかこの本に対する姿勢というか向き合う心というか、そういうものが研ぎ澄まされていくのがわかってとても不思議な気持ちになる　わたし自身がこの本にどんどん適応していく感じがあってそれが良い

5:41 休日の朝 おはよう。大好きなヘッセの手紙の本、大切に読もうとして寧ろ全然開いてなかった　久しぶりにちょっと読んだらやっぱりとても好きだった そろそろ出勤の準備しないと…にとらわれることなく好きなことずっとできる休日の朝が好き

5:00 平日の朝 おはよう。いまメインで読んでるのは滞欧日記。ヨーロッパを旅する澁澤龍彦の日々が、簡素だけど心惹かれる文体で書かれてあって、とても落ちつく。写真はすべてモノクロだけど、どの写真も光と影のコントラストがはっきりしていて、その瞬間本当にはっきりしてたのか、モノクロだから余計にそうみえるのか、どうなんだろうと写真が出てくるたびに考えてしまう　あと澁澤龍彦が映ってる写真もあるけれど、どれも佇まいからしてめちゃくちゃ男前

4:59 雨の朝 おはよう。優しく雨の音が聞こえる夜明け前、昨夜書けなかった日記やノートを書いている　 日記…去年の夏前に買って、ここ数ヶ月はずっと読めてなくて、ほんとははやく読みたいのに開くタイミングを見失いつづけているな〜と、頭の片隅にいつだってふわふわ漂っている　カフカの日記の存在がわたしは好き

5:28 休日の朝 おはよう。去年から読んでる長電話をやっと昨夜よみおえた。好奇心が刺激されて前のめりになるようなお話ばっかりされていて楽しい本 いまは大切な手紙を書こうと思って書く内容をぼんやり考えながらうわの空で文字を追っている(よくない)