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Tomo
@tomotomo11
  • 2026年10月5日
    寝ながら学べる構造主義
    ある制度が「生成した瞬間の現場」、つまり歴史的な価値判断がまじり込んできて、それを汚す前の「なまの状態」のことを、のちにロラン・バルトは「零度」(degré zéro)と術語化しました。構造主義とは、ひとことで言えば、さまざまな人間的諸制度(言語、文学、神話、親族、無意識など)における「零度の探求」であると言うこともできるでしょう。(p.80)
  • 2026年9月29日
    寝ながら学べる構造主義
    言語活動とは「すでに分節されたもの」に名を与えるのではなく、満天の星を星座に分かつように、非定型的な星雲状の世界に切り分ける作業そのものなのです。ある観念があらかじめ存在し、それに名前がつくのではなく、名前がつくことで、ある観念が私たちの思考の中に存在するようになるのです。(p.67)(ソシュール)
  • 2026年9月28日
    寝ながら学べる構造主義
    マルクスは人間主体は、自分が何ものであるのかを、生産=労働関係のネットワークの中の「ふるまい」を通じて、事後的に知ることしかできないという知見を語りました。フロイトは、人間主体は「自分は何かを意識化したがっていない」という事実を意識化することができないという知見を語りました。(p.40)
  • 2026年9月25日
    寝ながら学べる構造主義
    自己同一性を確定した主体がまずあって、それが次々と他の人々と関係しつつ「自己実現する」のではありません。ネットワークの中に投げ込まれたものが、そこで「作り出した」意味や価値によって、おのれが誰であるかを回顧的に知る。主体性の起源は、主体の「存在」にではなく、主体の「行動」のうちにある。これが構造主義のいちばん根本にあり、すべての構造主義者に共有されている考え方です。(p.32)
  • 2026年9月24日
    寝ながら学べる構造主義
    構造主義というのは、ひとことで言ってしまえば、次のような考え方のことです。   私たちはつねにある時代、ある地域、ある社会集団に属しており、その条件が私たちのモノの見方、感じ方、考え方を基本的なところで決定している。だから、私たちは自分が思っているほど、自由にあるいは主体的にものを見ているわけではない。むしろ私たちは、ほとんどの場合、自分の属する社会集団が受け容れたものだけを選択的に「見させられ」「感じさせられ」「考えさせられている」。そして自分の属する社会集団が無意識的に排除してしまったものは、そもそも私たちの視界に入ることがなく、それゆえ、私たちの感受性に触れることも、私たちの思索の主題となることもない。   私たちは自分では判断や行動の「自律的な主体」であると信じているけれども、実は、その自由や自律性はかなり限定的なものである、という事実を徹底的に掘り下げたことが構造主義という方法の功績なのです。(p.25)
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