白外
@tyuuran
活字を読むのがあまり得意ではありません
基本的に近所の図書館から借りて読んでいます
- 1900年1月1日
ハツカネズミと人間スタインベック借りてきた読み終わった図書館で「とにかくさらっと読めそうな薄い本を借りよう」と思って、前情報何もなし、あらすじも読まずに借りてきた。 表紙は素朴で親しみのある可愛いイラストだったため、農夫二人の穏やかな生活の話かな?と思っていた。 だけど、読み始めるとだいぶ雲行きが怪しい。確かにハツカネズミと人間は出てきたけど、こんなに不安になる登場の仕方なんかあるだろうか。 おじいちゃんと老犬が出てきてほっこりした矢先、また雲行きが怪しくなる。そのうち、登場人物の掘り下げが始まる度、その人物のどうしようも無い諦観やその中でも捨てられない希望に親しみが湧くが、同時に「多分ろくな事にならないな」と嫌な予感ばかり湧いてくる。 なんでこんなのどかな表紙にしたんだ?と首を傾げながら、「こんなのどかな絵なのだから、最終的にはのどかになるのかもしれない」とか細い希望を持って読み進めた。 読了後、この表紙でよかった、と思った。 あらすじも読まなくてよかった、と思った。 人によってこの表紙に対して抱く感想は大きく異なるだろうが、私は「表紙詐欺では無かったな」と思った。 私がこの本の装丁を作るとしたら、おそらくもっと暗い雰囲気のものにすると思うけれど、私がこの本に抱いた感想はおそらくこの装丁でないと得られなかったと思う。
読み込み中...