意思決定においての捉え方、その背景などを詳細に記載されていて、とても参考になりました。 情報がAIの出現などにより、さらにアクセスしやすい世の中になるなかで、決定するという難易度が上がったように思います。 特に仕事においては、デスクサーチ的な情報、個々人の意見の集約も求められます。 そうしたなかでの、考えかたにフレームワークが豊富で、日々の仕事に落とし込めるような思考方法がいっぱいでした。

すぐに使いたくなるエッセンスがたくさん詰まった本でした。コンセプトの大切さを理解出来つつ、実際のコンセプト設計のフレームワークについて詳細に記載されており、実社会でのケーススタディも豊富なので、ストンと腹落ちするような感覚になります。 仕事においてもコンセプトが必要な場面があり、人を動かすために(説得するために)コンセプトは必要だったりするので、仕事で使えるところで使おうと思いました。 あとがきに記載されている内容含めて、正解は簡単にAIで見ることが出来る世の中になったことで、人の意思を動かせる仕事の価値が、今後向上するんだろうなと思いました。

今の自分にとって、とても良い本でした。 リーダーシップという概念を多角的に掘り下げながらも、本来の人間がどう生きるべきか？について、説かれているような読後感もあります。 管理職や会社経営されている方にもオススメですし、自分の人生を見返す時間が増えている方にもピッタリです。