『いま、会いにゆきます』などのベストセラーや映像化作品が多くある小説家で、発達障害（ASD・ADHD）の当事者の著者が日常をつづったエッセイです。 とても読みやすい文章だし、この人でなければあの愛と優しさと幻想的な雰囲気にあふれた小説は生み出せないなあ、と感じました。

犬について、犬と人の関係についての興味深い知識がたくさん載っていて、楽しく読めます。雑学としても面白いです。

改訂版を読み直しました。 聴覚障害のある「くらげ」さんと発達障害（ASD）を持つ彼女「あお」さんが同棲することになり、日常生活の中にあるあおさんの困り事が中心に描かれます。 あおさんの再就職についても取り上げていて、福祉を通して就職する過程もわかりやすいです。

改訂版を改めて読みました。 聴覚障害のある「くらげ」さんが、発達障害（ASD）を持つ彼女「あお」さんと接する中で発達障害のことを理解していくコミックエッセイです。 私の場合、このシリーズを読んで「自分もあおさんと似たところがある」と感じ、ASDの診断を受けるきっかけになりました。