ゆん_
@yun_6868
- 2025年12月31日
アルジャーノンに花束を新版ダニエル・キイス,小尾芙佐かつて読んだ忘備録。間違いなく名著。 最後ぶつかりあった人たちの幸福を願う純真な心が泣ける。パン屋の仲間もチャーリィを庇うところが。。そしてアルジャーノンを忘れないことも。 印象的なのは最後の記憶の喪失、抜け落ちていく過程、焦燥が死への歩と凄く似ていると感じた。心情的にも。中途半端に自身の欠落を意識できる段階が1番辛いよね。冷たく静かな喪失が。 評価4.5である理由はおそらく、元に戻ってしまったというやるせなさのため。もちろん家族のわだかまりの解消、論文の執筆、他の人の献身的態度など何かしら残すものはあっただろうが、感動という点ではもうひとつ欲しかったかも。いや、現作品でも物凄く胸に残ると思う!個人的な好みとしては何か本人に、白痴に戻った後で人間的な純真さや優しさが良くなったら感動ポイントが増えたのだと思う。実際元から良いので忘却した上で上がることは難しいのだろうが。 辛いな健気だなと感じたのは、手術の動機があたまがよくなればもっとともだちができる、みんなもっとすきになってくれる!っと思っていたところ。ここが本当に泣ける。下に書いたように、知性の獲得の動機が人間性に訴えてる所がいい。 reviewを見る限り、知らない方が幸せ、知性は不幸になるなどを見かけるが、決して作者はそうとは言ってない。たしかに人間力のない知性は暴力や苦しさを産むが、人間力のあるものについてはその限りでは無いと前説に書いてある。どちらもバランスよく育てることが大事であると。 知的障害のチャーリィゴードンが手術を受けてIQが68から185になるが、手術の副作用により急速な退行が生じ、戻ってしまう。 知能を獲得する中で新たに見えてくる真実があり、(境遇、正義、周囲、人生の意味、人とは。自分とは。家族。過去。未来などなど)絶望希望に振り回される。 勉強になった点。 ①知的障害者も並の頭脳になりたいと思っている。ちょうど赤ちゃんが腹を満たす方法は知らないが、飢えは感じるように。 ②認知症や死にゆく場面できつくあたってしまう理由 全盛期を少し覚えてるからこそ、知識や経験を忘れゆく自分にいらだつ。そんな情けない自分を見られる、ほっといてくれないで、疎ましく思ってないような嘘っぽい振る舞いで他人が世話をするから、それにも腹立たしく、そして感謝しなきゃいけないと分かってるのに、それに簡単に腹立つ自分にも腹立たしい。 ① 街の食堂で、知的障害者を持つ店員が皿を割って馬鹿にされていた場面 【食堂はしんと静まりかえった。私は自制心を失って騒ぎを演じた自分を呪った。少年のほうを見ないようにして、(中略)私たち二人を恥ずかしいと思った。まともな感情や分別をもっている人々が、生まれつき手足や眼の不自由な連中をからかったりはしない人々が、生まれつき知能の低い人間を平気で虐待するのはまことに奇妙である。自分が、ほんの少し前までーあの少年のようにー愚かしい道化を演じていたことを思うと、怒りがこみあげてくる。そうして私はほとんど忘れていた。 人々が私を笑いものにしていたことを知ったのはつい最近のことだ。それなのに、知らぬ間に私は私自身を笑っている連中の仲間に加わっていた。そのことが何よりも私を傷つけた。(中略)心もとなさそうに笑っているチャーリイを夢や記憶の中に見た。鈍い頭脳ながらも、自分が劣っていることは知っている。(中略)知的障害者ですら、並みの人のようになりたいと願っている。幼児はわが身を蓬う方法も、食べるべきものを知らなくとも、飢えは知っている。今日はよい日だった。】 ② ばかげていると考えていながら、そう思っていることをロに出さないからだとおもう。ごくあたりまえのことだというようなふりをしている。彼女はぼくをうまくあしらっている。あの箱を見たときおもいだした、(中略) 彼女がしていることはそれと同じで、ぼくにはそれががまんならない。彼女が寝室に行って泣いているので、悪いことをしたとおもい、悪かったとあやまった。ぼくは彼女みたいなよいひとにはふさわしくない。ずっと彼女を愛しつづけられるように、なぜ自分がおさえられないのか。ほんのそれくらいでも。 感動、 とーかおねがいですからはなしてください便所にいかなくてわならないといったけども彼わただわらているだけなのでぼくわどーしていいかもうわからない。それで泣きだした。はなしてくれ。はなしてくれ。そしてやてしまった。ぱんつに流れだしてひどいにおいがしてぼくわ泣いた。彼わようやくはなしてくれて吐きそおな顔をしてそれからこわがっているようにみえた。ちかてもいいおれわなにもするつもりじゃなかったんだチャーリィと彼わいった。 そのときジョウ・カープがやてきてクラウスのしゃつをつかんでこいつに手をだすな このうすぎたないやろーめさもないと首のほねをへしおてくれるぞといった。チャーリィわいいやつだからだれもむ責任にこいつをおどかしたりしないんだ。ぼくわはずかしいとおもて便所にかけこんでからだを洗って服をとりかえた。 ぼくがもどってくるとフランクがそこにいてジョウがあのことを話しているとそこえ ギンピイが入てきたのでギンピイにあのことを話すとクラウスを追いだせといった。ドナーさんにやつをくびにしろといいにいくといった。それでぼくわくびにしなくてもいいでしょう彼にわおくさんや子どもがいるから別の仕事をめつけなくてわならないといった。あんなことをいったけれども彼わぼくにしたことをすまないとおもているのです。 ぼくがぱん屋をくびにされて出ていかなくてわならなかたときとてもかなしかったのをおもいだす。クラウスにもう一度きかいをあたえてやてくれもうぼくに悪いことわしないとおもうといった。 あとでギンピィが悪い足をひきずてきてチャーリィもしだれかがおまえを困らせたり だましたりしたらおれかジョウかフランクをよべおれたちがかたをつけてやるからなといった。おまえにわともだちがいるってことをおぼいといてもらいたいなそれを忘れるなよといった。ありがとうギンピイとぼくわいった。それで気ぶんがなおった。 ともだちがいるのわいいものだな・・・・・ どうしてまたばかになてしまたかぼくがなにかわりいことをしたかわからない。きっとぼくがいしょけんめやらなかったからかもしれないだれかがぼくにまじないをかけたからかもしれない。でもうんといしょけんめにべんきょーすればもうちょとりこーになって言葉もみなわかるよおになるだろうな。
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